エネルギー続伸・金属続落
- MRA商品市場レポート
2022年8月19日 第2264号(簡易版)商品市況概況
◆昨日の商品市場(全体)の総括
「エネルギー続伸・金属続落」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品価格はエネルギーに割安感からの買いが入り、そもそも供給不足が問題視されている発電燃料は堅調な推移となったが、電力不足の影響で稼働が停止している中国の影響を受けて工業金属は軟調な推移、リスク回避でドル高が進行する中で、貴金属は金価格がリスク・プレミアムを引き下げて下落したため、全体的に軟調な推移となった。
穀物はエネルギー価格の上昇でトウモロコシと大豆が上昇したが、小麦はウクライナ・ロシア産小麦の輸出増加観測や、カナダ・ロシアなどの増産観測が価格を下押しした。
昨日の経済統計はフォワードルッキングな指標であるフィラデルフィア連銀製造業指数は予想外の改善、ルックバックな指標である中古住宅販売は市場予想を下回り、まちまちの状態。
市場はこの状況を受けた米国の金融政策動向に関心を移している。来週のジャクソン・ホールでパウエル議長がどの程度のタカ派的な発言をするかに注目が集まる。
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