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ドル高の進行や米中懸念の高まりで軟調
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年5月29日 第1540号

◆昨日のベースメタル市場総括


「ドル高の進行や米中懸念の高まりで軟調」

欧州議会選の結果を受けたドル高の進行。。
欧州議会選は懸念されたほど極右政党や反EU勢力が議席を伸ばしたわけではないものの、より急進的なリベラル派が台頭、EU情勢が不安定化するとの見方が強まっていることは、リスク回避のドル高を進行させ、ドル建て資産価格の下落要因に。

米中関係の悪化を受けたリスク回避の動き。
米中通商交渉がとん挫し、米国が中国企業に個別に制裁を加える方針を示しており、中国もこうした米国の制裁に対して一歩も引かない構えを見せていることは両国の景気減速懸念を強め、景気循環銘柄価格の下落要因に。

米消費者信頼感指数は予想外の改善。
米景気に対する説明力の高い消費者信頼感指数は134.1(市場予想130.0、前月129.2)、現況指数が175.2(169.0)、期待指数が106.6(102.7)と予想外の改善となり景気循環銘柄価格の上昇要因となった。

◆今日のベースメタル市場見通し


「材料変わらず、現状レベルでもみ合い」

米中関係の悪化を受けたリスク回避の動き。
米中通商交渉がとん挫し、米国が中国企業に個別に制裁を加える方針を示しており、中国もこうした米国の制裁に対して一歩も引かない構えを見せていることは両国の景気減速懸念を強め、景気循環銘柄価格の下落要因に。

欧州議会選の結果を受けたドル高の進行。
欧州議会選は懸念されたほど極右政党や反EU勢力が議席を伸ばしたわけではないものの、より急進的なリベラル派が台頭、EU情勢が不安定化するとの見方が強まっていることは、リスク回避のドル高を進行させ、ドル建て資産価格の下落要因に。

LME指定倉庫在庫の減少は継続。
景気減速懸念が強まっているが、LME指定倉庫在庫の減少傾向は持続しており、非鉄金属価格の下支え要因に。


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