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米統計悪化と通商戦争拡大懸念で軟調も、ドル安が支え
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年6月4日 第1544号

◆昨日のベースメタル市場総括


「米統計悪化と通商戦争拡大懸念で軟調も、ドル安が支え」

米ISM製造業指数は予想外の悪化。
ISM製造業指数は53.0(前月52.8)へ改善が見込まれていたが、実際は52.1と市場予想、前月とも下回っており景気への懸念が強まっていることは景気循環銘柄価格の下落要因に。

米国の通商交渉の激化。
米国と中国の通商戦争はレアアースの禁輸が視野に入るなど、長期化の様相を呈してきているが、これに加えて一旦和解したはずのメキシコに対しても制裁強化が決定され、景気への懸念が強まっていることは、景気循環銘柄価格の下落要因に。

米経済統計悪化によるドル安進行。
米経済統計に弱いものが目立ち、株安の進行などを背景に長期金利が低下、欧米金利差縮小でドル安が進んだことは、ドル建て資産価格の下支え要因となった。

◆今日のベースメタル市場見通し


「景気への懸念から軟調も利下げ観測や投機買戻しで底堅い」

FOMCメンバーは利下げについて言及あるか。
新味のある発言が出るとは思わないが、ここにきて急速に景気への懸念が強まっているため、意思決定において重要なFRBパウエル議長、NY連銀総裁の講演には注目。利下げの可能性について言及があれば実質金利低下を通じてインフレ資産価格の上昇要因に。

米中通商戦争拡大の懸念。
米国と中国の通商戦争はレアアースの禁輸が視野に入るなど、長期化の様相を呈してきているが、これに加えて一旦和解したはずのメキシコに対しても制裁強化が決定され、景気への懸念が強まっていることは、景気循環銘柄価格の下落要因に。

投機筋の買戻しの可能性。
米中貿易戦争を受けた景気の先行き懸念から、投機筋の非鉄金属のポジションは概ねネット売り越しとなっており、米中交渉やLME在庫減少などをきっかけに買戻しが入りやすい地合いにあることは、非鉄金属価格の上昇要因に。


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