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米中交渉の進捗期待と共有懸念で高値圏のもみ合い継続
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー・週末版)

2019年2月25日 第1488号 週末版

◆昨日のエネルギー市場総括


「米中交渉の進捗期待と共有懸念で高値圏のもみ合い継続」

米中貿易交渉の進捗期待。
報道ベースでは米中の交渉が継続、構造改革面に関して米中が6項目で覚書を締結、3月中に米中首脳会談がもたれるとの見方が広がり、ムニューシン財務長官は為替分野で合意したと発言するなど妥決期待が高まっていることはリスク資産価格の上昇要因に。

産油国の供給削減・減少観測。
サウジアラビアの追加減産の可能性を示唆する発言や、露ノバクエネルギー相の減産加速示唆、さらにベネズエラの減産やナイジェリアやリビアの内政混乱による供給途絶懸念が意識されていることは原油価格の上昇要因となった。

テクニカルな売り圧力。
チャート的にBrent、WTIとも100日移動平均線を上抜けており、この水準を固めるとさらに上昇しやすいが、同時に上髭も長くテクニカルな売り圧力が強まりやすい環境にあることは結果的に価格の上値を押さえることとなった。

◆今日のエネルギー市場見通し


「材料変わらず高値圏でのもみ合い継続」

米中貿易交渉進捗期待。
先週後半に開催された米中貿易交渉は、報道を見る限りでは一定の進捗がみられる見込みであり、景気循環銘柄価格の上昇要因に(しかし、この1ヵ月間、米中協議の進展を材料とした買いが続いていたためむしろ材料出尽くしで売り材料となる可能性も)。

産油国の供給削減・減少観測。
サウジアラビアの追加減産の可能性を示唆する発言や、露ノバクエネルギー相の減産加速示唆、さらにベネズエラの減産やナイジェリアやリビアの内政混乱による供給途絶懸念が意識されていることは原油価格の上昇要因となった。

テクニカルな売り圧力。
チャート的にBrent、WTIとも100日移動平均線を上抜けており、この水準を固めるとさらに上昇しやすいが、同時に上髭も長くテクニカルな売り圧力が強まりやすい環境にあることは結果的に価格の上値を押さえることとなった。


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