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米インフレ統計減速で総じて堅調
  • MRA商品市場レポート

2023年4月3日 第2425号(簡易版)商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「米インフレ統計減速で総じて堅調」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品価格はほとんどの商品が株なども含めて上昇した。注目の米個人所得・個人消費に置けるコア物価指数が前月比+0.3%(市場予想+0.4%、前月+0.5%)と減速、個人所得は+0.3%(+0.2%、+0.6%)、と増加したが、支出は+0.2%(+0.3%、+2.0%)と減速、実質個人支出も▲0.1%(▲0.1%、+1.5%)とマイナスに転じた。

貯蓄率も4.6%(4.4%)と上昇しており、米国民が景気減速に備え始めた可能性が出てきた。

しかし、シカゴPMIなどは43.8(43.0、43.6)と閾値の50を下回りながらも改善しているため、米国の景気の底堅さを確認、結果的に最大消費国の景気への自信からエネルギーセクターは総じて強くなった。発電燃料に関しても、欧州の気温低下などを材料に堅調に推移。

一方、ドル高が期末の資金確保も含めて上昇したため、為替の影響が小さくないLME非鉄金属は水準を切下げ、金も小幅に水準を切下げた。その他の貴金属は株高もあって水準を切り上げている。

目先、金融引締めは継続、恐らく5月が市場予想通り最後の利上げとなり、後は景気の動向をにらみつつどこで利下げに転じるかが焦点となる。しかし、これらの統計をみるに、早期の利下げの可能性は低く、あったとしても年後半~来年に掛けてだろう。

恐らく、利下げ後半年~1年程度で景気が底入れするため、早期の利下げの可能性が後退していることからやはり景気底入れは年明けになり、景気循環系商品が長期的な上昇に転じるのは来年から、ではなかろうか。


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