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中国統計悪化と通商問題懸念で下落もドル安が支え
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル・週末版)

2019年6月3日 第1543号 週末版

◆昨日のベースメタル市場総括


「中国統計悪化と通商問題懸念で下落もドル安が支え」

中国製造業PMIは市場予想を上回る減速。
米中通商戦争の影響で中国の景況感が悪化しており、製造業PMIは49.4(市場予想49.9、前月50.1)と市場予想を上回る減速となり、景気循環銘柄価格の下落要因に。

米政権メキシコに対する追加関税を決定。
米トランプ大統領は、移民問題に対応していないとしてメキシコに対して5%の関税引き上げを決定、毎月5%ずつ引き上げ25%にすると報じられたことは世界景気の減速懸念を強め、景気循環銘柄価格の下落要因に。

米経済統計悪化によるドル安進行。
米経済統計に弱いものが目立ち、株安の進行などを背景に長期金利が低下、欧米金利差縮小でドル安が進んだことは、ドル建て資産価格の下支え要因となった。

◆今日のベースメタル市場見通し


「通商戦争拡大懸念と統計悪化で軟調も投機の買戻しが支え」

米中通商戦争拡大の懸念。
米国と中国の通商戦争はレアアースの禁輸が視野に入るなど、長期化の様相を呈してきているが、これに加えて一旦和解したはずのメキシコに対しても制裁強化が決定され。

米ISM製造業指数は改善の見込み。
米国発の通商戦争が拡大しているが、今のところまだ米国企業の毎度は顕著に悪化しておらず、むしろ月曜日発表のISM製造業指数は53.0(前月52.8)と改善見込みであり、景気循環銘柄価格の上昇要因に。

投機筋の買戻しの可能性。
米中貿易戦争を受けた景気の先行き懸念から、投機筋の非鉄金属のポジションは概ねネット売り越しとなっており、米中交渉やLME在庫減少などをきっかけに買戻しが入りやすい地合いにあることは、非鉄金属価格の上昇要因に。


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