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ドル高進行が価格を下押しも英国対露制裁強化観測が一部金属を押し上げ
  • MRA商品市場レポート

2023年12月18日 第2610号(簡易版)商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「ドル高進行が価格を下押しも英国対露制裁強化観測が一部金属を押し上げ」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は非鉄金属や貴金属の一角、その他農産品や自国通貨建て商品価格が上昇したが、エネルギーや貴金属は下落した。FOMCを受けてドル安が急速に進行していたが、NY連銀総裁のややタカ派な発言や、ドル修正安の回復からドルが物色されたため、総じてドル建て資産価格が水準を切下げる流れとなった。

なお、発表された中国の統計は冴えない内容、特に不動産セクターが冴えない内容であり、工業金属価格の下押し要因となった。

しかし、非鉄金属は英政府が、英国人・英企業のロシア産金属購入規制を発表したことで、需給がタイト化するとの懸念から上昇した。なおこれは英国籍企業向けの規制であるため影響は限定されると見られる。

パラジウム価格の急上昇はこの規制に反応したものだったようだが、この規制にパラジウムは含まれていない。

しかし、米国のウクライナ支援予算が枯渇する中、欧州が独自にロシアに対して財政的な影響を与える動きを強める可能性があることを考えると、この動きが広がるとロシアの供給比率の高い金属価格に上昇圧力が掛かることになる。

ただ、原油と同様で第三国向けに販売、それを加工した製品を制裁を行っている国が買う、という流れになる可能性もある。こうなると「一物二価」となる商品が増えることが予想される。


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