CONTENTSコンテンツ

ドル高で総じて軟調もエネルギー高続く
  • MRA商品市場レポート

2023年9月11日 第2540号(簡易版)商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「ドル高で総じて軟調もエネルギー高続く」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は、発電燃料が大幅に上昇、液体燃料価格も上昇。非鉄金属や貴金属、その他農産品などは軒並み水準を切下げる展開となった。

発電燃料は豪シェブロンの労働組合が8日からストライキに突入することを決定したことが供給不安を高めたことで、水準を切り上げている。

これまで米統計が良好であることを受けてドル高が進行していたため、米国時間に調整的な売りで急落する局面もあったが、米家計純資産が不動産価格の上昇などで増加し、過去最高になったことを材料に金利が上昇したことで結局ドル高を維持した。

そのため、米国が主体で消費していない非鉄金属などのドル建て資産は下落し、米国の消費比率が高いエネルギーセクターはドル高が進行したが、結局水準を切り上げた。

足下、ドル高・原油高が同時に発生、もう2ヵ月近くこの状態が続いている。中期的にはシクリカルな回復が米国で発生していることを示唆するものだ。

今後は、政策金利引き上げに伴い米ドル高がこのまま進行した場合、早晩原油価格が調整、その後景気減速と共にドル安・原油安となる展開が「通常のパス」である。

実際、米国の小売業・卸売業・製造業とも在庫循環図的には在庫の調整が必要な局面にあり、サービス業を含めた景気減速はこれからと考えられる。

しかし、これまでと異なり、このまま景気が減速しないケースも想定される。その場合、コロナ以降に積極的に行った財政出動に起因するインフレが再燃した場合、これを米当局が放置するのかどうかである。

【本日の見通し】

週明け月曜日は目立った手掛かり材料に乏しいが、米経済が堅調であり、ドル高が進行する可能性が高いため、ドル建て資産価格には総じて下押し圧力が掛かる展開が予想される。

一方、米国経済が良好であるためエネルギ-価格(原油)は上昇余地を探る動きに。


主要ニュース/エネルギー・メタル関連ニュース/主要商品騰落率/主要指数/市場の詳細データPDFは、有料版「MRA商品市場レポート」にてご確認いただけます。
【MRA商品市場レポート】について