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米中協議難航とドル高進行で軟調
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年5月21日 第1534号

◆昨日のベースメタル市場総括


「米中協議難航とドル高進行で軟調」

米中関係悪化を受けた景気への懸念。
米中交渉は暗礁に乗り上げているが、米政府は華為技術との取引を禁じるなど、具体的に企業レベルまで制裁が拡大していることは両国の交渉が長期化し、景気が悪化するとみられていることは景気循環銘柄価格の下落要因に。

リスク回避と実質金利上昇を受けたドル高の進行。
中東情勢の悪化や米中協議難航などを受けたリスク回避と、原油価格の下落を受けた期待インフレ率の低下・実質金利上昇はドル高を誘発、ドル建て資産価格の下落要因となった。

LME指定倉庫在庫の減少は継続。
米中交渉の難航を受けて景況感は悪化しているものの、LMEの指定倉庫在庫の減少は継続しており、統計上の需給がタイトと見られていることは、非鉄金属価格の上昇要因に。

◆今日のベースメタル市場見通し


「米中交渉難航とドル高で軟調も米統計改善が支え」

米中貿易戦争は長期化するとの見方。
G20で何らかの合意に至るとの期待はあるものの、中国が米国との交渉継続に否定的な発言をしていることや、華為技術に対する大規模な制裁発動など、両国が簡単に歩み寄れる状況にないことは交渉の長期化観測を強め景気循環銘柄価格の下落要因に。

米中緊張や中東情勢不安を受けたリスク回避のドル高。
米国の中古住宅販売件数(市場予想前月比+2.7%の535万戸、前月▲4.9%の521万戸)は改善が予想されており、建材需要の増加観測を通じて非鉄金属価格の上昇要因に。

米中緊張や中東情勢不安を受けたリスク回避のドル高。
米中交渉は難航し、中東では(実際に開戦にはならないと思うが)開戦の可能性が意識され始めていることは、リスク回避のドル需要を喚起し、ドル高が進行することはドル建て資産価格の下落要因に。


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