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米中貿易交渉を懸念した売りで軟調
  • MRA商品市場レポート for PRO

2019年5月10日 第1528号 商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「米中貿易交渉を懸念した売りで軟調」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品価格は農産品・畜産品セクターが物色されたがその他が水準を切下げた。

農産品セクターの上昇は、ブラジルレアルの上昇で同国からの輸出減少観測が材料となった。

中国のファイナンス関連統計が発表されたがいずれも市場予想を下回る内容(詳しくは昨日の世界経済・市場動向のトピックスを参照ください)で、同国の景気先行きが懸念された。

また、消費者物価指数が前年比+2.5%(市場予想+2.5%、前月+2.3%)と上昇しているが、これは豚コレラに伴う食品価格の上昇が寄与したもの。コレラ禍が終息していない以上、消費者物価はさらに上昇することになろう。

【本日の価格見通し総括】

引き続き米中貿易交渉の行方に一喜一憂の展開になると予想する。ただし足元、市場は交渉の行方を悲観視しており、容易に合意しないとみられていることから、景気循環系商品価格には下押し圧力がかかる展開になると予想。

一方、景気非循環系商品は物色されるとみるが、米中貿易交渉の難航から穀物セクターは軟調な推移となろう。

【昨日の世界経済・市場動向のトピックス】

昨日は中国の経済活動を占う上で重要な、ファイナンス規模に関する統計が発表された。世界の製造業活動に6ヵ月ほど先行されるといわれるマネーサプライ(M1)は前年比+2.9%(市場予想+4.3%、前月+4.6%)と大幅な減速が確認された。

また、企業借り入れの指標である人民元建て新規融資も1兆200億元(市場予想1兆2,000億元、前月1兆6,900億元)、資金調達総額も、1兆3,600億元(1兆6,500億元、2兆8,593億元)と市場予想・前月とも下回っている。に左右される展開になる。

4月末時点の総財務残高は+10.4%の209兆7,000億元(前月208兆4,000億元)となった。この総財務残高には、銀行融資のほか、新株後悔や受託貸付、社債発行など簿外の与信取引も含まれている。中国政府が景気刺激のために金融緩和を行っている影響が出ているものと考えられる。

ここにきて中国の景気先行きについて、楽観的な見方を示すエコノミストが増えているが、足元の米中貿易交渉が難航しており、25%の対中関税引き上げを米国が決定するなど、両国が合意に至る可能性は以前よりも明らかに低下している。

このことは「年後半にかけての景気回復」の可能性を引き下げるものであり、中東情勢の悪化も勘案すると夏から秋にかけての景気の一段の減速を想定しておくべきだろう。

諸々の問題が解決するという希望的観測も加味した見通しでは、景気の底入れはやはり来年に入ってからになるのではないだろうか。

【景気循環銘柄共通の価格変動要因整理】

(マクロ要因)

・各国のPMI・ISMなどのマインド系指標再びの減速(価格下落要因)。

・世界景気の減速観測。IMFは2019年の経済見通しを引き下げ(+3.5%→+3.3%)ており、先行きの見通しのリスクも下向き。

・FRBは利下げの可能性を否定(インフレ系資産価格の下落要因)。

・景気減速を受けた、各国政府・中銀の財政政策・金融緩和は価格の上昇要因(Q119の中国GDPは前年比+6.4%、前期+6.4%と市場予想の+6.3%を上回りやや減速懸念が後退)。

・景気減速下での原油価格高騰は、消費国から生産国への所得移転を通じて景気の下押し要因に。また、リスク回避のドル高進行も価格上昇を抑制。

・2020年からインドが人口ボーナス期入りすることによる、構造的な需要の増加は中長期的な価格の上昇要因。

(特殊要因)

・米政権は対中関税引き上げを表明(景気循環銘柄価格の下落要因)。

・欧州の政治混乱(伊仏の対立、ポピュリズムの台頭、トルコと欧州の関係悪化、トルコの景気後退など)によるリスク回避の動きの強まり。

・英国のEU離脱が無秩序なものになるリスク(とりあえず5月末、10月末を期限として問題先送り)。

・中国地方政府・中堅中小企業の財政状況悪化に伴う景気減速。

(投機・投資要因)

・長期金利の低下による米長短金利の逆転が株安を誘発、リスク回避のリスク資産売り圧力が強まる場合。

◆昨日の商品市場(個別)の総括


---≪エネルギー≫---

【原油市場動向総括】

原油価格は乱高下した結果、前日比マイナスで引けた。米中貿易交渉の行方が不透明なことと、米国による対中制裁強化の影響が相殺しあったため。

【原油価格見通し】

原油価格は高値圏を維持する展開を予想。

米国が中東に打撃・空爆戦力派遣を決定、イランも核開発の一部再開を通知するなど、域内情勢が不安定化するとの見方が強まる一方、イランに対する制裁があっても輸入国とも国内の製油所の能力などから直ちに禁輸を行えるわけではないこと、仮に完全に減産が行われても、数字の上では供給は足りること、ロシアが減産を順守していないことといった供給面の不安が後退していることに加え、各国PMI、米ISM製製造業指数の減速といった下落要因が意識されるため。

ただし、イランに対する制裁が行われる以上、イランの報復懸念に伴うホルムズ海峡封鎖の可能性や、イスラエルに対する米国の過剰な肩入れが域内の供給不安を意識させること、ベネズエラ・リビアの供給不安から、大幅な調整にはならない見込み。

【石炭市場動向総括】

石炭先物市場は小幅に下落。米中貿易交渉が難航しており、中国の需要が減速するとの見方が強まったことが材料。

【石炭価格見通し】

石炭価格は季節的な需要期に徐々に入りつつあることから、じりじりと水準を切り上げる展開になると予想する。

本格的な上昇は8月頃。その後季節的な調整の後、11月にかけて水準を切り下げる展開を予想。米中貿易協議が難航する見通しであることも価格を押し下げ。下値の目処は80ドル。

ただし、米国の北朝鮮制裁はミサイル発射の影響で容易に緩和せず、環境規制強化による供給の伸び鈍化が価格を下支えの見込み。

また、中国による豪州炭の輸入規制(華為技研問題の影響)の影響でインドネシア炭にシフトしていることは逆に、上値を抑えると考えられる(日本が輸入する石炭価格CIFへの影響は中立)。米国の中国制裁強化も価格の上値を抑える公算。

【価格変動要因の整理】

(マクロ要因)

・原油価格の上昇に伴う北米の増産継続は、需給緩和で価格の下落要因。

・OPECプラスの協調減産は9月末で終了する可能性が高まっており、足元の協調減産は価格の上昇要因だが、年後半は下落要因に。

・産油国の財政悪化による上流投資部門投資の減速は、インドなどの新興国需要顕在化時の価格上昇要因。

・EV普及による需要の伸び鈍化を、軽量化目的の樹脂向け需要増加が相殺(需要が減少を始めるのは2050年頃からか)。

・世界的な石炭上流部門への投資規制強化による、供給減速懸念。価格上昇要因(石炭)。

(特殊要因)

・米国のイランに対する制裁強化・ベネズエラ・リビアの情勢悪化に伴う供給途絶懸念は価格の上昇要因。

・米国のイスラエルへの過剰な肩入れと、イスラエルネタニヤフ首相の5選達成による、周辺産油国への武力行使の可能性が高まることは原油価格の上昇要因に。

・米国の制裁緩和による北朝鮮炭の輸出再開による需給緩和(石炭)。

・北朝鮮のミサイル発射により、制裁が継続される可能性が高まっていることは、北朝鮮からの石炭輸出(密輸)を制限し、価格の上昇要因(石炭)。

・米中情報戦争をめぐる華為排除の決定を受けて中国政府は豪州からの石炭輸入を規制、インドネシア炭にシフトしていることはNEWC価格の下落要因に(石炭CIF価格に対する影響は中立)。

(投機・投資要因)

・直近の投機筋のポジションは、WTIはロングが638,298枚(前週比 ▲6,372枚)、ショートが114,195枚(+16,884枚)、ネットロングは524,103枚(▲23,256枚)、Brentが433,588枚(前週比+5,324枚)、ショートが29,219枚(▲2,779枚)、ネットロングは404,369枚(+8,103枚)

---≪LME非鉄金属≫---

【非鉄金属市場動向総括】

LME非鉄金属価格は下落した。中国のファイナンス関連統計が発表されたが、市場予想を下回る内容であり、企業活動の鈍化懸念が強まったことが背景。

なお、消費者物価指数や生産者物価指数に上昇がみられているが、これは豚肉価格の上昇に因る食品価格の上昇によるもの(コストプッシュ型)であり、景気の回復によるものではない。

【非鉄金属価格見通し】

非鉄金属価格は下値余地を探る動きになると考える。中国のファイナンス関連統計の減速に加え、各国の製造業PMIも減速していること、米中関税合戦再開懸念が価格を下押しすると考えられることから。

ただし、米中貿易交渉が継続していることは、市場参加者に若干の安心感を与えるため、下落余地も限定されると予想される。

【価格変動要因の整理】

(マクロ要因)

・環境規制の強化で特殊需要が増加する(軽量化目的のアルミ、EV向けのニッケル・銅(通常25キロ/台の銅が使われるが、EVは80キロ/台)、蓄電池としての鉛、コバルトなど)

・中国の環境規制強化に伴うスクラップの調達難による、新塊需要の増加。

・上流部門投資不足並びに鉱石の品位低下による、鉱山供給の制限。

・亜鉛の精錬キャパシティ不足に伴う需給のタイト化。一方鉱山生産は再開しており、亜鉛精鉱需給は緩和、TCも高止まり。

・環境規制強化・米制裁の影響による石炭価格上昇が、中国の非鉄金属製造コストを高止まりさせる場合。

・インドをはじめとする新興国の構造的な需要増加(中長期的な要因)。

(特殊要因)

・銅の生産減少観測(環境問題によるインド、露天掘りから地下生産に変更するインドネシア)、ヴァーレの尾鉱ダム事故の影響による供給減少(アルミやニッケルなどに波及する可能性)。

・LME指定倉庫在庫の減少が、LMEの倉庫運営ルール変更に伴う保管場所変更の取引の影響である場合、ルールが見直された際に再度、LME指定倉庫在庫が急増する可能性(下落要因)。

(投機・投資要因)

・5月3日付のLMEポジション動向はまちまち。おおむねロング・ショートともポジションを落としていく動きに変わりはないが、鉛と錫はロングの減少とショートの増加が確認されており弱気のポジション取りに。

その他は亜鉛のロング解消の動きが顕著だが、銅・アルミ・ニッケルはショート解消圧力が強いため、結果ネットロングを拡大している。

投機筋のLME+CME銅ネット買い越し金額は5.7億ドル(前週1.2億ドル)と減少。上昇率は+360.9%。

買い越し枚数はトン数換算ベースで▲53千トン(▲123千トン)と増加、増加率は+56.7%。

---≪鉄鋼原料≫---

【鉄鋼原料市場動向総括】

中国向け海上輸送鉄鉱石スワップ市場は小幅下落、原料炭スワップ先物は横ばい、中国鉄鋼製品価格は小幅に下落した。

ブラジルのヴァーレの鉱山停止が需給を逼迫させているが、同時に米中貿易交渉の結果、中国の景気も減速するとの見方も根強く、売り材料視された。

【鉄鋼原料価格見通し】

鉄鉱石価格は高値圏でもみ合うものと考える。ヴァーレのブルクツ鉱山が再び稼働停止になったことで、鉄鉱石の供給懸念が強まる一方、米中の関税合戦が再開する可能性が出てきたことが上値を抑えるため。

【価格変動要因の整理】

(マクロ要因)

・中国の鉄鋼製品在庫水準の高さは価格の下落要因。鉄鋼製品在庫は前週比▲74.0万トンの1,315万トン(過去5年平均1,306.2万トン)と例年をやや上回っている。

・中国の鉄鉱石在庫水準の高さは価格を下押し。鉄鉱石在庫は前週比▲400万トンの1億3,600万トン(過去5年平均1億1,887万トン)、在庫日数は▲1.0日の34.2日(過去5年平均 29.8日)と例年の水準を上回る。

・季節的に鉄鋼製品在庫の取り崩し時期であり、価格には下押し圧力がかかりやすい。

・長期的には2020年に人口ボーナス期入りするインドの需要が鉄鋼製品・鉄鉱石価格を押し上げ。

(特殊要因)

・ヴァーレの尾鉱ダム決壊の影響が拡大し、さらに供給減少が起きた場合(自社・他社ともにあり得る)、価格の上昇要因に。

(投機・投資要因)

・固有の要因は特になし。

---≪貴金属≫---

【貴金属市場動向総括】

金・銀価格は上昇した。米中合意が簡単に合意しないとの見方が強まったことや、米中協議を控えたドルの調整売りに支えられた形。PGMは株価の下落もあり水準を切下げた。

PGM現物の需給バランスを見る上での指標となるロジウムの価格は2,935ドル(▲15ドル)と下落している。

【貴金属価格見通し】

金価格は上昇余地を探る展開を予想。米国の中東への空母派遣が安全資産需要を高め、それに伴う原油価格の上昇が実質金利を押し下げるため。ただし、米金融政策がややタカ派(過剰なハト派観測が後退)よりになることが上値を抑えると予想。

銀価格は金銀在庫レシオ(銀在庫÷金在庫)の上昇が金銀レシオを押し上げているため対金で割安に推移。

一方、欧州の政情不安、米国の債務上限問題、中東情勢の混乱懸念(イスラエル・イランを中心に)が安全資産需要を高めるため、リスクプレミアムが乗る形で価格を押し上げへ。

PGM価格は金銀価格が上昇余地を探る展開が予想されることから、堅調だが、同時に米中貿易交渉の難航などを背景に景気の先行きを懸念して株価に調整圧力が高まると予想されることから、水準を切下げる展開を予想。

【価格変動要因の整理】

(マクロ要因)

・FRBの利上げ打ち止め、原油価格の高止まりは実質金利の低下を通じて金銀価格の上昇要因に。

・景気の先行きを楽観した株価上昇とそれに伴う長期金利・実質金利の上昇(金銀価格の下落要因)。ただし、欧州の政情混乱や景況感の悪化で株価が調整した場合には金銀価格の上昇要因。

・世界的な自動車販売の減速(米欧中)による、自動車向け排ガス触媒需要の減少(PGM)。

・排ガス規制強化に伴うパラジウムへのシフト(パラジウムの上昇要因・プラチナの下落要因)。

・パラジウム需要増加に伴うPGMの増産により、結果的にプラチナが供給過剰となり価格の下落要因に(プラチナ)。

・割安感からプラチナのETFに買いが入っており、短期的には上昇要因、中期的には手仕舞い圧力で売り要因に(プラチナ)。

(特殊要因)

・米中貿易交渉は、貿易面で一部妥結の可能性(価格の下落要因)。ただし、知的財産権や技術の強制移転などの重要なポイントで妥結できておらず、米中の覇権争いであり長期化の見込み(価格の下支え要因)。

・米国の債務上限問題の顕在化(8月~9月にデフォルトするリスク)。

・欧州の政治混乱(英国のEU離脱、伊仏の対立、ポピュリズムの台頭、トルコと欧州の関係悪化など)による安全資産需要の増加。

・中国地方政府・中堅中小企業の財政状況悪化に伴う景気減速による安全資産需要の増加。

(投機・投資要因)

・長期金利の低下による米長短金利の逆転が株安を誘発、リスク回避のリスク資産売り圧力が強まり、安全資産需要が高まる場合。

・銀価格は金銀在庫レシオが銀在庫の減少、ないしは金在庫の増加、あるいは両要因によって低下した場合、金銀レシオが上昇するリスク(銀価格の上昇要因)。

・直近の投機筋のポジションは、金はロングが177,275枚(前週比 +584枚)、ショートが111,056枚(▲28,240枚)、ネットロングは66,219枚(+28,824枚)、銀が77,120枚(+1,231枚)、ショートが74,984枚(▲1,015枚)、ネットロングは2,136枚(+2,246枚)

・直近の投機筋のポジションは、プラチナはロングが48,188枚(前週比 +1,045枚)、ショートが14,866枚(▲1,197枚)、ネットロングは33,322枚(+2,242枚)、パラジウムが12,735枚(+111枚)、ショートが3,327枚(▲356枚)、ネットロングは9,408枚(+467枚)

---≪農産品≫---

【穀物市場動向総括】

シカゴ穀物価格は軒並み水準を切下げた。米中貿易交渉が難航するとの見方から、シカゴ需給の緩和観測が広がったことが材料。

【穀物価格見通し】穀物価格はトウモロコシは、需給見通しの下方修正観測から軟調推移すると考える。ただし、降雨の影響で北米の作付けに遅れがみられており、同じ時期の過去

5年の最低水準であることから下落余地も限定。

大豆は米中貿易交渉の進捗がはっきりしないことや、中国の豚コレラの影響で大豆の飼料向け需要の減少が価格を下押し。

小麦は冬小麦の作柄が良好であることや、黒海周辺国の輸出増加が、シカゴ小麦価格を下押しすると予想されることから、低迷を予想。

【価格変動要因の整理】

(マクロ要因)

・米国のトウモロコシ・大豆の生産増加観測による需給緩和観測。

・米国の作付けの遅れに伴う需給タイト化観測。

・作付面積動向(トウモロコシは下落、大豆は上昇、小麦は上昇)トウモロコシ作付意向面積 9,279万エーカー(市場予想 9,127万エーカー、前年8,803万エーカー)大豆 8,462万エーカー(8,620万エーカー、8,898万エーカー)小麦 4,575万エーカー(4,688万エーカー、4,734万エーカー)

・5月の米需給報告の在庫見通し

トウモロコシ21億5,400万ブッシェル(前穀物年度20億3,500万Bu)大豆 9億4,300万Bu(8億9,500万Bu)小麦 10億5,200万Bu(10億8,700万Bu)

・実質金利の低下に伴うドル安の進行は、シカゴ穀物の輸出競争力を改善し、需給面で価格の上昇要因に。

(特殊要因)

・米中貿易交渉は、貿易面で一部妥結の可能性(価格の上昇要因)。ただし、知的財産権や技術の強制移転などの重要なポイントで妥結できておらず、米中の覇権争いであり長期化の見込み(価格の下落要因)。

・エルニーニョ現象発生による北米の増産は価格の下落要因。ただし洪水などが発生し、災害が激甚化した場合には価格の上昇要因に。

・中国の豚コレラ被害の拡大により、飼料需要が減少した場合は価格の下落要因(逆に終息すれば上昇要因)。

(投機・投資要因)

・再び主要穀物のショートポジションが大きく積み上がっている。これらの巻き戻し(買戻し)圧力が播種の状況によって強まる可能性があることは留意。

・直近の投機筋のポジションは、トウモロコシはロングが373,602枚(前週比 ▲43,925枚)、ショートが581,894枚(▲8,775枚)、ネットロングは▲208,292枚(▲35,150枚)、大豆はロングが125,622枚(▲17,301枚)、ショートが243,957枚(+14,534枚)、ネットロングは▲118,335枚(▲31,835枚)、小麦はロングが135,683枚(▲3,341枚)、ショートが190,861枚(+4,764枚)、ネットロングは▲55,178枚(▲8,105枚)

◆主要ニュース


・4月東京都心オフィス空室率 1.70%(前月 1.78%)

・4月日本消費者態度指数 40.4(前月 40.5)

・4月中国消費者物価指数 前年比+2.5%(前月+2.3%)
 生産者物価指数+0.9%(+0.4%)

・4月中国マネーサプライ M2 前年比+8.5%の188兆4,700億元(前月+8.6%の188兆9,400億元)
 M1 +2.9%の54兆600億元(+4.6%の54兆7,600億元)
 ファイナンス規模 1兆3,600億元(2兆8,600億元)

・4月中国人民元建て新規融資 前年比▲13.6%の10,200億元(前月+50.9%の16,900億元)

・4月米生産者物価指数 前月比+0.2%(前月+0.6%)、前年比+2.2%(+2.2%)
 除く食品エネルギー 前月比+0.1%(+0.3%)、前年比+2.4%(+2.4%)
 除く食品エネルギー・貿易 前月比+0.4%(±0.0%)、前年比+2.2%(+2.0%)

・北朝鮮、飛翔体を発射。

◆エネルギー・メタル関連ニュース


【エネルギー】
・DOE天然ガス稼働在庫 1,547BCF(前週比+85BCF)
 東部 299BCF(+20BCF
 中西部 309BCF(+19BCF)
 山間部 78BCF(+3BCF)
 太平洋地区162BCF(+10BCF)
 南中央 699BCF(+33BCF)

【メタル】
・特になし。

◆主要商品騰落率


【上昇率上位5商品】

商品名(カテゴリー)/前日比上昇率/年初来上昇率
1.LIFFEロブスタ ( その他農産品 )/ +4.34%/ ▲12.22%
2.ICEアラビカ ( その他農産品 )/ +2.64%/ ▲12.13%
3.CME木材 ( その他農産品 )/ +1.72%/ +3.10%
4.ICE欧州天然ガス ( エネルギー )/ +1.69%/ ▲44.74%
5.ICEココア ( その他農産品 )/ +1.35%/ ▲3.73%

【下落率上位5商品】

商品名(カテゴリー)/前日比上昇率/年初来上昇率
68.CBTトウモロコシ ( 穀物 )/ ▲3.03%/ ▲8.13%
67.CBT小麦 ( 穀物 )/ ▲2.20%/ ▲16.19%
66.LME鉛 3M ( ベースメタル )/ ▲1.89%/ ▲8.26%
65.中国CSI300 ( 株式 )/ ▲1.85%/ +19.57%
64.CBTエタノール ( エネルギー )/ ▲1.81%/ +2.85%

※弊社が重要と考える主要商品の前日比騰落率上位・下位5品目です。
※限月交代に伴う価格の不連続性は考慮されていません。予めご容赦ください。

◆主要指標


【為替・株・金利・ビットコイン】
NY ダウ :25,828.36(▲138.97)
S&P500 :2,870.72(▲8.70)
日経平均株価 :21,402.13(▲200.46)
ドル円 :109.74(▲0.36)
ユーロ円 :123.07(▲0.15)
米10年債利回り :2.44(▲0.04)
独10年債利回り :▲0.05(▲0.00)
日10年債利回り :▲0.05(+0.00)
中国10年債利回り :3.30(▲0.03)
ビットコイン :6,080.72(+180.05)

【MRAコモディティ恐怖指数】
総合 :21.06(+0.39)
エネルギー :21.62(▲0.28)
ベースメタル :15.63(+0.14)
貴金属 :18.09(▲0.51)
穀物 :15.38(+0.82)
その他農畜産品 :26.42(+0.85)

【主要商品ボラティリティ】
WTI :21.49(▲0.29)
Brent :20.43(▲0.85)
米天然ガス :26.18(+1.86)
米ガソリン :24.34(▲3.31)
ICEガスオイル :19.85(+0.11)
LME銅 :14.48(▲0.02)
LMEアルミニウム :11.13(+0.2)
金 :10.35(+0.38)
プラチナ :18.47(+0.29)
トウモロコシ :17.87(+3.31)
大豆 :10.35(+0.38)

【エネルギー】
WTI :61.60(▲0.52)
Brent :70.24(▲0.13)
Oman :70.25(+0.01)
米ガソリン :197.11(▲0.39)
米灯油 :204.23(▲1.39)
ICEガスオイル :634.25(▲5.00)
米天然ガス :2.60(▲0.02)
英天然ガス :33.75(+0.56)

【石油製品(直近限月のスワップ)】
Brent :70.24(▲0.13)
SPO380cst :412.24(▲0.99)
SPOケロシン :82.60(▲0.08)
SPOガスオイル :82.45(▲0.23)
ICE ガスオイル :85.13(▲0.67)
NYMEX灯油 :204.40(▲0.56)

【貴金属】
金 :1284.08(+3.20)
銀 :14.76(▲0.08)
プラチナ :849.09(▲12.49)
パラジウム :1299.26(▲20.85)
※ニューヨーククローズ。

【LME非鉄金属】
(3ヵ月公式セトル)
銅 :6,121(▲5:9C)
亜鉛 :2,624(▲40:101B)
鉛 :1,866(▲2:11C)
アルミニウム :1,799(▲1:32.5C)
ニッケル :11,760(▲265:50C)
錫 :19,300(▲150:175B)
コバルト :34,500(±0.0)

(3ヵ月ロンドンクローズ)
銅 :6141.00(+8.00)
亜鉛 :2638.00(▲9.00)
鉛 :1844.50(▲35.50)
アルミニウム :1806.50(+7.50)
ニッケル :11815.00(▲120.00)
錫 :19320.00(▲120.00)
バルチック海運指数 :940.00(+4.00)
※C=Cash-3M コンタンゴ、B=Cash-3M バック

【鉄鋼原料】
62%鉄鉱石スポット(CFR青島) :休場( - )
SGX鉄鉱石 :94.14(+0.04)
NYMEX鉄鉱石 :94.24(+0.05)
NYMEX原料炭スワップ先物 :205(±0.0)
上海鉄筋直近限月 :4,130(▲9)
上海鉄筋中心限月 :3,726(▲16)
米鉄スクラップ :313(▲2.00)

【農産物】
大豆 :800.25(▲14.00)
シカゴ大豆ミール :285.30(▲3.40)
シカゴ大豆油 :26.34(▲0.37)
マレーシア パーム油 :1910.00(▲12.00)
シカゴ とうもろこし :344.50(▲10.75)
シカゴ小麦 :421.75(▲9.50)
シンガポールゴム :172.20(▲2.60)
上海ゴム :11500.00(▲75.00)
砂糖 :11.78(+0.13)
アラビカ :89.50(+2.30)
ロブスタ :1322.00(+55.00)
綿花 :70.23(▲1.22)

【畜産物】
シカゴ豚赤身肉 :83.75(+0.18)
シカゴ生牛 :111.95(+0.88)
シカゴ飼育牛 :136.25(+0.48)

※全ての価格は注記が無い限り、取引所で取引される通貨建。
※限月交代に伴う価格の不連続性は考慮されていません。予めご容赦ください。