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欧米景況感の悪化で下落もドル安進行が支え
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル・週末版)

2019年6月24日 第1557号 週末版

◆昨日のベースメタル市場総括


「欧米景況感の悪化で下落もドル安進行が支え」

欧米製造業景況感指数は鈍化傾向を維持。
保護主義政策の拡大と、循環的な景気減速から欧州の景況感は悪化しており、ユーロ圏製造業PMIは47.8(市場予想48.0、前月47.7)、独製造業PMIは45.4(44.6、44.3)と閾値の50を下回り、米製造業PMIも50.1(50.5、50.5)と減速、景気循環銘柄価格の下落要因に。

米中古住宅販売は改善。
米国の金利低下が続いており、減速していた住宅市場の先行指標である中古住宅販売は前月比+2.5%の534万戸(市場予想+2.1%の530万戸、前月±0.0%の521万戸)と改善しており、建材需要の増加期待を高め、非鉄金属価格の上昇要因に。

米国の統計減速を受けた利下げ期待の高まり。
先週のフィラデルフィア連銀指数や、金曜日発表の米製造業PMIなどは軒並み悪化しており、米国の利下げの可能性は高いとみられるなかでドル安が進行したことは、ドル建て資産価格の上昇要因となった。

◆今日のベースメタル市場見通し


「米中交渉や利下げ期待で買戻しも景況感悪化が重」

利下げ期待の実質金利低下とドル安を受けた投機の買戻し。
この数ヵ月、投機筋の動向が非鉄金属価格に対する影響が高まっているが、つい先週まで記録的な売り越しとなっており、FOMC利下げ期待・中東有事懸念を受けた原油・期待インフレ率の上昇、それに伴う実質金利低下・ドル安が買戻しの切っ掛けとなっており価格の上昇要因に。

欧米統計の減速続く。
欧州の一部の統計には底打ち感がみられているが、最大消費国である中国の統計はさえないものが続いており、総じてマクロ経済の環境は良くなく、需要の減速観測が強まっていることは価格の下落要因に。

ペンス副大統領の中国に関する演説。
米国の対中国への強硬姿勢は、10月4日のペンス副大統領の演説以降より強硬なものになっている。ペンス副大統領≒共和党であり、議会のスタンスを図る上で重要な演説となる可能性。恐らく強硬姿勢は変わらず。


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