CONTENTSコンテンツ

株下落によるリスク回避もドル安と独統計改善が支え
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー)

2019年3月26日 第1506号

◆昨日のエネルギー市場総括


「株下落によるリスク回避もドル安と独統計改善が支え」」

米長期金利低下を受けたドル安の進行。
独IFO景況感指数が予想外の改善となったこと、景況感の悪化から米長期金利が低下し、欧米金利差が縮小したことはドル安要因となり、ドル建て資産価格の上昇要因に。

独IFO景況感指数は予想外の改善。
ドイツの日銀短観であるIFO景況感指数は、期待指数が95.6(市場予想94.0、前月93.8)、現況指数が103.8(102.9、103.4)と予想外の改善となり、景況感が改善していることは景気循環銘柄価格の上昇要因となった。

株価急落によるリスク回避の動き。
欧米経済統計悪化を材料とした米国株安が世界に波及、世界的に株安となったことは市場参加者のリスク回避姿勢を強め、リスク資産価格の下落要因となった。

◆今日のエネルギー市場見通し


「米統計改善やドル安進行、供給懸念で堅調」

米消費者信頼感指数は改善の見込み。
米景気の先行きを示す重要な先行指標の1つである米コンファレンスボード消費者信頼感指数は132.5(前月131.4)と改善見込みであり、景気循環銘柄価格の上昇要因に。

米景気先行き懸念を背景とする米長期金利低下を受けたドル安。
独IFO景況感指数が予想外の改善となったこと、景況感の悪化から米長期金利が低下し、欧米金利差が縮小したことはドル安要因となり、ドル建て資産価格の上昇要因に。

OPECプラスの減産やベネズエラの情勢不安。
OPEC・OPECプラスは4月の会合開催を見送り、6月までの減産方針が確定していることは、原油供給懸念を通じて原油価格の上昇要因に。また米トランプ大統領がイスラエル寄りの政策方針を打ち出していることも供給懸念を強めている。


昨日発表のニュース一覧(総合・エネルギー)/主要指標/セクター別パフォーマンス/CFTC投機筋ポジション/米原油石油製品在庫など、詳しい解説は「MRA商品レポート for MANAGEMENT」にてご確認いただけます。
【MRA商品レポート for MANAGEMENT】について