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LME休場で小動き
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年4月23日 第1521号

◆昨日のベースメタル市場総括


「LME休場で小動き」

米住宅関連指標は再び減速。
米中古住宅販売仮契約件数は前月比▲4.9%の521万戸(市場予想▲3.8%の530万戸、前月+11.2%の548万戸)と減速、米国の景気先行きへの懸念が強まったことは景気循環系商品価格の下落要因に。

米長期金利上昇を受けた実質金利の上昇。
米国の長期金利が上昇し、原油高にも関わらわず実質金利が上昇したことは、インフレ資産価格の下落要因に。

資源国通貨高を受けたドル指数の下落。
原油価格が上昇する中、資源国通貨が物色される中ドル指数が下落、ドル建て資産価格の下落要因に。

◆今日のベースメタル市場見通し


「統計減速で軟調も、LME在庫減少や株価動向を受けて底堅い」

米新築住宅販売は減速の見込み。
米新築住宅販売は前月比▲2.7%の64.9万戸(前月+4.9%の66.7万戸)と減速見込みであり、景気循環銘柄価格の下落要因に。

株価動向を受けたリスク選好の回復。
米企業の比較的良好な決算を受けて株価は堅調に推移しており、市場参加者のリスクテイク意欲が回復していることはリスク資産価格の上昇要因に。

LME指定倉庫在庫の減少傾向は持続。
LME指定倉庫在庫の減少は継続しており、統計上、LME非鉄金属の需給がタイト化していると見られていることは、非鉄金属価格の上昇要因に(ただし、LMEの指定倉庫在庫ルール変更によるものである可能性もあるため影響は限定)。


昨日発表のニュース一覧(総合・メタル)/主要指標/セクター別パフォーマンス/CFTC投機筋ポジション/LME在庫/上海在庫など、詳しい解説は「MRA商品レポート for MANAGEMENT」にてご確認いただけます。
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