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米統計改善を受けた楽観で総じて堅調
  • MRA商品市場レポート for PRO

2019年5月17日 第1532号 商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「米統計改善を受けた楽観で総じて堅調」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品価格は総じて堅調な推移となった。米経済統計が市場予想を上回る改善となったことで、米景気への懸念が後退したことが買い材料となった。

一方でドル高が進行したことが重石となり、上値を抑えた。

【本日の価格見通し総括】

米中貿易戦争の先行き不透明感は根強いものの、米統計の改善や、いまだに根強く残るG20での米中合意への期待が買戻しを誘発することから、総じて底堅い推移になると予想。

【昨日の世界経済・市場動向のトピックス】

米国は華為技術に対する制裁を強化、同社に対する製品供給を実質的に禁じる制裁に踏み切った。華為技術の調達総額(年670億ドル)の3割が米国からのものであり、同社の生産と景況感に対する悪影響は避けられない状況。

この措置は、米中通商協議で中国側が「応じる」としてきた合意について、「この程度取り下げても、米国も関税で困っているから合意を取り下げることはないだろう」と、交渉での合意を一方的に破棄したことに対する報復である。

あまりはっきりとは言われていないが、核兵器を有する国同士、武力衝突を避けなければならない中、武器を使わないで行われている戦争であるため、戦いを仕掛けた米国が明確な果実を得るまでこの争いは続くことが予想される。

G20で何らかの合意がある、というのは経済面で両国が苦しい状況にあることを受けた、希望的観測、と整理しておいたほうが良いかもしれない。

現状、経済統計などを見る限り、追い詰められているのは中国である。

一昨日発表された工業生産は前年比+5.4%(市場予想+6.5%、+8.5%)と減速、固定資産投資も+6.1%(+6.4%、+6.3%)と伸びが鈍化した。特に、固定資産のうち、公的セクターの投資は+7.8%(+6.7%)と加速したが、よりシェアの大きな民間部門は+5.5%(+6.4%)と失速している。

中国の経済対策による景気下支えは、米制裁による生産拠点の移転や、財政上の負担が重くなっていることからその効果が小さくなってきているようだ。

米国に対する報復として米国債の売却を中国が検討している、との報道もあるが、仮に米国債が下落すると最大保有国である中国にも損失が発生するため、売却の加速はあまり想定できない。

【景気循環銘柄共通の価格変動要因整理】

(マクロ要因)

・各国のPMI・ISMなどのマインド系指標再びの減速(価格下落要因)。

・世界景気の減速観測。IMFは2019年の経済見通しを引き下げ(+3.5%→+3.3%)ており、先行きの見通しのリスクも下向き。

・FRBの利下げの可能性が再び高まる(ただし前回のFOMCでは否定している。インフレ系資産価格の上昇要因)。

・景気減速を受けた、各国政府・中銀の財政政策・金融緩和は価格の上昇要因(Q119の中国GDPは前年比+6.4%、前期+6.4%と市場予想の+6.3%を上回りやや減速懸念が後退)。

・景気減速下での原油価格高騰は、消費国から生産国への所得移転を通じて景気の下押し要因に。また、リスク回避のドル高進行も価格上昇を抑制。

・2020年からインドが人口ボーナス期入りすることによる、構造的な需要の増加は中長期的な価格の上昇要因。

(特殊要因)

・米政権は対中関税引き上げを表明、中国もこれに対する報復を決定(下落要因)。

・欧州の政治混乱(伊仏の対立、ポピュリズムの台頭、トルコと欧州の関係悪化、トルコの景気後退など)によるリスク回避の動きの強まり(下落要因)。

・中東情勢の悪化を受けた域内景気の混乱と、それを受けた欧州景気への悪影響拡大(下落要因)

・英国のEU離脱が無秩序なものになるリスク。とりあえず5月末、10月末を期限として問題先送り(下落要因)。

・中国地方政府・中堅中小企業の財政状況悪化に伴う景気減速(下落要因)。

(投機・投資要因)

・長期金利の低下による米長短金利の逆転が株安を誘発、リスク回避のリスク資産売り圧力が強まる場合。

◆昨日の商品市場(個別)の総括


---≪エネルギー≫---

【原油市場動向総括】

原油価格は上昇した。フーシ派のドローン攻撃に対する報復で、サウジアラビアがイエメンを空爆、域内情勢が不安定化するとの見方が強まったことが供給懸念を通じて価格を押し上げた。

また、米経済統計が予想を上回る改善となったことで、景気への楽観が広がったことも材料。

【原油価格見通し】

原油価格は高値圏を維持する展開を予想。

米国が中東に打撃・空爆戦力派遣を決定、イランも核開発の一部再開を通知するなど、域内情勢が不安定化するとの見方が強まる一方、イランに対する制裁があっても輸入国とも国内の製油所の能力などから直ちに禁輸を行えるわけではないこと、仮に完全に減産が行われても、数字の上では供給は足りること、ロシアが減産を順守していないことといった供給面の不安が後退していることに加え、各国PMI、米ISM製製造業指数の減速といった下落要因が意識されるため。

ただし、イランに対する制裁が行われる以上、イランの報復懸念に伴うホルムズ海峡封鎖の可能性や、イスラエルに対する米国の過剰な肩入れが域内の供給不安を意識させること、ベネズエラ・リビアの供給不安から、大幅な調整にはならない見込み。

【石炭市場動向総括】

石炭先物市場は小幅に続落。米中の報復関税合戦で両国の景気が減速するとみられていること、季節的な需要の減速が材料。

【石炭価格見通し】

石炭価格は足元、季節的な需要減速を受けて水準を切り下げる(目処は80ドル)が、北朝鮮への制裁継続や夏場にかけて季節的な需要増加観測から、7~8月頃にかけて上昇すると予想。その後季節的な調整の後、11月にかけて水準を切り下げる展開に。

また、中国による豪州炭の輸入規制(華為技研問題の影響)の影響でインドネシア炭にシフトしていることは逆に、上値を抑えると考えられる(日本が輸入する石炭価格CIFへの影響は中立)。米国の中国制裁強化も価格の上値を抑える公算。

【価格変動要因の整理】

(マクロ要因)

・原油価格の上昇に伴う北米の増産継続は、需給緩和で価格の下落要因。

・OPECプラスの協調減産は9月末で終了する可能性が高まっており、足元の協調減産は価格の上昇要因だが、年後半は下落要因に。

・産油国の財政悪化による上流投資部門投資の減速は、インドなどの新興国需要顕在化時の価格上昇要因。

・EV普及による需要の伸び鈍化を、軽量化目的の樹脂向け需要増加が相殺(需要が減少を始めるのは2050年頃からか)。

・世界的な石炭上流部門への投資規制強化による、供給減速懸念。価格上昇要因(石炭)。

(特殊要因)

・米国のイランに対する制裁強化・ベネズエラ・リビアの情勢悪化に伴う供給途絶懸念は価格の上昇要因。

・米国のイスラエルへの過剰な肩入れと、イスラエルネタニヤフ首相の5選達成による、周辺産油国への武力行使の可能性が高まることは原油価格の上昇要因に。

・北朝鮮のミサイル発射により、制裁が継続される可能性が高まっていることは、北朝鮮からの石炭輸出(密輸)を制限し、価格の上昇要因(石炭)。

・米中情報戦争をめぐる華為排除の決定を受けて中国政府は豪州からの石炭輸入を規制、インドネシア炭にシフトしていることはNEWC価格の下落要因に(石炭CIF価格に対する影響は中立)。

(投機・投資要因)

・直近の投機筋のポジションは、WTIはロングが616,789枚(前週比 ▲21,509枚)、ショートが122,453枚(+8,258枚)、ネットロングは494,336枚(▲29,767枚)、Brentが434,082枚(前週比+494枚)、ショートが27,907枚(▲1,312枚)、ネットロングは406,175枚(+1,806枚)

---≪LME非鉄金属≫---

【非鉄金属市場動向総括】

LME非鉄金属価格は上昇後下落した。米国の経済統計の改善を受けて景気への懸念が若干後退したことが価格を押し上げたものの、同時にドル高が進行したことを受けて引けにかけては水準を切下げる展開となった。

また、指定倉庫在庫の減少継続も価格を下支えしている。

【非鉄金属価格見通し】

非鉄金属価格は一旦買戻しが入ると考えられる。米中の貿易戦争が激化することはほぼ不可避ではあるものの、そこまでには至らず何らかの合意に至るとの期待は根強いため、売られすぎ感からの買戻し圧力が強まると考えられることから。

ただし、中国のファイナンス関連統計の減速に加え、各国の製造業PMIも減速していることから基本的には軟調に推移しやすい。

【価格変動要因の整理】

(マクロ要因)

・環境規制の強化で特殊需要が増加する(軽量化目的のアルミ、EV向けのニッケル・銅(通常25キロ/台の銅が使われるが、EVは80キロ/台)、蓄電池としての鉛、コバルトなど)

・中国の環境規制強化に伴うスクラップの調達難による、新塊需要の増加。

・上流部門投資不足並びに鉱石の品位低下による、鉱山供給の制限。

・亜鉛の精錬キャパシティ不足に伴う需給のタイト化。一方鉱山生産は再開しており、亜鉛精鉱需給は緩和、TCも高止まり。

・環境規制強化・米制裁の影響による石炭価格上昇が、中国の非鉄金属製造コストを高止まりさせる場合。

・インドをはじめとする新興国の構造的な需要増加(中長期的な要因)。

(特殊要因)

・銅の生産減少観測(環境問題によるインド、露天掘りから地下生産に変更するインドネシア)、ヴァーレの尾鉱ダム事故の影響による供給減少(アルミやニッケルなどに波及する可能性)。

・LME指定倉庫在庫の減少が、LMEの倉庫運営ルール変更に伴う保管場所変更の取引の影響である場合、ルールが見直された際に再度、LME指定倉庫在庫が急増する可能性(下落要因)。

(投機・投資要因)

・5月10日付のLMEポジション総じてショートポジションが積み上がり、ネットロングを縮小させた。

投機筋のLME+CME銅ネット買い越し金額は▲32.3億ドル(前週5.7億ドル)と大幅に減少。上昇率は▲663.7%。

買い越し枚数はトン数換算ベースで▲1,043千トン(▲53千トン)と減少。亜鉛と錫以外はMt数ベースでネット売り越しに転じた。ショートの増加率は1,857.3%。

今後、総じてこれらのポジションの買戻し圧力が強まる可能性があり、テクニカルに非鉄金属価格が上昇する余地があることは留意。

---≪鉄鋼原料≫---

【鉄鋼原料市場動向総括】

中国向け海上輸送鉄鉱石スワップ市場は上昇、原料炭スワップ先物は横ばい、中国鉄鋼製品価格はまちまちだった。

ブラジル ヴァーレの減産が続く中、昨日発表された中国の粗鋼生産が8,389万トンと、過去5年の最高水準かつ、過去最高水準となったことで鉄鉱石需要が増加するとみられたことが背景。

【鉄鋼原料価格見通し】

鉄鉱石価格は高値圏でもみ合うものと考える。ヴァーレのブルクツ鉱山が再び稼働停止になったことで、鉄鉱石の供給懸念が強まる一方、中国の粗鋼生産の回復が需要を押し上げるものの、米中貿易交渉の難航に伴う景気への懸念が上値を抑えるため。

【価格変動要因の整理】

(マクロ要因)

・中国の鉄鋼製品在庫水準の高さは価格の下落要因。鉄鋼製品在庫は前週比▲50.9万トンの1,230万トン(過去5年平均1,231.9万トン)と例年をやや下回った。

・中国の鉄鉱石在庫水準の高さは価格を下押し。鉄鉱石在庫は前週比▲25万トンの1億3,350万トン(過去5年平均1億1,937万トン)、在庫日数は▲0.1日の34.7日(過去5年平均 30.6日)と例年の水準を上回る。

・季節的に鉄鋼製品在庫の取り崩し時期であり、価格には下押し圧力がかかりやすい。

・長期的には2020年に人口ボーナス期入りするインドの需要が鉄鋼製品・鉄鉱石価格を押し上げ。

(特殊要因)

・ヴァーレの尾鉱ダム決壊の影響が拡大し、さらに供給減少が起きた場合(自社・他社ともにあり得る)、価格の上昇要因に。

(投機・投資要因)

・固有の要因は特になし。

---≪貴金属≫---

【貴金属市場動向総括】

金・銀価格は下落した。米経済統計の改善を受けて株価が上昇、長期金利も上昇して実質金利が上昇したことや、同時に発生したドル高進行が引けにかけて水準を押し下げた。

PGMは米政権の自動車関税引き上げ先送り報道が価格の上昇要因となったものの、金銀価格の下落によって結果、下落している。

PGM現物の需給バランスを見る上での指標となるロジウムの価格は2,890ドルと前日から▲15ドル下落しており、需給は緩和方向(需要の減速)にある模様。

【貴金属価格見通し】

金価格は米中貿易交渉の進展状況をにらみつつ、神経質な展開になると予想されるが、中東情勢や欧州の情勢不安を材料に安全資産需要は堅調とみられること、ここにきて市場は再びFRBの利下げを織り込み始めていることから総じて底堅い推移になると考える。

銀価格は金銀在庫レシオ(銀在庫÷金在庫)の上昇が金銀レシオを押し上げているため対金で割安に推移。

一方、欧州の政情不安、米国の債務上限問題、中東情勢の混乱懸念(イラン・サウジアラビア・イスラエルを中心に)が安全資産需要を高めるため、リスクプレミアムが乗る形で価格を押し上げへ。

PGM価格は金銀価格が底堅い推移になるため堅調だが、同時に米中貿易交渉の状況によっては株価が上下するため、軟調地合いの中、神経質な推移が続くことになると予想。

【価格変動要因の整理】

(マクロ要因)

・FRBの利下げ期待が再び高まっていること、原油価格の高止まりは実質金利の低下を通じて金銀価格の上昇要因に。

・景気の先行きを懸念した株価下落とそれに伴う長期金利・実質金利の低下(金銀価格の上昇要因)。ただし、欧州の政情安定化や米中貿易戦争の合意、景況感の改善で株価が上昇した場合には金銀価格の下落要因。

・世界的な自動車販売の減速(米欧中)による、自動車向け排ガス触媒需要の減少(PGM)。

・排ガス規制強化に伴うパラジウムへのシフト(パラジウムの上昇要因・プラチナの下落要因)。

・パラジウム需要増加に伴うPGMの増産により、結果的にプラチナが供給過剰となり価格の下落要因に(プラチナ)。

(特殊要因)

・米中貿易交渉は難航しており、相互報復まで発展(価格の上昇要因)。知的財産権や技術の強制移転などの重要なポイントで妥結できておらず、米中の覇権争いであり長期化の見込み(価格の下支え要因)。

・米国の債務上限問題の顕在化(8月~9月にデフォルトするリスク)。

・欧州の政治混乱(英国のEU離脱、伊仏の対立、イタリアの財政不安再燃、ポピュリズムの台頭、トルコと欧州の関係悪化など)による安全資産需要の増加。

・中国地方政府・中堅中小企業の財政状況悪化に伴う景気減速による安全資産需要の増加。

(投機・投資要因)

・長期金利の低下による米長短金利の逆転が株安を誘発、リスク回避のリスク資産売り圧力が強まり、安全資産需要が高まる場合。

・銀価格は金銀在庫レシオが銀在庫の減少、ないしは金在庫の増加、あるいは両要因によって低下した場合、金銀レシオが上昇するリスク(銀価格の上昇要因)。

・直近の投機筋のポジションは、金はロングが185,801枚(前週比 +8,526枚)、ショートが110,390枚(▲666枚)、ネットロングは75,411枚(+9,192枚)、銀が77,346枚(+226枚)、ショートが78,303枚(+3,319枚)、ネットロングは▲957枚(▲3,093枚)

・直近の投機筋のポジションは、プラチナはロングが45,857枚(前週比 ▲2,331枚)、ショートが17,164枚(+2,298枚)、ネットロングは28,693枚(▲4,629枚)、パラジウムが11,880枚(▲855枚)、ショートが3,900枚(+573枚)、ネットロングは7,980枚(▲1,428枚)

---≪農産品≫---

【穀物市場動向総括】

シカゴ穀物価格は上昇後下落した。米輸出統計がトウモロコシ、大豆、小麦とも増加で国内需給のタイト化が意識されたことや、降雨による生産地の作付けの遅れ、大干ばつの影響による豪州の小麦減産観測が買い材料となったものの、米経済統計改善を受けたドル高の進行が重石となり、引けにかけて水準を切下げた。

豪州東部の大干ばつで、豪州政府は10年ぶりにまとまった量の小麦の輸入を承認。

【穀物価格見通し】

穀物価格はトウモロコシ・大豆・小麦とも生産地の作付けが天候の影響で遅れる見通しであることが価格を押し上げるものの、米中貿易交渉の難航に伴う輸出需要の鈍化観測、米統計の改善を受けたドル高進行が重石に。

【価格変動要因の整理】

(マクロ要因)

・米国のトウモロコシ・大豆の生産増加観測による需給緩和観測。

・米国の作付けの遅れに伴う需給タイト化観測。

・豪州東部の大干ばつによる小麦生産の減少懸念。

・作付面積動向(トウモロコシは下落、大豆は上昇、小麦は上昇)トウモロコシ作付意向面積 9,279万エーカー(市場予想 9,127万エーカー、前年8,803万エーカー)大豆 8,462万エーカー(8,620万エーカー、8,898万エーカー)小麦 4,575万エーカー(4,688万エーカー、4,734万エーカー)

・5月の米需給報告の在庫見通し

トウモロコシ24億8,500万ブッシェル(前穀物年度20億3,500万Bu)大豆 9億7,000万Bu(8億9,500万Bu)小麦 11億4,100万Bu(10億8,700万Bu)

・実質金利の低下に伴うドル安の進行は、シカゴ穀物の輸出競争力を改善し、需給面で価格の上昇要因に。

(特殊要因)

・米中貿易交渉は相互報復まで発展(価格の下落要因)。知的財産権や技術の強制移転などの重要なポイントで妥結できておらず、米中の覇権争いであり長期化の見込み。

・エルニーニョ現象発生による北米の増産は価格の下落要因。ただし洪水などが発生し、災害が激甚化した場合には価格の上昇要因に。

・中国の豚コレラ被害の拡大により、飼料需要が減少した場合は価格の下落要因(逆に終息すれば上昇要因)。

(投機・投資要因)

・主要穀物のショートポジションは、作付けの遅れなどからトウモロコシと小麦で解消圧力が強まり、大豆は増加している。大豆は米中協議の進展次第では買戻し圧力が強まるため注意。

・直近の投機筋のポジションは、トウモロコシはロングが375,616枚(前週比 +2,014枚)、ショートが566,664枚(▲15,230枚)、ネットロングは▲191,048枚(+17,244枚)、大豆はロングが138,532枚(+12,910枚)、ショートが256,043枚(+12,086枚)、ネットロングは▲117,511枚(+824枚)、小麦はロングが141,095枚(+5,412枚)、ショートが189,792枚(▲1,069枚)、ネットロングは▲48,697枚(+6,481枚)

◆主要ニュース


・3月日本建設工事受注 前年比+66.1%(前月▲3.4%)

・4月日本企業向け物価指数 前月比+0.3%(前月+0.3%)、前年比+1.2%(+1.3%)

・3月日本貸出先別貸出金(法人) 前年比+3.59%(前月+3.25%)

・4月対中直接投資 前年比+6.3%の629.5億元(前月+8.0%の951.7億元)
 1-4月期+6.4%の3,052.4億元(1-3月期+6.5%の2,422.8億元)

・1-4月期中国工業生産 前年比+6.2%(1-3月期+6.5%)、4月+5.4%(前月+8.5%)

・1-4月期中国固定資産投資 前年比+6.1%の15兆5,747億元(1-3月期+6.3%の10兆1,871億元)
 公的 +7.8%(+6.7%)、民間 +5.5%(+6.4%)

・1-4月期中国小売売上高 前年比+8.0%の12兆8,376億元(1-3月期+8.7%の9兆7,790億元)
 4月+7.2%の3兆586億元(前月+8.7%の3兆1,726億元)

・4月中国調査失業率 5.0%(前月5.2%)

・1-4月期中国不動産開発投資 前年比+11.9%の3兆4,217億元(1-3月期+11.8%の2兆3,803億元)

・4月中国新築住宅価格 前年比値上がり 70都市(前月70都市)
 横ばい 0都市(0都市)
 値下がり 0都市(0都市)

 前月比値上がり 67都市(65都市)
 横ばい 1都市(1都市)
 値下がり 2都市(4都市)

・4月対中直接投資 前年比+6.3%の629.5億元(前月+8.0%の951.7億元)
 1-4月期+6.4%の3,052.4億元(1-3月期+6.5%の2,422.8億元)

・4月インド貿易収支 ▲153億3,000万ドルの赤字(前月▲108億9,000万ドルの赤字)
 輸出 前年比+0.6%(+11.0%)
 輸入 +4.5%(+1.4%)

・Q119独実質GDP速報 前期比+0.4%(前期改定±0.0%)
 労働日調整済前年比+0.6%(+0.9%)
 季節調整前 前年比+0.7%(+0.6%)

・Q119ユーロ圏実質GDP改定 前期比+0.4%(速報比変わらず、前期確定+0.2%)、前年比+1.2 %(±0.0%、+1.2%)

・Q119ユーロ圏雇用 前期比+0.3%(前期+0.3%)、前年比+1.3%(+1.3%)

・米MBA住宅ローン申請指数 前週比 ▲0.6%(前週+2.7%)
 購入指数▲0.6%(+4.2%)
 借換指数▲0.5%(+0.8%)
 固定金利30年 4.40%(4.41%)、15年 3.78%(3.81%)

・5月ニューヨーク連銀製造業景況感指数 17.8 (前月10.1)
 新規受注 9.7(7.5)
 受注残 2.1(▲0.7)
 在庫水準 ▲4.1(8.4)
 雇用者数 4.7(11.9)
 6ヵ月先景況指数 30.6(12.4)

・4月米小売売上高 前月比 ▲0.2%(前月+1.7%)
 除く自動車+0.1%(+1.3%)
 除く自動車ガソリン▲0.2%(+1.1%)
 除く自動車・建材±0.0%(+1.1%)

・4月米鉱工業生産 前月比▲0.5%(前月改定 +0.2%)
 設備稼働率 77.9%(78.5%)

・5月米NAHB住宅市場指数 66(前月改定 63)

・4月米住宅着工件数 前月比+5.7%の123.5万戸(前月改定+1.7%の116.8万戸)

・4月米住宅建設許可件数 前月比+0.6%の129.6万戸(前月改定▲0.2%の128.8万戸)

・米週間新規失業保険申請件数 212千件(前週228千件)、失業保険継続受給者数 1,660千人(1,688千人)

・米政権、6月に韓国と北朝鮮の核問題に関して協議。

・3月OECD景気先行指数 OECD 99.0(前月 99.1)
 ユーロ圏 99.1(99.3)
 アジア 99.4(99.3)
 G7 98.9(99.1)
 日本 99.4(99.5)
 ドイツ 99.0(99.3)
 米国 98.8(98.9)
 中国 98.7(98.6)
 インド 100.8(100.8)
 ロシア 100.0(99.9)

◆エネルギー・メタル関連ニュース


【エネルギー】
・DOE米石油統計 原油+5.4MB(クッシング+1.8MB)
 ガソリン▲1.1MB
 ディスティレート+0.1MB
 稼働率+1.6%

 原油・石油製品輸出 8,027KBD(前週比+212KBD)
 原油輸出 2,740KBD(+236KBD)
 ガソリン輸出 628KBD(+47KBD)
 ディスティレート輸出 1,324KBD(▲116KBD)
 レジデュアル輸出 300KBD(▲46KBD)
 プロパン・プロピレン輸出 1,319KBD(+57KBD)
 その他石油製品輸出 1,542KBD(+65KBD)

・IEA月報
 世界石油需要 Q119:99.1、Q219:100.3、Q319:101.2、Q419:101.1、2019:100.4

 非OPEC供給(含むNGLs) Q119:63.7、Q219:63.9、Q319:65.1、Q419:65.6、2019:64.6

 Call on OPEC Q119:35.4、Q219:36.4、Q319:36.1、Q419:35.5、2019:35.8

※需要見通し下方修、生産見通し上方修正でCall on OPEC減少。

・DOE天然ガス稼働在庫 1,653BCF(前週比+106BCF)
 東部 330BCF(+31BCF)
 中西部 336BCF(+27BCF)
 山間部 82BCF(+4BCF)
 太平洋地区174BCF(+12BCF)
 南中央 731BCF(+32BCF)

・イランエブテカール副大統領、「米国が2015年の核合意に復帰し、経済制裁を解除すればイランは米国との協議を検討する。」

・サウジアラビア、イエメンの武装組織を空爆。

・米政府、イラクからの米駐在員の国外退去を指示。イランとの関係悪化で。

【メタル】
・BHPビリトン、電気自動車向けの硫化ニッケル需要の増加を受け、西豪州での事業維持方針を確認。

・Implats、「価格上昇があったとしてもPGMの供給はそれほど増加しない見込み。」

・4月中国精錬銅生産 前年比▲38千トンの740千トン(前月 705千トン、※当月が3月の場合前月は前年の12月)

・4月中国精錬亜鉛生産 前年比▲16千トンの465千トン(前月 453千トン)

・4月中国精錬鉛生産 前年比+113千トンの494千トン(前月 501千トン)

・4月中国プライマリアルミ生産 前年比+149千トンの2,920千トン(前月 2,880千トン)

・4月中国銅製品生産 前年比▲55千トンの1,477千トン(前月 1,558千トン)

・4月中国アルミ製品生産 前年比▲0.54百万トンの3.95百万トン(前月 4.20百万トン)

・4月中国粗鋼生産 前年比+8.3百万トンの85.0百万トン(前月 80.3百万トン)

・中国信発集団、生産ライン停止。

・3月日本特殊鋼材受注 前年比▲1.1%の5,662億円(前月▲10.7%の4,995億円)、内需▲4.6%の3,561億円(▲2.8%の3,489億円)

◆主要商品騰落率


【上昇率上位5商品】

商品名(カテゴリー)/前日比上昇率/年初来上昇率
1.MDEパーム油 ( その他農産品 )/ +5.31%/ +2.84%
2.TGE小豆 ( 穀物 )/ +4.82%/ +7.26%
3.SHF天然ゴム ( その他農産品 )/ +4.08%/ +8.00%
4.CBT小麦 ( 穀物 )/ +4.07%/ ▲7.20%
5.SHF 金 ( 貴金属 )/ +2.86%/ +2.83%

【下落率上位5商品】

商品名(カテゴリー)/前日比上昇率/年初来上昇率
68.ICE欧州天然ガス ( エネルギー )/ ▲4.29%/ ▲48.86%
67.CBTオレンジジュース ( その他農産品 )/ ▲4.12%/ ▲18.10%
66.LIFFEロブスタ ( その他農産品 )/ ▲2.66%/ ▲12.68%
65.ブラジル・ボベスパ ( 株式 )/ ▲1.67%/ +2.51%
64.プラチナ ( 貴金属 )/ ▲1.61%/ +4.78%

※弊社が重要と考える主要商品の前日比騰落率上位・下位5品目です。
※限月交代に伴う価格の不連続性は考慮されていません。予めご容赦ください。

◆主要指標


【為替・株・金利・ビットコイン】
NY ダウ :25,862.68(+214.66)
S&P500 :2,875.52(+24.56)
日経平均株価 :21,062.98(▲125.58)
ドル円 :109.84(+0.24)
ユーロ円 :122.72(▲0.04)
米10年債利回り :2.40(+0.02)
独10年債利回り :▲0.10(+0.00)
日10年債利回り :▲0.06(▲0.01)
中国10年債利回り :3.26(▲0.02)
ビットコイン :7,852.79(▲318.28)

【MRAコモディティ恐怖指数】
総合 :23.13(+0.73)
エネルギー :22.46(+0.81)
ベースメタル :18.53(+1.52)
貴金属 :19.56(+0.12)
穀物 :20.92(+1.05)
その他農畜産品 :27.35(+0.38)

【主要商品ボラティリティ】
WTI :21.98(+0.95)
Brent :20.88(+0.53)
米天然ガス :25.90(+0.77)
米ガソリン :26.28(+1.72)
ICEガスオイル :22.21(+0.72)
LME銅 :15.25(+1.43)
LMEアルミニウム :14.39(+1.44)
金 :19.15(+0.01)
プラチナ :19.79(▲0.59)
トウモロコシ :25.87(+1.38)
大豆 :19.15(+0.01)

【エネルギー】
WTI :63.07(+1.05)
Brent :72.75(+0.98)
Oman :72.85(+1.15)
米ガソリン :206.61(+5.34)
米灯油 :212.47(+3.84)
ICEガスオイル :662.25(+11.75)
米天然ガス :2.64(+0.04)
英天然ガス :31.23(▲1.40)

【石油製品(直近限月のスワップ)】
Brent :72.75(+0.98)
SPO380cst :419.61(+15.60)
SPOケロシン :86.04(+1.40)
SPOガスオイル :86.06(+1.25)
ICE ガスオイル :88.89(+1.58)
NYMEX灯油 :212.54(+1.58)

【貴金属】
金 :1286.68(▲9.81)
銀 :14.56(▲0.23)
プラチナ :833.71(▲13.64)
パラジウム :1333.83(▲12.02)
※ニューヨーククローズ。

【LME非鉄金属】
(3ヵ月公式セトル)
銅 :6,113(+81:24C)
亜鉛 :2,632(+23:149B)
鉛 :1,836(+38:9.5C)
アルミニウム :1,862(+30:30C)
ニッケル :12,200(+290:15B)
錫 :19,475(▲225:200B)
コバルト :34,500(±0.0)

(3ヵ月ロンドンクローズ)
銅 :6081.50(+4.00)
亜鉛 :2632.50(+1.00)
鉛 :1831.50(+14.50)
アルミニウム :1855.00(+3.50)
ニッケル :12125.00(▲15.00)
錫 :19425.00(▲275.00)
バルチック海運指数 :1,032.00(▲11.00)
※C=Cash-3M コンタンゴ、B=Cash-3M バック

【鉄鋼原料】
62%鉄鉱石スポット(CFR青島) :休場( - )
SGX鉄鉱石 :休場( - )
NYMEX鉄鉱石 :96.13(+1.31)
NYMEX原料炭スワップ先物 :208.5(±0.0)
上海鉄筋直近限月 :3,941(▲245)
上海鉄筋中心限月 :3,723(+47)
米鉄スクラップ :316(+2.00)

【農産物】
大豆 :839.75(+4.25)
シカゴ大豆ミール :301.90(+2.10)
シカゴ大豆油 :27.72(+0.48)
マレーシア パーム油 :2061.00(+104.00)
シカゴ とうもろこし :379.00(+9.50)
シカゴ小麦 :467.00(+18.25)
シンガポールゴム :178.80(+4.10)
上海ゴム :11875.00(+465.00)
砂糖 :11.78(▲0.07)
アラビカ :90.00(+0.10)
ロブスタ :1315.00(▲36.00)
綿花 :66.80(+0.45)

【畜産物】
シカゴ豚赤身肉 :92.23(+0.40)
シカゴ生牛 :110.48(+0.80)
シカゴ飼育牛 :134.23(▲1.70)

※全ての価格は注記が無い限り、取引所で取引される通貨建。
※限月交代に伴う価格の不連続性は考慮されていません。予めご容赦ください。