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米国の制裁猶予で買戻しも米統計悪化で高安まちまち
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年5月22日 第1535号

◆昨日のベースメタル市場総括


「米国の制裁猶予で買戻しも米統計悪化で高安まちまち」

米国、華為技術に対する制裁に猶予。
米中貿易交渉が激化、華為技術を含む中国企業に対する制裁も強化されたが、実行が一時的に延期されたことで若干安心感が広がり、リスク資産価格の上昇要因となった。

米中古住宅販売は予想外の悪化。
米中古住宅販売は前月比+2.7%の535万戸(前月▲4.9%の521万戸)と増加見通しだったが実際は▲0.4%の519万戸と減少、建材需要の減少観測が強まったことは非鉄金属価格の下落要因に。

リスク回避と実質金利上昇を受けたドル高の進行。
メイ首相が2回目の国民投票を提案したことで一時ドルは下落したが、中東情勢の悪化や米中協議難航などを受けたリスク回避姿勢の強まりでドル高基調は継続、ドル建て資産価格の下落要因となった。

◆今日のベースメタル市場見通し


「米中交渉悪化懸念とドル高で軟調」

米中貿易戦争は長期化するとの見方。
G20で何らかの合意に至るとの期待はあるものの、中国が米国との交渉継続に否定的な発言をしていることや、華為技術に対する大規模な制裁発動など、両国が簡単に歩み寄れる状況にないことは交渉の長期化観測を強め景気循環銘柄価格の下落要因に。

米中緊張や中東情勢不安を受けたリスク回避のドル高。
米中交渉は難航し、中東では(実際に開戦にはならないと思うが)開戦の可能性が意識され始めていることは、リスク回避のドル需要を喚起し、ドル高が進行することはドル建て資産価格の下落要因に。

投機筋の買戻しの可能性。
米中貿易戦争を受けた景気の先行き懸念から、投機筋の非鉄金属のポジションは概ねネット売り越しとなっており、米中交渉やLME在庫減少などをきっかけに買戻しが入りやすい地合いにあることは、非鉄金属価格の上昇要因に。


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