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米統計改善とドル高進行で上昇後下落
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2019年5月17日 第1532号

◆昨日のベースメタル市場総括


「米統計改善とドル高進行で上昇後下落」

フィラデルフィア連銀指数大幅に改善。
米ISM製造業指数、GDPの先行指標であるフィラデルフィア連銀指数は16.6(市場予想9.0、前月8.5)と市場予想・前月とも大幅に上回る改善となり、景気循環銘柄価格の上昇要因に。

LMEの指定倉庫在庫減少継続。
LMEの指定倉庫在庫のルールが見直されていることも影響しているとみられるが、LMEの指定倉庫在庫の減少が継続することは統計上の需給タイト化を示唆しており、LME非鉄金属価格の上昇要因に。

米経済統計改善を受けたドル高進行。
地政学的リスクや米中戦争への懸念から逃避通貨としてドルが物色されやすい一方、米経済統計の改善で米欧金利差が拡大したことはドル高を加速させ、ドル建て資産価格の下押し要因となった。

◆今日のベースメタル市場見通し


「米中交渉難航観測と投機の買戻しでもみ合い」

米中貿易戦争は長期化するとの見方。
G20で何らかの合意に至るとの期待は根強いものの、昨日、華為技術に対する大規模な制裁発動を米政府は決定、両国が簡単に歩み寄れる状況にないことは交渉の長期化観測を強め景気循環銘柄価格の下落要因に。

中国経済統計減速を受けた同国の需要減速観測。
中国のフロー需要の指標である工業生産は年初来+6.2%(市場予想+6.5%、前月+6.5%)、単月+5.4%(+6.5%、+8.5%)、ストック需要の指標である固定資産投資も+6.1%(+6.4%、+6.3%)と減速、同国の景気減速観測を強め非鉄金属価格の下落要因に。

投機筋の買戻しの可能性。
米中貿易戦争を受けた景気の先行き懸念から、投機筋の非鉄金属のポジションは概ねネット売り越しとなっており、米中交渉やLME在庫減少などをきっかけに買戻しが入りやすい地合いにあることは、非鉄金属価格の上昇要因に。


昨日発表のニュース一覧(総合・メタル)/主要指標/セクター別パフォーマンス/CFTC投機筋ポジション/LME在庫/上海在庫など、詳しい解説は「MRA商品レポート for MANAGEMENT」にてご確認いただけます。
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