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米中交渉への過剰な期待剥落と米統計悪化で下落
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー・週末版)

2019年7月1日 第1562号 週末版

◆昨日のエネルギー市場総括


「米中交渉への過剰な期待剥落と米統計悪化で下落」

米シカゴ購買部協会指数は閾値を下回る。
米ISM製造業指数、GDPの先行指標であるシカゴ購買部協会指数は49.7(市場予想53.5、前月54.2)と市場予想を下回り、閾値の50も下回ったことで米国の景気への懸念が強まったことは、景気循環銘柄価格の下押し要因に。

G20での米中協議は一転難航との見方。
一昨日の朝方の報道では米中が合意したとの中国側の報道機関の報道があったが、米国時間にはWSJが前回米中競技が決裂した要因である「中国側の新たな条件交渉」があると指摘しており、決裂の可能性も出てきたことはリスク資産価格の下落要因に。

OPECプラスは▲120万バレルの減産順守で合意との見方。
これまでは価格維持のために現状の減産水準を維持する、とみられていたが、ここにきて中東有事への懸念が高まっているため、当初見通しの減産枠順守(▲120万バレル)と、実質増産になる見込みが強まったことは原油価格の下落要因に。

◆今日のエネルギー市場見通し


「米中関係改善期待とマクロ経済統計鈍化でもみ合い」

米中交渉再開で合意を受けた買戻し。
米中首脳会談が開催され、ほぼ予想通りだが交渉を継続するということで合意、制裁も先送りされたことは景気への過剰な懸念を後退させ、景気循環系商品価格の上昇要因に。ただし制裁は継続しており価格の下押し材料であることには変わりがない。

ISM製造業指数は悪化の見込み。
米GDPの先行指標である米ISM製造業指数は51.0(前月52.1)と減速見込みで景気循環系商品価格の下落要因に。ただし、金曜日発表されたシカゴ購買部協会指数は49.7と閾値の50を下回り、ISM製造業指数も予想を下回る可能性。

OPEC会合では減産継続を確認か
サウジ、イラク、UAEは減産を延長することで合意しているようだが、ロシアを含めたOPECプラスで、▲120万バレルの規模を維持するのか、現在の減産幅(▲200万バレル程度)を維持するのか不透明。▲120万バレルになれば実質増産であり価格の下落要因に。


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