リスクテイク継続とドル安進行、供給不安で堅調
- MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー)
2019年3月13日 第1500号
◆昨日のエネルギー市場総括
「リスクテイク継続とドル安進行、供給不安で堅調」
株価上昇に伴うリスクテイクの継続。
アジア時間は先週末の雇用統計を失業率の低下から然程悪いとは判断されず、住宅関連指標が改善したことで株高の流れとなった前日の流れを引き継ぎ、株高となったことは市場参加者のリスクテイク意欲を回復させ、リスク資産価格の上昇要因に。
米消費者物価指数減速を受けたドル指数は下落。
米消費者物価指数が発表され、コア指数が前年比+2.1%(前月+2.2%)と減速、米長期金利が低下して欧米の実質金利差が縮小したことはドル安圧力となり、ドル建て資産価格の上昇要因に。
OPECプラスの減産やベネズエラの情勢不安。
OPECプラスは今年の年末までの減産継続の意向を示し始めており、4月以降もサウジアラビアは合意以上の減産を進める意向を示し、ベネズエラの供給不安が高まっていることは原油価格の下支え要因に。
◆今日のエネルギー市場見通し
「強弱材料混在でもみ合い」
米石油統計は原油在庫増加の見込み。
米石油統計は原油在庫が+2.6MBの在庫増加が見込まれているが、朝方発表のAPI統計では+2.6MBの増加が確認されており原油需給緩和観測を強め原油価格の下落要因に。
米製造業コア資本財受注は改善の見込み。
アジア時間は先週末の雇用統計を失業率の低下から然程悪いとは判断されず、住宅関連指標が改善したことで株高の流れとなった前日の流れを引き継ぎ、株高となったことは市場参加者のリスクテイク意欲を回復させ、リスク資産価格の上昇要因に。
OPECプラスの減産やベネズエラの情勢不安。
OPECプラスは今年の年末までの減産継続の意向を示し始めており、4月以降もサウジアラビアは合意以上の減産を進める意向を示し、ベネズエラの供給不安が高まっていることは原油価格の下支え要因に。
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