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米中交渉楽観とLME在庫減少で堅調もテクニカルな売りが抑制
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年2月19日 第1485号

◆昨日のベースメタル市場総括


「米中交渉楽観とLME在庫減少で堅調もテクニカルな売りが抑制」

米中貿易交渉の進展期待。
今回の閣僚会合では合意に至らなかったが、期限を延長してワシントンで協議が継続されると習近平国家主席が表明、何かしらの合意に至るのではないかとの期待が強まっていることは景気循環系商品価格の上昇要因に。

LME指定倉庫在庫の減少傾向継続。
ヴァーレの尾鉱ダム事故の影響で供給懸念が強まる中、足元の需要減速がまだ明確になっておらず、一方でLME指定倉庫在庫の減少が継続(昨日はニッケル・錫の在庫が増加はしたが)していることは、非鉄金属価格の上昇要因に。

テクニカルな売り圧力の強まり。
足元、強弱材料が拮抗しており相場のドライバーは主にチャートに立脚する投機のテクニカルな取引動向であり、多くの金属で200日移動平均線が抵抗線として意識されており、上昇した金属は上値に、この水準に近接した金属にとっては売り材料となった。

◆今日のベースメタル市場見通し


「強弱材料混在でレンジワーク継続」

独景況感指数は悪化の見込み。
欧州の景気減速は継続しており、ドイツの日銀短観に該当するIFO景況感指数の先行指標であるZEW指数は現状指数が20.0(前月27.6)と減速、期待指数も▲13.6(▲15.0)マイナス圏を維持する見込みであり景気循環銘柄価格の下落要因に。

米中貿易交渉進捗期待を受けたリスクテイクの動き継続。
米中貿易交渉は場所をワシントンに変えて今週も継続する見込みであり、米中高官からも進捗がみられたとの発言が相次いでいることは何らかの合意があるとの期待を高め、景気循環銘柄価格の上昇要因に(ただし米中の溝は大きいとの指摘もあり本当に合意するかは微妙)。

供給途絶に伴う供給懸念。
ブラジル政府はヴァーレの鉄鉱石尾鉱ダムの事故を受けて環境面を注視した生産停止命令が出る可能性があることや、インドネシアのグラスブルグ鉱山の地下オペレーション移行などで供給側はややタイトであり、工業金属価格の下支え要因に。


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