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米利下げ期待を受けた株高で買戻し
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー)

2019年6月5日 第1545号

◆昨日のエネルギー市場総括


「米利下げ期待を受けた株高で買戻し」

パウエル発言を受けた利下げ期待。
パウエル議長の講演では新味はないとみられたが、利下げを否定する発言が出なかったためむしろ肯定的にとらえられ、広くインフレ資産価格の上昇要因となった。

米国の通商交渉は難航。
米国と中国の通商戦争はレアアースの禁輸が視野に入るなど、長期化の様相を呈してきているが、これに加えて一旦和解したはずのメキシコに対しても制裁強化が決定され、景気への懸念が強まっていることは、景気循環銘柄価格の下落要因に。

サウジアラビアは減産を示唆。
今回のOPEC総会では減産の緩和が見込まれていたが、景気が強く意識されて大幅な価格下落が起きる中ではむしろ減産(規模維持ないしは拡大)が意識される。その中でサウジファリハ資源相が減産を示唆したことは、価格の下支え要因となった。

◆今日のエネルギー市場見通し


「米金融緩和期待で買戻しも上値重い」

米石油在庫は予想外の増加となる可能性。
米石油統計は原油在庫が▲1.6MBの減少が見込まれているが、朝方発表のAPI統計では+3.6MBの在庫増加が確認されており、予想外の原油在庫増加となる可能性があることは原油価格の下落要因に。

米国の利下げ期待を織り込んだリスクテイクの動き。
パウエル議長の講演では新味はないとみられたが、利下げを否定する発言が出なかったためむしろ肯定的にとらえられ、広くインフレ資産価格の上昇要因となった。

OPEC総会で減産強化が議論される可能性。
今のところ米国の要請や、基本的に増産を行いたいロシアの意向を受けて今回のOPEC総会では「減産幅の順守」による実質増産が行われるとみているが、足元の価格下落を受けて現在の減産幅を維持する方針に舵が切られる可能性もあり価格の下支え要因に。


昨日発表のニュース一覧(総合・エネルギー)/主要指標/セクター別パフォーマンス/CFTC投機筋ポジション/米原油石油製品在庫など、詳しい解説は「MRA商品レポート for MANAGEMENT」にてご確認いただけます。
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