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米統計減速と米中協議難航観測で軟調もLME在庫減少が支え
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年3月29日 第1507号

◆昨日のベースメタル市場総括


「米統計減速と米中協議難航観測で軟調もLME在庫減少が支え」

米経済統計の減速による景気への懸念。
過去の指標であるが価格に対する説明力が高い米GDP改定は、前期比年率+2.2%(市場予想+2.3%、速報+2.6%)と下方修正、中古住宅販売仮契約件数も減速(前月比+4.3%→▲1.0%、前年比▲3.3%→▲5.0%)、米景気の先行きが懸念されたことは景気循環系商品価格の下落要因に。

米中貿易交渉再開も難航の見込み。
米中貿易交渉が再開され、なんらかの合意があるとの期待はあるものの、クドロー国家経済会議委員長が、「交渉は数週間、場合によると数ヵ月に及ぶ」と発言、そう簡単に合意に至らないとの見方が広がったことは最大消費国である中国の需要減速患側を強め価格の下落要因となった。

LME指定倉庫在庫の減少傾向は持続。
LME指定倉庫在庫は1月以降、アウトフローの増加が確認されており、銅、亜鉛、アルミなどの払い出しが継続、水準は低下している。倉庫保管場所の変更取引の可能性もあるが統計上の在庫水準は低下しており非鉄金属価格の上昇要因に。

◆今日のベースメタル市場見通し


「リスク回避の動きと米統計鈍化観測で軟調も在庫減が支え」

英議会のEU離脱案は否決の見込み。
本日、英下院でメイ首相がEUと合意したEU離脱案の採決が行われるが、可決する可能性は低い。この場合4月12日にハードブレグジットになるか、欧州議会選挙に参加し長期EU残留となるかの二者択一となる。今のところ強硬離脱の可能性が高いと見られ、リスク資産価格の下落要因に。

米新築住宅販売は減速の見込み。
米新築住宅販売は前月比+2.1%の62万戸(前月▲6.9%の60.7万戸)と改善見込みだが、足元発表されている米住宅関連統計は市場予想を下回るものが増えており予想外に減速する可能性が高いことは工業金属価格の下落要因に。

LME指定倉庫在庫の減少傾向は持続。
LME指定倉庫在庫は1月以降、アウトフローの増加が確認されており、銅、亜鉛、アルミなどの払い出しが継続、水準は低下している。倉庫保管場所の変更取引の可能性もあるが統計上の在庫水準は低下しており非鉄金属価格の上昇要因に。


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