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米中統計改善も、ドル高の急速な進行が重石に
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年4月2日 第1508号

◆昨日のベースメタル市場総括


「米中統計改善も、ドル高の急速な進行が重石に」

米長期金利上昇を受けたドル高の進行。
米経済統計が改善したことをうけて株価が上昇、同時に長期金利が上昇したことで欧米金利差が拡大、英国のEU離脱を巡る投票への懸念もあってドル高が進行したことは、ドル建て資産価格の下落要因に。

中国製造業PMIは予想外の改善。
減速が懸念されていた中国製造業PMIは好不況の閾値である50を下回っていたが、年初からの金融緩和やシャドーバンキング規制の緩和の効果から50を回復、景気への懸念が後退したことは景気循環銘柄価格の上昇要因となった。

米ISM製造業指数は予想外の改善。
米GDPの先行指標のISM製造業指数は55.3(市場予想54.5、前月54.2)と市場予想・前月とも上回り景気の先行き懸念が後退したことは景気循環銘柄価格の上昇要因となった。

◆今日のベースメタル市場見通し


「景気への楽観あるもドル高進行や英国の混乱を受けてもみ合い」

世界景気への過剰な悲観論後退。
週末の中国製造業PMIや昨日の米ISM製造業指数の改善を受けてこれまでの過剰な景気への懸念が後退(というよりは経済対策や金融緩和方針を受けた景気減速の後倒し)したことは、景気循環銘柄価格の上昇要因に。

英国のEU離脱は無秩序なものになる可能性。
昨日英国は議員の動向を探るための拘束力のない投票「プランB」の採決を行ったが4つの安全てが否決され、12日の無秩序な離脱の可能性が高まったと判断されたことはリスク回避の動きとそれに伴うドル高を進行させ、ドル建てリスク資産価格の下落要因に。

米コア資本財受注は減速の見込み。
米国製造業設備投資の先行指標であるコア資本財受注は前月比+0.1%(前月+0.8%)と伸びが減速する見込みであり、工業金属需要減速観測を強め、非鉄金属価格の下落要因に。


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