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海峡危機と米利下げ観測で上昇も統計減速が重石
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー・週末版)

2019年6月17日 第1553号 週末版

◆昨日のエネルギー市場総括


「海峡危機と米利下げ観測で上昇も統計減速が重石」

ホルムズ海峡でのタンカー攻撃。
ホルムズ海峡を航行してたが日本船舶が攻撃を受け、米国・サウジアラビアはイランの仕業と断定、イランはこれに反発。どちらが正しいかは全く不明であるが同海峡を航行するタンカー攻撃は増えており、供給懸念が意識されていることは価格の上昇要因に。

米国の利下げ期待の高まり。
米統計の減速を受けて、市場は利下げを織り込んでおり金曜日も株価の下落を受けて長期金利が低下、週明けのFOMCでハト派的な発言が出るとの期待が高まっていることはリスク資産価格の上昇要因に。

中国の重要統計は減速。
中国の工業生産は+5.0%(市場予想+6.1%、前月+5.4%)、年初来も+6.0%(+6.1%、+6.2%)、固定資産投資も年初来累計で前年比+5.6%(+6.1%、1-4月期+6.1%)と大幅に減速、公的部門+7.2%(+7.8%)、民間部門+5.3%(+5.5%)共に減速しており、景気循環銘柄価格の下落要因に。

◆今日のエネルギー市場見通し


「海峡危機と利下げ期待で上昇も景気先行き懸念が重石」

ホルムズ海峡周辺の緊張感高まる。
ホルムズ海峡でのタンカー攻撃が頻発しており、供給への懸念が強まっていることは原油価格の上昇要因に。ただし、イランが関与した証拠はなく、アルカイダなどの別組織の可能性もあり、イラン・米国の軍事衝突につながるかどうかは不透明。

米中対立継続を受けた景気への懸念。
トランプ大統領は、「中国が一度行為した条件に戻らなければ、会談は行わない」と発言したことを受けて今月のG20での米中首脳会談が行われない、との見方が強まっていることは、リスク資産価格の下落要因に。

景気減速を背景とする米国の利下げ期待。
米国の経済統計には弱さがみられる上、トランプ政権の要職にある人物並びにトランプ大統領自身が、FRBに対して利下げを要求しており、緩和期待が高まっていることは金融面でインフレ資産価格の下支え要因に。


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