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ドル安進行で買い戻し
  • MRA商品市場レポート

2022年8月9日 第2256号(超簡易版)商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「ドル安進行で買い戻し」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品価格は総じて堅調な推移となった。米雇用統計が良好な内容だったことで利上げ観測が強まり、景気後退、むしろ先々の利下げを織り込むような形となった。それに伴いドル安が進行、結果的にドル建て資産価格を押し上げる形となった。

原油や非鉄金属は金融引締め加速観測から売られてきたが、ここに来て買い戻し圧力が強まっている。しかし、いずれも100日、200日といった移動平均線が強いレジスタンスとして意識されている状況。

また、利上げ、QTは今後も続く見通しであり、金融政策面でも下押し圧力が掛る可能性が高い。過去の例を見ると、インフレが沈静化して利上げが終了、景気が減速を始める段階で商品価格が循環的な下落局面入りすることが多いが、恐らくそれは来年の上期中(6月末まで)になるのではないだろうか。


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