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米中貿易交渉進捗期待と景気への懸念でもみ合い
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー・週末版)

2019年5月13日 第1529号 週末版

◆昨日のエネルギー市場総括


「米中貿易交渉進捗期待と景気への懸念でもみ合い」

ムニューシン発言を受けた米中交渉への楽観。
米中貿易交渉が終了し、ムニューシン財務長官が「建設的だった」と発言したことが特に株式市場で好感されて株価が上昇、市場参加者のリスクテイク意欲が回復したことは、景気循環銘柄価格の上昇要因に。

世界景気への根強い懸念。
世界の製造業PMIや米ISM製造業指数は再び減速を開始、財政政策や金融緩和で景気を刺激していると期待された中国のファイナンス系統計も減速が確認され世界景気への懸念が根強いことは景気循環銘柄価格の下落要因に。

米・イランの対立による中東原油供給懸念。
米国はイラン産原油の全面禁輸措置発動を開始、空母エイブラハム・リンカーンを中心とする空母打撃軍を派遣、イランは2015年の核合意の一部を破棄し、核開発を再開するなど対立が強まっており供給懸念が強まっていることは原油価格の上昇要因に。

◆今日のエネルギー市場見通し


「米中交渉と景気減速、供給不安でもみ合い」

米国の対中関税引き上げ。
米中貿易交渉が終了、ムニューシン財務長官の発言では交渉は建設的だったようだが、関税の引き上げが開始され米中貿易の鈍化が懸念されていることは、景気循環銘柄価格の下落要因に。

世界景気減速への懸念。
世界の製造業PMIや米ISM製造業指数は再び減速を開始、財政政策や金融緩和で景気を刺激していると期待された中国のファイナンス系統計も減速が確認され世界景気への懸念が根強いことは景気循環銘柄価格の下落要因に。

米・イランの対立による中東原油供給懸念。
米国はイラン産原油の全面禁輸措置発動を開始、空母エイブラハム・リンカーンを中心とする空母打撃軍を派遣、イランは2015年の核合意の一部を破棄し、核開発を再開するなど対立が強まっており供給懸念が強まっていることは原油価格の上昇要因に。


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