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景気循環銘柄売られる
  • MRA商品市場レポート for PRO

2019年4月26日 第1524号 商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「景気循環銘柄売られる」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品価格は総じて景気循環銘柄が売られる流れとなり、材木などのその他の農産品などが堅調な推移となった。

材木はCanforがブリティッシュ・コロンビア州の生産能力を削減する方針を示したことで買いが入り、ICEアラビカはブラジルレアル安の進行で国際需給が緩和するとの見方が広がったことが背景。

【本日の価格見通し総括】

本日も経済の先行き懸念と各国の経済対策、企業決算の改善といった強弱材料が混在する中で、方向感に欠ける展開になると予想している。

その中で景気の居所を探る上での重要指標であるQ119の米GDPに注目している。市場予想は前期比年率+2.3%(前期+2.2%)と小幅に改善の見込みである。これに伴い、景気循環銘柄には上昇圧力がかかるが、同時にドル高も進行すると予想されるため、上昇余地は限定されよう。

一方で、貴金属や農産品などの非景気循環銘柄はドル高に押される形で軟調に推移すると予想する。

【昨日の世界経済・市場動向のトピックス】

市場は不思議な安定を続けているが、商品市場では商品毎の値動きに差が出始めている。同じ景気循環銘柄である銅と原油は、銅価格は下落しているものの、原油は上昇している。一方で株は(日替わりではあるが)総じて堅調で、史上最高値を更新するなど市場は楽観的だ。

結局、金融緩和によって市場参加者の楽観が広がり、投機主体の株価は上昇しているが、よりハード面に近い(実需に近い)非鉄金属の価格は下落、同様に下落してもおかしくない原油は生産調整や米国・イランの対立を材料に高止まりしている、という整理するのが妥当だろう。

この状況で原油価格の高騰が続くことは、世界経済全体にとっては大きなリスクである。原油価格の高騰は消費国から生産国への所得移転をもたらすが、所得移転先の産油国の経済のステージが「拡大局面」になければ世界経済へのプラスの影響は限定される。

翻って日本だが、2018年の実績で約20兆円程度の化石原材料・燃料を輸入している。このうち、中東情勢が価格に影響を及ぼす原油と天然ガスは合計で16兆円程度輸入している。仮に中東情勢不安が発生して原油価格が70ドルから100ドルまで30ドル上昇した場合、このコストは単純計算で23兆円まで増加する。費用ベースで7兆円の増加だ。

法人企業統計を基にすると、2018年の日本企業全産業の営業利益は84兆円であるため、コスト面の上昇に伴う減益は▲8%程度となる。実際、そこまでの原油価格の上昇を伴う混乱が生じるとは考えていないが、こうした業績の下振れリスクが強まりやすい局面に差し掛かっているとみている。

【景気循環銘柄共通の価格変動要因整理】

(マクロ要因)

・各国の金融緩和・経済対策を受けたPMI・ISMなどのマインド系指標の改善(価格上昇要因)。

・世界景気の減速観測。IMFは2019年の経済見通しを引き下げ(+3.5%→+3.3%)ており、先行きの見通しのリスクも下向き。

・景気減速を受けた、各国政府・中銀の財政政策・金融緩和は価格の上昇要因(Q119の中国GDPは前年比+6.4%、前期+6.4%と市場予想の+6.3%を上回りやや減速懸念が後退)。

・景気減速下での原油価格高騰は、消費国から生産国への所得移転を通じて景気の下押し要因に。また、リスク回避のドル高進行も価格上昇を抑制。

・2020年からインドが人口ボーナス期入りすることによる、構造的な需要の増加は中長期的な価格の上昇要因。

(特殊要因)

・米中貿易交渉は、貿易面で一部妥結の可能性(価格の上昇要因)。ただし、知的財産権や技術の強制移転などの重要なポイントで妥結できておらず、米中の覇権争いであり長期化の見込み。

・欧州の政治混乱(伊仏の対立、ポピュリズムの台頭、トルコと欧州の関係悪化、トルコの景気後退など)によるリスク回避の動きの強まり。

・英国のEU離脱が無秩序なものになるリスク(とりあえず5月末、10月末を期限として問題先送り)。

・中国地方政府・中堅中小企業の財政状況悪化に伴う景気減速。

(投機・投資要因)

・長期金利の低下による米長短金利の逆転が株安を誘発、リスク回避のリスク資産売り圧力が強まる場合。

◆昨日の商品市場(個別)の総括


---≪エネルギー≫---

【原油市場動向総括】

原油価格は高値でもみ合った結果、前日比マイナスで引けた。イランと米国の対立に伴う供給懸念が価格を押し上げているが、同時に進行しているリスク回避のドル高や、ザリフ外相がホルムズ海峡の封鎖を否定するなどの材料で上値重く推移した。

【原油価格見通し】

原油価格は高値圏でもみ合う展開になると予想。

米国のイランに対する制裁が宣言通り実施される見通しとなったこと、それに対するイランの報復、ホルムズ海峡封鎖への懸念などが供給リスクを意識させるため。

また、この状況においてもOPECプラスの減産は継続する見込みであるほか、リビアやベネズエラの供給懸念も顕在化し始めていることから。

ただし、景気減速下での原油価格上昇は景気にマイナスであり、消費を減速させるほか、中東の混乱が拡大しない限り数字の上では供給減少分を埋め合わせできること、リスク回避のドル高進行予想されるため、上値余地も限定されると考える。

【石炭市場動向総括】

石炭先物市場は小幅に上昇。目立った材料に乏しい中、季節的に端境期にあることから横ばい推移を続けている。

【石炭価格見通し】

石炭価格は4月以降の下落幅が大きかったことから一旦買戻しが入ると見るが、本格的な上昇は季節性的にも5月以降になるだろう。

その後、8月にかけて高値を試し11月にかけて水準を切り下げる展開を予想。米中貿易協議が難航する見通しであることも価格を押し下げ。下値の目処は80ドル。

ただし、米国の北朝鮮制裁は容易に緩和せず、環境規制強化による供給の伸び鈍化が価格を下支えの見込み。また、中国による豪州炭の輸入規制(華為問題の影響)の影響でインドネシア炭にシフトしていることは逆に、上値を抑えると考えられる(日本が輸入する石炭価格CIFへの影響は中立)。

【価格変動要因の整理】

(マクロ要因)・原油価格の上昇に伴う北米の増産継続は、需給緩和で価格の下落要因。

・OPECプラスの協調減産は9月末で終了する可能性が高まっており、足元の協調減産は価格の上昇要因だが、年後半は下落要因に。

・産油国の財政悪化による上流投資部門投資の減速は、インドなどの新興国需要顕在化時の価格上昇要因。

・EV普及による需要の伸び鈍化を、軽量化目的の樹脂向け需要増加が相殺(需要が減少を始めるのは2050年頃からか)。

・世界的な石炭上流部門への投資規制強化による、供給減速懸念。価格上昇要因(石炭)。

(特殊要因)

・米国のイランに対する制裁強化・ベネズエラ・リビアの情勢悪化に伴う供給途絶懸念は価格の上昇要因。

・米国のイスラエルへの過剰な肩入れと、イスラエルネタニヤフ首相の5選達成による、周辺産油国への武力行使の可能性が高まることは原油価格の上昇要因に。

・スーダンでのクーデター発生、アルジェリアでのデモ発生など、北アフリカ情勢が不安定化しており、周辺諸国に拡大するリスク。

・米国の制裁緩和による北朝鮮炭の輸出再開による需給緩和(石炭)。

・北朝鮮が新たにICBMの発射実験を検討していると伝えられ、韓国が北朝鮮に対して石油製品の瀬取りを行っていたことが判明、制裁が厳格になるとの見方は、北朝鮮からの石炭輸出(密輸)を制限(石炭)。

・米中情報戦争をめぐる華為排除の決定を受けて中国政府は豪州からの石炭輸入を規制、インドネシア炭にシフトしていることはNEWC価格の下落要因に(石炭CIF価格に対する影響は中立)。

(投機・投資要因)

・直近の投機筋のポジションは、WTIはロングが616,110枚(前週比 ▲5,656枚)、ショートが100,852枚(▲4,252枚)、ネットロングは515,258枚(▲1,404枚)、Brentが411,833枚(前週比+15,393枚)、ショートが31,968枚(▲6,331枚)、ネットロングは379,865枚(+21,724枚)

---≪LME非鉄金属≫---

【非鉄金属市場動向総括】

LME非鉄金属価格は高安まちまち。米コア資本財受注が市場予想を上回ったことが価格上昇要因となったが、統計改善やリスク回避の動きを受けたドルジリ高や、LMEオフワラント率の低下といった価格面でのマイナス材料が価格を下押ししたため。

【非鉄金属価格見通し】

非鉄金属価格は下値余地を探る動きになると考える。中国の経済対策や米中統計の改善を織り込んで上昇していたが、再び足元の統計に弱さがみられることから、調整売り圧力が強まるため。

ただし、LME指定倉庫在庫の減少が継続し、記録的な低水準となっていることや(統計上はタイトであるが、LME倉庫運営ルールの変更によって、LME指定倉庫以外の倉庫に移されている可能性もあり、単純に需給がタイト化しているとは言えない)、2020年から次の需要のけん引役として期待されるインドの需要増加観測が価格を下支えすると予想する。

なお、米中貿易交渉の行方などは政治的な決断に左右されるため予見し難いが、着地するまでは基本的には積極的な買い材料にも、売り材料にもし難い。しかし、妥決するまでは懸念材料となるため、価格上昇を抑制。

【価格変動要因の整理】

(マクロ要因)・環境規制の強化で特殊需要が増加する(軽量化目的のアルミ、EV向けのニッケル・銅(通常25キロ/台の銅が使われるが、EVは80キロ/台)、蓄電池としての鉛、コバルトなど)

・中国の環境規制強化に伴うスクラップの調達難による、新塊需要の増加。

・上流部門投資不足並びに鉱石の品位低下による、鉱山供給の制限。

・亜鉛の精錬キャパシティ不足に伴う需給のタイト化。一方鉱山生産は再開しており、亜鉛精鉱需給は緩和、TCも高止まり。

・環境規制強化・米制裁の影響による石炭価格上昇が、中国の非鉄金属製造コストを高止まりさせる場合。

(特殊要因)

・銅の生産減少観測(環境問題によるインド、露天掘りから地下生産に変更するインドネシア)、ヴァーレの尾鉱ダム事故の影響による供給減少(アルミやニッケルなどに波及する可能性)。

・LME指定倉庫在庫の減少が、LMEの倉庫運営ルール変更に伴う保管場所変更の取引の影響である場合、ルールが見直された際に再度、LME指定倉庫在庫が急増する可能性(下落要因)。

(投機・投資要因)

・4月19日付のLMEポジションは鉛を除くとネットロングポジションを減少させた。これにより、銅、アルミはネット売り越しとなっている。

投機筋のLME+CME銅ネット買い越し金額は10.8億ドル(前週11.4億ドル)と減少。上昇率は▲5.0%。

買い越し枚数はトン数換算ベースで86千トン(前週99千トン)と減少、増加率は▲12.9%。

---≪鉄鋼原料≫---

【鉄鋼原料市場動向総括】

中国向け海上輸送鉄鉱石スワップ市場は高安まちまち、原料炭スワップ先物は横ばい、中国鉄鋼製品価格は小幅上昇した。

木曜日から再開見込みだった唐山市のミル稼働規制が30日まで延長される見通しとなったことが価格を押し上げたものの、中国南部が雨季・気温上昇で建設の動きが鈍化する見込みであることが価格上昇を抑制した。

【鉄鋼原料価格見通し】

鉄鉱石価格は高値圏でもみ合うものと考える。ヴァーレのブルクツ鉱山の稼働の再開が供給懸念を緩和する一方、鉄鋼製品価格が記録的な高値になっていることが価格を需要面で押し上げるため。

しかし、米中協議の先行きがはっきりせず、欧州に対する制裁が再開される可能性があること、最大消費国である中国が昨年と同レベルの生産を継続できる可能性は低いこと、原油価格高騰に伴う消費国経済への悪影響、鉄鋼製品在庫の取り崩し時期にあり、季節的に価格が下押しされるため上値も重くなると予想。

【価格変動要因の整理】

(マクロ要因)・中国の鉄鋼製品在庫水準の高さは価格の下落要因。鉄鋼製品在庫は前週比▲90.2万トンの1,389万トン(過去5年平均1,371.3万トン)と例年をやや上回っている。

・中国の鉄鉱石在庫水準の高さは価格を下押し。鉄鉱石在庫は前週比▲39万トンの1億4,000万トン(過去5年平均1億1,848万トン)、在庫日数は▲1.0日の35.2日(過去5年平均 29.7日)と例年の水準を上回る。

・季節的に鉄鋼製品在庫の取り崩し時期であり、価格には下押し圧力がかかりやすい。

・長期的には2020年に人口ボーナス期入りするインドの需要が鉄鋼製品・鉄鉱石価格を押し上げ。

(特殊要因)

・ヴァーレの尾鉱ダム決壊の影響が拡大し、さらに供給減少が起きた場合(自社・他社ともにあり得る)、価格の上昇要因に。

(投機・投資要因)

・固有の要因は特になし。

---≪貴金属≫---

【貴金属市場動向総括】

金・銀価格は総じて堅調。特段目立った新規材料に乏しい中、株価の調整圧力の強まりを受けて物色された。PGMも金銀価格の上昇で堅調。

PGM現物の需給バランスを見る上での指標となるロジウムの価格は2,950ドル(前日比変わらず)。

【貴金属価格見通し】

金価格は高値でのもみ合いを予想。再び株式市場に調整圧力が強まる中、債券に買いが入り長期金利に低下圧力がかかっていること、イラン問題で原油価格に上昇圧力が高まることが、実質金利を押し下げるため。

ただし、英国のEU離脱問題が先送りされたことや、米中・日米貿易協議でそれほどネガディブな情報がでてきていないことが、安全資産需要を減少させ、価格の下押し要因に。

銀価格は金銀在庫レシオ(銀在庫÷金在庫)の上昇が金銀レシオを押し上げているため対金で割安に推移。

一方、欧州の政情不安、米国の債務上限問題、中東情勢の混乱懸念(イスラエル・イランを中心に)が安全資産需要を高めるため、リスクプレミアムが乗る形で価格を押し上げへ。

PGM価格は金銀価格が現状水準でもみ合うが、終盤のPGMの価格上昇はやや投機的な側面が強いため、対金銀では割安に推移。

プラチナは割安感からETFに買いが入っていたがこの動きが一巡、一転売り圧力が強まっている。貴金属セクターに調整圧力が強まる中ではこのポジションの増加は、先々の売り圧力となる可能性があることは留意。

パラジウムはリースレートが低下して安定、実際の需給面は緩和に向かいつつある。ロジウム価格の調整に象徴されるように、暫くは下値余地を探りやすい。

【価格変動要因の整理】

(マクロ要因)・FRBの利上げ打ち止め、原油価格の高止まりは実質金利の低下を通じて金銀価格の上昇要因に。

・景気の先行きを楽観した株価上昇とそれに伴う長期金利・実質金利の上昇(金銀価格の下落要因)。ただし、欧州の政情混乱や景況感の悪化で株価が調整した場合には金銀価格の上昇要因。

・世界的な自動車販売の減速(米欧中)による、自動車向け排ガス触媒需要の減少(PGM)。

・排ガス規制強化に伴うパラジウムへのシフト(パラジウムの上昇要因・プラチナの下落要因)。

・パラジウム需要増加に伴うPGMの増産により、結果的にプラチナが供給過剰となり価格の下落要因に(プラチナ)。

・割安感からプラチナのETFに買いが入っており、短期的には上昇要因、中期的には手仕舞い圧力で売り要因に(プラチナ)。

(特殊要因)

・米中貿易交渉は、貿易面で一部妥結の可能性(価格の下落要因)。ただし、知的財産権や技術の強制移転などの重要なポイントで妥結できておらず、米中の覇権争いであり長期化の見込み(価格の下支え要因)。

・米国の債務上限問題の顕在化(8月~9月にデフォルトするリスク)。

・欧州の政治混乱(英国のEU離脱、伊仏の対立、ポピュリズムの台頭、トルコと欧州の関係悪化など)による安全資産需要の増加。

・中国地方政府・中堅中小企業の財政状況悪化に伴う景気減速による安全資産需要の増加。

(投機・投資要因)

・長期金利の低下による米長短金利の逆転が株安を誘発、リスク回避のリスク資産売り圧力が強まり、安全資産需要が高まる場合。

・銀価格は金銀在庫レシオが銀在庫の減少、ないしは金在庫の増加、あるいは両要因によって低下した場合、金銀レシオが上昇するリスク(銀価格の上昇要因)。

・直近の投機筋のポジションは、金はロングが183,213枚(前週比 ▲16,294枚)、ショートが126,940枚(+32,797枚)、ネットロングは56,273枚(▲49,091枚)、銀が76,033枚(▲377枚)、ショートが70,148枚(+10,156枚)、ネットロングは5,885枚(▲10,533枚)

・直近の投機筋のポジションは、プラチナはロングが46,340枚(前週比 ▲808枚)、ショートが15,229枚(▲75枚)、ネットロングは31,111枚(▲733枚)、パラジウムが12,483枚(▲538枚)、ショートが3,659枚(+129枚)、ネットロングは8,824枚(▲667枚)

---≪農産品≫---

【穀物市場動向総括】

シカゴ穀物価格は上昇した。特段目立った材料がない中、週末を控えて買戻しが優勢となった。

【穀物価格見通し】

穀物価格はレンジワークを継続すると考える。米中貿易摩擦でシカゴの需給が緩和している可能性が高いこと、エルニーニョの影響による作付けへの懸念が後退していることが価格を押し下げるものの、米中が6月頃までに貿易面で合意するとの期待が高まっていることや、景気の先行き懸念で非景気循環銘柄が物色される流れが価格を下支えするため。

【価格変動要因の整理】

(マクロ要因)・米穀物生産増産見通しを受けた需給緩和観測。

トウモロコシ作付意向面積 9,279万エーカー(市場予想 9,127万エーカー、前年8,803万エーカー)

大豆 8,462万エーカー(8,620万エーカー、8,898万エーカー)小麦 4,575万エーカー(4,688万エーカー、4,734万エーカー)

・4月の米需給報告の在庫見通し

トウモロコシ 20億3,500万Bu(市場予想19億8,771万Bu、前回18億3,500万Bu)、大豆 8億9,500万Bu(9億1,182万Bu、9億Bu)小麦 10億8,700万Bu(10億7,500万Bu、10億5,500万Bu)

・実質金利の低下に伴うドル安の進行は、シカゴ穀物の輸出競争力を改善し、需給面で価格の上昇要因に。

(特殊要因)

・米中貿易交渉は、貿易面で一部妥結の可能性(価格の上昇要因)。ただし、知的財産権や技術の強制移転などの重要なポイントで妥結できておらず、米中の覇権争いであり長期化の見込み(価格の下落要因)。

・エルニーニョ現象発生による北米の増産は価格の下落要因。ただし洪水などが発生し、災害が激甚化した場合には価格の上昇要因に。

・中国の豚コレラ被害の拡大により、飼料需要が減少した場合は価格の下落要因(逆に終息すれば上昇要因)。

(投機・投資要因)

・再び主要穀物のショートポジションが大きく積み上がっている。これらの巻き戻し(買戻し)圧力が播種の状況によって強まる可能性があることは留意。

・直近の投機筋のポジションは、トウモロコシはロングが412,412枚(前週比 +9,090枚)、ショートが566,903枚(+34,343枚)、ネットロングは▲154,491枚(▲25,253枚)、大豆はロングが143,284枚(▲1,824枚)、ショートが200,190枚(+16,439枚)、ネットロングは▲56,906枚(▲18,263枚)、小麦はロングが135,037枚(+1,342枚)、ショートが176,587枚(+16,626枚)、ネットロングは▲41,550枚(▲15,284枚)

◆主要ニュース


・米週間新規失業保険申請件数 230千件(前週193千件)
 失業保険継続受給者数 1,655千人(1,654千人)

・3月米製造業耐久財受注速報 前月比+2.7%(前月改定▲1.1%)
 除く輸送機器+0.4%(▲0.2%)
 製造業新規受注資本財非国防除く航空+1.3%(+0.1%)

・4月カンザスシティ連銀製造業活動 5(前月10)

・ドイツ銀行とコメルツ銀行、合併交渉を中止。

◆エネルギー・メタル関連ニュース


【エネルギー】
・DOE天然ガス稼働在庫 1,339BCF(前週比+92BCF)
 東部 251BCF(+23BCF)
 中西部 264BCF(+10BCF)
 山間部 70BCF(+4BCF)
 太平洋地区138BCF(+10BCF)
 南中央 616BCF(+45BCF)

・イラン ザリフ外相、「イランは米国との対立を望んでいない。ホルムズ海峡も封鎖しない。」

【メタル】
・Q119 Freeport 銅生産354千トン(前期381千トン、前年432千トン)
 鉱山生産+輸送コスト 4,781ドル(4,362ドル、3,679ドル)
 ユニットキャッシュコスト 3,922ドル(3,393ドル、2,159ドル)
 金生産 166千オンス(334千オンス、599千オンス)
 CAPEX 622百万ドル(580百万ドル、402百万ドル)

◆主要商品騰落率


【上昇率上位5商品】

商品名(カテゴリー)/前日比上昇率/年初来上昇率
1.CME木材 ( その他農産品 )/ +4.35%/ +3.10%
2.NYM米天然ガス ( エネルギー )/ +2.11%/ ▲14.49%
3.CBT大豆ミール ( 穀物 )/ +1.86%/ ▲0.07%
4.ICEアラビカ ( その他農産品 )/ +1.77%/ ▲9.62%
5.ブラジル・ボベスパ ( 株式 )/ +1.59%/ +9.86%

【下落率上位5商品】

商品名(カテゴリー)/前日比上昇率/年初来上昇率
68.TGEトウモロコシ ( 穀物 )/ ▲2.73%/ ▲11.82%
67.ICE粗糖 ( その他農産品 )/ ▲2.52%/ +2.74%
66.中国CSI300 ( 株式 )/ ▲2.19%/ +30.93%
65.CME生牛 ( 畜産品 )/ ▲2.15%/ ▲0.60%
64.CME肥育牛 ( 畜産品 )/ ▲2.03%/ ▲3.56%

※弊社が重要と考える主要商品の前日比騰落率上位・下位5品目です。
※限月交代に伴う価格の不連続性は考慮されていません。予めご容赦ください。

◆主要指標


【為替・株・金利・ビットコイン】
NY ダウ :26,462.08(▲134.97)
S&P500 :2,926.17(▲1.08)
日経平均株価 :22,307.58(+107.58)
ドル円 :111.63(▲0.56)
ユーロ円 :124.27(▲0.88)
米10年債利回り :2.53(+0.01)
独10年債利回り :▲0.01(+0.00)
日10年債利回り :▲0.03(+0.01)
中国10年債利回り :3.41(▲0.01)
ビットコイン :5,495.18(+59.37)

【MRAコモディティ恐怖指数】
総合 :20.56(▲0.36)
エネルギー :26.30(▲0.47)
ベースメタル :14.92(▲0.38)
貴金属 :15.29(▲4.26)
穀物 :15.31(▲0.1)
その他農畜産品 :24.28(+0.69)

【主要商品ボラティリティ】
WTI :19.56(+0.31)
Brent :14.50(+0.1)
米天然ガス :21.28(+0.58)
米ガソリン :20.04(▲3.87)
ICEガスオイル :12.85(+0.07)
LME銅 :11.88(+0.46)
LMEアルミニウム :12.36(▲0.06)
金 :11.80(▲0.63)
プラチナ :19.33(▲1.18)
トウモロコシ :19.88(+0.03)
大豆 :11.80(▲0.63)

【エネルギー】
WTI :65.21(▲0.68)
Brent :74.35(▲0.22)
Oman :73.60(▲0.65)
米ガソリン :213.21(+0.36)
米灯油 :209.81(▲0.06)
ICEガスオイル :642.75(▲1.50)
米天然ガス :2.51(+0.05)
英天然ガス :34.36(+0.49)

【石油製品(直近限月のスワップ)】
Brent :74.35(▲0.22)
SPO380cst :441.89(+1.53)
SPOケロシン :84.81(+0.27)
SPOガスオイル :84.47(+0.01)
ICE ガスオイル :86.28(▲0.20)
NYMEX灯油 :210.05(▲0.01)

【貴金属】
金 :1277.17(+1.41)
銀 :14.95(▲0.00)
プラチナ :887.17(+3.07)
パラジウム :1417.39(+2.38)
※ニューヨーククローズ。

【LME非鉄金属】
(3ヵ月公式セトル)
銅 :6,380(▲62:4.5C)
亜鉛 :2,746(▲11:124.5B)
鉛 :1,918(▲7:16C)
アルミニウム :1,862(▲10:10C)
ニッケル :12,330(▲120:60C)
錫 :19,600(▲100:55B)
コバルト :34,500(±0.0)

(3ヵ月ロンドンクローズ)
銅 :6346.00(▲95.50)
亜鉛 :2746.50(▲2.50)
鉛 :1930.00(+5.50)
アルミニウム :1858.50(▲13.00)
ニッケル :12325.00(▲100.00)
錫 :19830.00(+130.00)
バルチック海運指数 :850.00(+29.00)
※C=Cash-3M コンタンゴ、B=Cash-3M バック

【鉄鋼原料】
62%鉄鉱石スポット(CFR青島) :休場( - )
SGX鉄鉱石 :92.91(▲0.08)
NYMEX鉄鉱石 :93.14(+0.19)
NYMEX原料炭スワップ先物 :204.25(±0.0)
上海鉄筋直近限月 :4,143(+8)
上海鉄筋中心限月 :3,744(+11)
米鉄スクラップ :326(▲6.00)

【農産物】
大豆 :859.25(+4.00)
シカゴ大豆ミール :306.00(+5.60)
シカゴ大豆油 :27.64(▲0.28)
マレーシア パーム油 :2050.00(▲29.00)
シカゴ とうもろこし :347.50(+0.75)
シカゴ小麦 :434.75(+2.50)
シンガポールゴム :172.00(+0.60)
上海ゴム :11260.00(+15.00)
砂糖 :12.36(▲0.32)
アラビカ :92.05(+1.60)
ロブスタ :1368.00(+5.00)
綿花 :76.97(+1.20)

【畜産物】
シカゴ豚赤身肉 :87.85(▲1.33)
シカゴ生牛 :124.05(▲2.73)
シカゴ飼育牛 :143.55(▲2.98)

※全ての価格は注記が無い限り、取引所で取引される通貨建。
※限月交代に伴う価格の不連続性は考慮されていません。予めご容赦ください。