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景気見通し下方修正と協調減産終了観測で軟調
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー)

2019年4月10日 第1514号

◆昨日のエネルギー市場総括


「景気見通し下方修正と協調減産終了観測で軟調」

IMF経済見通しは予想通り下方修正。
IMFは米国の保護主義政策や中国との貿易摩擦の影響で世界経済見通しを前回調査比▲0.2%の3.3%とし、さらに保護主義の拡大や英国のEU離脱問題などのリスクは下向きであり原油を始めとする景気循環銘柄価格の下落要因に。

ロシアOPECとの先々の協調減産に否定的な発言。
ロシアプーチン大統領はOPECとの協調減産を続ける意向を示したものの、「制御不能な原油価格上昇を容認しない。ロシアは現在の価格水準に満足している」と先々の減産協力に否定的な見方を示したことは、原油価格の下落要因に。

投機筋のテクニカルな売り。
昨年秋以降に下回っていた200日移動平均線のレジスタンスを、WTI・Brentとも上抜けしたが、10日のEU首脳会談やイスラエルの選挙などのイベントを控え、一旦利食い売りで下値を固める動きが出やすいことは価格の下落要因に。

◆今日のエネルギー市場見通し


「米石油製品在庫減少とブレグジット期限延期、供給懸念で堅調」

米原油在庫は減少も製品在庫は大幅減少の見込み。
米石油統計は、原油在庫が+2.4MBと増加見込みであるが、石油製品在庫の減少(ガソリン▲2.1MB、ディスティレート▲1.2MB)が見込まれており製品需給のタイト化がエネルギー価格を押し上げる見込み(API統計では原油在庫の増加と製品在庫の大幅減少が確認されている)。

英国・EUは離脱期限の延長で合意との見方。
IMFは米国の保護主義政策や中国との貿易摩擦の影響で世界経済見通しを前回調査比▲0.2%の3.3%とし、さらに保護主義の拡大や英国のEU離脱問題などのリスクは下向きであり原油を始めとする景気循環銘柄価格の下落要因に。

産油国の政情不安に伴う供給減少と協調減産の影響。
WTI・Brentとも昨年秋以降に下回った200日移動平均線を上回ったが、明日のEU首脳会議を控えて一旦ポジション調整の売り圧力が高まる可能性が高く、テクニカルな売り材料に。


昨日発表のニュース一覧(総合・エネルギー)/主要指標/セクター別パフォーマンス/CFTC投機筋ポジション/米原油石油製品在庫など、詳しい解説は「MRA商品レポート for MANAGEMENT」にてご確認いただけます。
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