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強気な石油統計とハト派なFOMCを受けて上昇
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー)

2019年1月31日 第1475号

◆昨日のエネルギー市場総括


「強気な石油統計とハト派なFOMCを受けて上昇」

米石油統計は予想外の強気な内容。
米石油統計では原油在庫が+3.1MBD(先週+8.0MBD)と先週に続き大幅な在庫増加になる見込みだったが、実際には輸入の減少などで+0.9MBの在庫増加にとどまり、製品在庫も減少が確認されたことは需給のタイト化観測を強め、原油価格の上昇要因となった。

FRBはハト派に転じる。
FOMC声明では、漸進的な利上げ継続の文言を削除、パウエル議長はバランスシート縮小オペの見直しにまで言及し、明確にハト派に転じたことは金融面でインフレ資産価格の上昇圧力を強め、原油価格の上昇要因となった。

米ADP雇用統計は予想を大きく上回る。
そもそも米雇用環境は良好な状態が続いているが、雇用統計の前哨戦であるADP雇用統計は前月比+21.3万人(市場予想+18.1万人、前月+26.3万人)と改善、政府閉鎖の影響を乗り越えたことで足元の米経済が良好であることを確認、景気循環銘柄価格の上昇要因に。

◆今日のエネルギー市場見通し


「FRB金融政策方針転換と供給不安で上昇余地試す」

FRBの政策方針変更に伴う金融面のサポート。
昨日のFOMCでは漸進的な利上げの文言が削除され、さらに昨年のリスク資産価格下落の最大の要因の1つであるバランスシート調整も見直す可能性が示唆され、FOMCがハト派に転じたとみられたことは金融面でインフレ系リスク資産価格の上昇要因に。

米中貿易交渉進展期待の剥落(織り込み終了)。
米石油統計では原油在庫が+3.1MBD(先週+8.0MBD)と先週に続き大幅な在庫増加になる見込みだったが、実際には輸入の減少などで+0.9MBの在庫増加にとどまり、製品在庫も減少が確認されたことは需給のタイト化観測を強め、原油価格の上昇要因となった。

ベネズエラに対する制裁の影響。
米国はベネズエラに対する制裁を発動、これに伴い▲50万バレル程度の米国向け原油が減少することが予想され、供給面で原油価格の上昇要因に。ただし、OPECプラスの減産でこの不足分を補うゆとりがあり影響は限定されるものと予想。


昨日発表のニュース一覧(総合・エネルギー)/主要指標/セクター別パフォーマンス/CFTC投機筋ポジション/米原油石油製品在庫など、詳しい解説は「MRA商品レポート for MANAGEMENT」にてご確認いただけます。
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