CONTENTSコンテンツ

実質金利低下を受けた投機買戻しで上昇
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年6月21日 第1556号

◆昨日のベースメタル市場総括


「実質金利低下を受けた投機買戻しで上昇」

米国の利下げ期待の高まり。
今回のFOMCは市場が期待していたほどハト派的な内容ではなかったが、FRBが利下げ方向に舵を切ったことが鮮明になったことは、名目金利の低下を受けた実質金利の低下でインフレ資産価格の上昇要因に。

米中対立緩和期待を受けた景気への過剰な悲観論後退。
G20での米中首脳会談実現の可能性が高まっていることは景気循環系商品価格の上昇要因。「話し合いを継続する」程度の話に留まるとみられるが、追加関税先送りの公算高まる。ただ、根本解決には時間で引き続き景気循環系商品価格には重石に。

ハト派的FOMCを受けた実質金利低下とドル安。
FOMCは市場が期待していたほどハト派的な内容ではなかったが、FRBが利下げ方向に舵を切ったことが鮮明になったことは、名目金利の低下を受けた実質金利の低下とドル安を促し、非鉄金属価格の上昇要因に。

◆今日のベースメタル市場見通し


「投機買戻しで上昇も、統計減速が重石」

利下げ期待の実質金利低下とドル安を受けた投機の買戻し。
この数ヵ月、投機筋の動向が非鉄金属価格に対する影響が高まっているが、つい先週まで記録的な売り越しとなっており、FOMC利下げ期待・中東有事懸念を受けた原油・期待インフレ率の上昇、それに伴う実質金利低下・ドル安が買戻しの切っ掛けとなっており価格の上昇要因に。

欧州製造業景況感指数は減速の見込み。
保護主義政策の拡大と、循環的な景気減速から欧州の景況感は悪化しており、本日のユーロ圏製造業PMI(市場予想48.0、前月47.7)、独製造業PMI(44.6、44.3)と低水準を維持する見込みであり、景気循環銘柄価格の下落要因に。

米中古住宅販売は改善の見込み。
米国の金利低下が続いており、減速していた住宅市場の先行指標である中古住宅販売は前月比+2.1%の530万戸(前月▲0.4%の519万戸)と改善見込みであり、建材需要の増加期待を高め、非鉄金属価格の上昇要因に。


昨日発表のニュース一覧(総合・メタル)/主要指標/セクター別パフォーマンス/CFTC投機筋ポジション/LME在庫/上海在庫など、詳しい解説は「MRA商品レポート for MANAGEMENT」にてご確認いただけます。
【MRA商品レポート for MANAGEMENT】について