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米GDPは当局期待通り 引締めペース鈍化期待で総じて高い
  • MRA商品市場レポート

2023年1月27日 第2379号(簡易版)商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「米GDPは当局期待通り 引締めペース鈍化期待で総じて高い」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品価格はまちまち。注目の米GDPが発表され、FRBが望む形での景気拡大ペースの減速と、インフレ率の鈍化継続が確認されたことで、「ほどほどの景気過熱、緩やかな金融引締め終了」期待が高まったことが、リスク資産価格を押し上げた。

ただ価格指数は総合指数が原油価格の下落もあって前年比上昇率が前年比+3.5%(市場予想 +3.2%、前月+4.4%)と減速したが、コア価格指数は+3.9%(+3.9%、+4.7%)と、コア指数の方が上昇率が上回っている。

このことは粘着質なインフレが解消できていないことを示唆しており、仮にこの数日間、指摘されているように、「リセッション入りを回避」できた場合、再び物価が上昇して年末に利下げどころか利上げが起きる可能性も出てくることになる。

市場参加者は年後半の利下げを期待しているが、FRBは利下げしないと発言しており既に両者の見解に乖離が生じているが、年後半の循環的な景気減速局面時に、金融緩和が行われ無いことを背景とする「失望」からリスク資産価格が大きく下落するリスクも存在する(この場合、高騰した後に下落)。

総じてインフレ圧力は緩和の方向にあるものの、まだ価格は乱高下する可能性が高かろう。

昨日、下落したのは暖冬と在庫積み上がりで供給不安が後退している発電燃料全般。特に日本にとっては石炭価格の下落が重要だが、弊社が参照しているNEWCスワップ先物は来週限月交代であり、交代後は100ドル近く水準が低下することになる。ただ、過去も限月交代後に上昇して窓埋めが起きているため、恐らく今回も同じ展開になるだろう。


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