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英秩序なき離脱回避期待とドル安で堅調
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年3月14日 第1501号

◆昨日のベースメタル市場総括


「英秩序なき離脱回避期待とドル安で堅調」

英議会秩序なきEU離脱回避で合意。
英議会は政府がEUと合意した案を否決したが、秩序なき離脱を回避することを可決(ただし僅差で可決)、欧州の混乱が終息するのではとの期待が高まったことはリスク資産価格の上昇要因となった。

英議会動向と米生産者物価指数の減速を受けたドル安進行。
英議会はEUからの秩序なき離脱回避で合意し、欧州通貨が上昇。米国時間に発表された生産者物価指数も予想比弱めでドル安が進行したことはドル建て資産価格の上昇要因となった。

米製造業コア資本財受注は改善。
米景気の先行きへの懸念が強まる中、ハード指標への注目度が高まっており、コア資本財受注は前月比+0.8%(市場予想+0.2%、前月▲1.0%)と予想を上回る改善となり工業金属需要の増加観測を通じて非鉄金属価格の上昇要因となった。

◆今日のベースメタル市場見通し


「中国統計減速とドル安、LME在庫減少でもみ合い」

中国の重要統計は減速の見込み。
工業金属需要に対する説明力の高い固定資産投資は前年比+6.1%(前期+5.9%)と改善見込みだが、フロー需要に対する説明力が高い鉱工業生産は前年比+5.6%(前月+6.2%)と大きく減速する見込みであり、景気循環銘柄価格の下落要因に。

英議会の離脱延期決議に関する動向。
英議会はEU離脱期限の延期の採決を行う予定。恐らく期限延長は問題なく採決されると考えられるが、その場合、ユーロ高・ドル安や、市場に安心感が広がりドル建てリスク資産価格の上昇要因に。

LME指定倉庫在庫の減少傾向は持続。
LME指定倉庫在庫は1月以降、アウトフローの増加が確認されており、銅、亜鉛、アルミなどの払い出しが継続、水準は低下している。倉庫保管場所の変更取引の可能性もあるが統計上の在庫水準は低下しており非鉄金属価格の上昇要因に。


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