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米中貿易交渉進捗期待とドル安進行で上昇
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル・週末版)

2019年2月18日 第1484号 週末版

◆昨日のベースメタル市場総括


「米中貿易交渉進捗期待とドル安進行で上昇」

米中貿易交渉の進展期待。
今回の閣僚会合では合意に至らなかったが、期限を延長してワシントンで協議が継続されると習近平国家主席が表明、何かしらの合意に至るのではないかとの期待が強まったことは景気循環系商品価格の上昇要因となった。

米ニューヨーク連銀指数は改善の見込み。
米GDP、ISM製造業指数の先行指標であるニューヨーク連銀指数は8.8(市場予想7.0、前月3.9)と新規受注の改善などを受けて市場予想を上回る改善となり、景気循環系商品価格の上昇要因となった。

LME指定倉庫在庫の減少傾向継続。
ヴァーレの尾鉱ダム事故の影響で供給懸念が強まる中、足元の需要減速がまだ明確になっておらず、一方でLME指定倉庫在庫の減少が継続(昨日はニッケル・錫の在庫が増加はしたが)していることは、非鉄金属価格の上昇要因に。

◆今日のベースメタル市場見通し


「米中交渉進捗期待とドル安進行供給懸念で堅調」

米中交渉進展期待を受けたリスクテイクの再開。
米中閣僚会合が開催されているが、足元の報道では何らかの進展がみられるのではと伝えられていることはリスク資産価格の上昇要因に(ただしライトハイザー通商代表は交渉内容に満足していないとされ、合意しないリスクも)。

ドル指数は調整圧力が強まる展開か。
米中貿易交渉の進捗期待でリスク選好回復のドル安が進行しやすい上、FOMCメンバーはハト派的な発言をし始めておりこの点もドル安を進行させやすいことはドル建て資産価格の上昇要因に(ただし米債務上限問題再燃で米国債デフォルト懸念も低くなく、下落余地は限定)。

供給途絶に伴う供給懸念。
ブラジル政府はヴァーレの鉄鉱石尾鉱ダムの事故を受けて環境面を注視した生産停止命令が出る可能性があることや、インドネシアのグラスブルグ鉱山の地下オペレーション移行などで供給側はややタイトであり、工業金属価格の下支え要因に。


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