揺らぐ市場のドル金利水準感・ドル円相場の水準感
- MRA外国為替レポート
2022年4月11日号
◆先週の市場総括
先週はウクライナ情勢がさらに悪化するなかFRBによる金融正常化、利上げおよびバランスシート縮小がペースアップするとの見方が株価には逆風となった。
一方、米長期金利の上昇を支えにドルが堅調。火曜日にハト派で知られるブレーナード理事が年内に中立水準まで利上げする意向を示した。
水曜日に公表された3月のFOMC会合の議事要旨ではバランスシート縮小ペースを急ピッチで実施することで概ね合意されていたことが明らかに。これを受けて米長期金利が大きく上昇。前週末には2年債が2.46%、10年債が2.39%と逆転していたが、ともに上昇しながら10年債利回りの上昇が急。週末は2年債が2.516%、10年債は2.704%となり順イールドとなり金利差が拡大。
米国株はハイテク株、高PER銘柄を中心に軟調。NYダウの下げは小幅だったが、ナスダックが大きく調整した。
ドル円相場は122円台半ばで始まりブレーナード理事の発言を受けて123円台後半に上昇。さらに週末にかけては米長期金利上昇につれて124円台後半を上昇し引けは124円30銭近辺。
ドルはユーロに対しても上昇。ユーロドル相場は1.10台半ばで始まり週末にかけて右肩下がり。1.08台半ばまで下げて引けは1.08台後半。
ユーロ円相場は方向感なく上下。135円台半ばで始まりウクライナ情勢の悪化から134円台半ばに下落。その後は134円台半ば~135円台半ばで上下して引けは135円台前半。
日経平均はFRBによる金融引き締め懸念や米国株の調整を受けて27,000円割れに下落した。
月曜日の東京市場で日経平均は4営業日ぶりに反発。週末の米雇用統計が強かったことで米景気には安心感。一方、中国での感染拡大には警戒感が強まった。
前場は週末引値からマイナスとなったが底固く持ち直し小動き。この日の東証の市場改変で売買システムのトラブルを警戒し売買が手控えられた面もあった。引けは前週末比+70円高の27,736円。
ドル円相場は122円60銭~70銭で始まり、朝方30銭に下落したが、昼過ぎにかけて122円70銭台に持ち直し、午後は60銭近辺を中心に上下もみ合い横ばい。ユーロ円相場は135円30銭~50銭で始まり10銭台に下落。その後は135円50銭中心に40銭~60銭で上下した。
ユーロドル相場は1.1050近辺で小動き。15時以降、欧州市場から米国市場にかけてはユーロが大幅安。ロシア撤退後の惨状にウクライナ情勢が悪化、停戦期待が後退。各国がロシアへの制裁強化に傾き、ロシアからのエネルギー禁輸による欧州経済への懸念が強まった。
ユーロは対ドルで1.0960へ、対円で134円60銭へ大幅安。その後は下げ止まり米国市場の引けはそれぞれ1.0970、134円70銭。ドル円相場はやや上昇したが122円70銭を中心に60銭~90銭で上下し、引けにかけては70銭~80銭。
米国株は上昇。制裁強化懸念から原油価格が上昇し消費関連には重石となった。一方ハイテク株はしっかり。NYダウは+103ドル高の34,921ドル。ナスダックは+271ドル高の14,532ドル。VIX指数は▲1.06ポイント低下して18.57。
原油価格WTI先物は103.28ドルに上昇。米長期金利は概ね横ばい。10年債利回りは2.393%、2年債は2.418%、と逆イールドのまま。
火曜日の東京市場では日経平均は小幅高。寄付きは27,950円近辺で高寄りしたものの、すぐに大きく下げ27,700円台でもみ合い。
米国のハイテク株高を受けて半導体株に買いが入ったが、朝方に為替相場が円高に振れたほか、中国でのコロナ禍・ロックダウンによる景気懸念が上値を抑えた。引けは前日比+51円高の27,787円。
ドル円相場は122円80銭近辺で始まり朝方122円40銭に下落。黒田総裁が、最近の円相場の変動はやや急、として円安をけん制する発言をしたことがきっかけ。その後は122円40銭~60銭で上下し東証引け・欧州時間前は122円50銭。その後123円ちょうど近辺に急反発した。
ユーロ円相場は134円70銭~80銭で始まり40銭近辺に下落してもみ合い。夕刻欧州市場前にはドル円相場同様135円10銭に反発した。
ユーロドル相場は小動き。1.097近辺でもみ合い、夕刻はやや反発して1.099。欧州時間から米国市場朝方にかけては方向感なく上下。ドル円相場は122円70銭~123円ちょうどを高下して米国朝方は122円80銭。ユーロ円相場は134円70銭~90銭。ユーロドル相場は反落して1.096~1.097でもみ合い。
その後は強い米国のISM非製造業景気指数、ブレーナードFRB理事のタカ派発言を受けて大きくドル高が進んだ。
ISM指数は前月56.5から58.3に改善。雇用指数は48.5から54.0へ大きく上昇。コロナ禍一服による雇用改善を示した。新規受注も56.1から60.1へ上昇。価格指数も83.1から83.8へやや上昇した。
ハト派とみられているブレーナード理事は、インフレ押し下げが最重要と述べたうえで、バランスシート縮小を2017年からの前回局面よりかなり速いペースで実施、5月会合にも決定する、とした。
また政策金利について、年後半には中立水準に達し、その後も必要に応じてさらに引き締めを行う、として0.50%の利上げを複数回実施する可能性を示唆した。
米10年債利回りは一時2.56%と3年ぶりの高水準をつけ引けは2.554%。2年債利回りは2.524%。バランスシート縮小を急速に実施するとの発言に10年債金利の上昇が大きくなり、2年・10年の逆イールドは解消した。
ドル円相場は123円60銭~70銭に急騰、もみ合い引けは123円60銭。ユーロドル相場は大きくユーロ安ドル高が進んで1.0900~1.0910。ユーロ円相場は134円80銭~135円ちょうどで上下して引けは134円80銭。
米国株は一貫して下げ相場に。金利上昇で高PER銘柄・ハイテク株が大きく反落。急速な利上げが景気を冷やすとの見方から景気敏感株も売られた。NYダウは▲280ドル安の34,641ドル。ナスダックは▲328ドル安の14,204ドル。VIX指数は+2.46ポイント上昇して21.03。
水曜日の東京市場では日経平均が3営業日ぶりに反落。FRBブレーナード理事のタカ派発言、米国株がハイテク中心に大きく下落したことを受けて下落した。米長期金利上昇で高PER銘柄、値がさ株が下落した。下げ幅は一時▲550円を超え、引けは前日比▲437円安の27,350円。
ドル円相場は123円60銭で始まり昼前に124円をつけた。その後欧米市場にかけては123円70銭~124円ちょうどで上下動。米国市場では70銭~90銭で推移し引けは123円80銭。
ユーロ円相場は134円80銭で始まり135円10銭に上昇。その後は134円80銭~135円ちょうどで推移した。欧米市場では135円40銭に上昇したが反落して134円80銭~90銭で引けた。
ユーロドル相場は東京市場で1.0900~1.0910で始まり1.0890~1.0900にやや下落してもみ合い。さらに1.087台へ下落した。その後欧米市場では方向感なく1.0900~1.0930で上下。その後はドル高の勢いに押されて1.086台へ下落した後、引けは1.0900近辺。
米国株は続落。公表されたFOMC議事録ではサプライズはなかったもののタカ派姿勢が鮮明。金利先高感からハイテク株・高PER銘柄中心に下落。ディフェンシブ銘柄がしっかり。
ナスダックは▲315ドル安の13,888ドル。NYダウは▲144ドル安の34,496ドル。VIX指数は+1.07ポイント上昇して22.10。
米10年債利回りは一時2.66%に上昇し引けは2.598%。2年債は2.484%。原油価格WTI先物はさらなる備蓄放出の報に下落して96.23ドル。
FOMC議事録では、バランスシート縮小について、毎月950億ドルとすることで概ね合意していたことが明らかになった。前回は100億ドルの縮小から段階的に500億ドルに拡大したが、それに比べかなりの急ピッチ。また利上げは0.50%が複数回実施も許容することが明らかになった。
木曜日の東京市場では日経平均が大幅続落。FRBが金融引き締めを積極化するとの観測であらためて売りが優勢。中国での感染拡大、ロックダウンにより、中国景気減速懸念や生産・供給に支障が生じるとの懸念が強まった。
幅広い銘柄が売られ、引けは前日比▲461円安の26,888円。
東京市場のドル円相場は底固いものの上昇一服。123円80銭近辺で始まり朝方は90銭台に上昇したものの50銭に反落。その後は123円70銭近辺でもみ合い、夕刻には60銭~80銭台で上下した。
ユーロ円相場は134円90銭で始まり135円ちょうどをつけた後70銭に反落。その後は134円90銭近辺でもみ合い、夕刻は135円20銭に上昇した後134円40銭に急反落するなど値動きが荒くなった。
ユーロドル相場は1.09ちょうど近辺で始まりじり高。夕刻は1.0930に上昇した後、1.0870へ下落するなど高下した。欧州市場から米国市場にかけてはユーロ高円安が進んだ。
ユーロ円相場は135円50銭に急反発。連れてドル円相場は124円ちょうど近辺に上昇した。ユーロドル相場は1.0930近辺に反発した。
ECB議事要旨では積極的な金融正常化姿勢が確認された。その後はドルが堅調。セントルイス連銀総裁は、年末までに3%台への利上げを支持、と述べた。ドル円相場は123円90銭~124円ちょうど近辺で小動き。
ユーロドル相場は1.0870~1.0880へ反落。ユーロ円相場はユーロ安に押されて134円80銭~90銭に下落した。
米国株は小幅上昇。金融引き締めへの警戒感で売りが先行し34,200ドル近辺へ下落したが、ディフェンシブ株が堅調、長期金利の上昇も前日の範囲内にとどまり、持ち直し。引けは+87ドル高の34,583ドルに戻した。
ナスダックは+8ドル高の13,897ドル。VIX指数は▲0.55ポイント低下して21.55。
米10年債利回りは2.66%をつけ引けは2.658%。2年債利回りは2.466%とやや低下。2年債と10年債は引き続き順イールドで金利差は拡大した。
週次の新規失業保険申請件数は166千件と前週171千件から減少して1968年11月以来53年ぶりの低水準。雇用情勢の引き締まりを示した。原油価格WTI先物は96.03ドルと安定。
金曜日の東京市場では日経平均が3営業日ぶりに反発。前日までの下げが急だったことから自律反発狙いの買いが入った。上げ幅は一時+300円近くに達した。一方、FRBの金融引き締め警戒で上値追いも続かず伸び悩み。引けは+97円高の26,985円。
ドル円相場は124円ちょうど近辺で始まり早々に20銭に上昇した後、仲値近辺で123円70銭に下落。その後は反発、じり高となり欧州市場から米国市場朝方にかけては124円ちょうど~10銭で推移した。
米国市場では米長期金利上昇に支えられ124円70銭近くに上昇、その後は反落して124円30銭~40銭で週末の取引を終えた。
ユーロ円相場は134円90銭から135円10銭に上昇した後、仲値近辺で134円40銭に急反落。その後昼から欧米市場にかけて一貫して上昇して135円30銭。その後はもみ合い引けは135円20銭近辺。
ユーロドル相場は1.0880近辺で始まり軟調。ユーロ安ドル高。もみ合いながら夕刻は1.0850。その後欧米市場では1.0890に上昇、1.0840割れに反落、1.0880に反発と上下して引け。
米国株はまちまち。FRBによる急速な引き締め観測から長期金利が上昇。10年債利回りは2.704%と年初来の最高水準。2年債利回りは2.516%。金利上昇を受けてハイテク株、高PER銘柄が売られた。
一方、金融株やディフェンシブ銘柄には買い。ナスダックは前日比▲186ドル安の13,711ドル。NYダウは+137ドル高の34,721ドル。VIX指数は▲0.39ポイント低下して21.16。原油価格WTI先物はウクライナ情勢の悪化からやや上昇して97.84ドル。
◆今週の3つの注目ポイント
1.米国の経済指標
物価指標は5月初の次回FOMC前最後の数字であり注目される
火曜日 消費者物価指数(3月、前年同月比、予想+8.4%、前月+7.9%、コア指数、予想+6.6%、前月+6.4%)
水曜日 生産者物価指数(同、予想+10.6%、前月+10.0%、コア、予想+8.4%、前月+8.4%)
木曜日 小売売上高(3月、前月比、予想+0.5%、+0.3%) 輸入物価指数(3月、前月比、予想+2.5%、前月+1.4%) 米週間新規失業保険申請件数 ミシガン大学消費者信頼感指数(4月速報、予想58.8、前月59.4)
金曜日 NY連銀製造業景気指数(4月、予想2.0、前月▲11.8) 鉱工業生産(3月、前月比、予想+0.4%、前月+0.5%) 設備稼働率(同、予想77.9%、前月77.6%)
2.ECB理事会、ラガルド総裁会見
木曜日にECB理事会が開催されラガルド総裁が定例会見を行う。市場ではECBが5月にも資産買い入れプログラム(APP)を終了し6月にも利上げを開始するのではないか、との思惑があるなか、いかなるスタンスを示すか。
ラガルド総裁は慎重なハト派スタンスを示してきたが変化はあるか。ウクライナ情勢がさらに悪化するなかでも、景気よりインフレ抑制を重視するスタンスが垣間見えるか。
3.ニュージーランド、カナダの金融政策決定会合
水曜日にニュージーランド準備銀行が政策決定会合を開催し、政策金利を1.00%から1.25%に引き上げると予想されている。
また同日、カナダ中央銀行も会合を開き、こちらも現状の0.50%から1.00%へ0.50%の利上げを実施すると予想されている。
インフレ警戒を強め利上げに前向きなスタンスが確認されれば、米金利先高感を刺激することはもとより、ECB理事会の前日だけに欧州の金利先高感も強まる可能性がある。一方、日銀は現状の緩和政策を維持する姿勢を堅持しており内外金利差の拡大予想が円独歩安を促す可能性があり留意を要する。
このほか、月曜日に中国で物価指数、火曜日に中国の貿易収支が発表される。
◆今週のMRA's Eye
揺らぐ市場のドル金利水準感・ドル円相場の水準感
FRBの金融正常化はこれまでの市場の想定以上のペースとなりそうだ。
ブレーナード理事は、政策金利が年内に中立水準を上回ることを想定。2%台半ばまで引き上げられることを示唆。タカ派のなかには年内に3%を超える水準まで引き上げるべきとの意見もある。
3月会合では0.25%の利上げにとどめたが、最近の当局者の発言からみれば、ウクライナ情勢の不透明感を配慮してとりあえず小出しにしたということになりそうだ。
年内の会合は残すところ6回。この先の数次にわたる会合で0.50%の利上げが複数回実施されることは確実な情勢。タカ派の主張通りであれば全会合で0.50%利上げを実施し3%台に到達する。
FOMC議事録では、今後開始するバランスシート縮小のペースは、毎月950億ドルが適切との見方で概ね合意したことが明らかになった。前回のバランスシート縮小が100億ドルから段階的に500億ドルへ増加させたのと比べ、当初からかなりの急ピッチとなる。
毎月950億ドル、すなわち11兆円を超える額を、バランスシートを縮小する、市場から資金を吸収することになる。このインパクトは非常に大きいことが想像に難くない。
これまでの資産購入で市場に供給された資金がどれほど多かったか、どれほど株価などリスク資産価格の支えとなっていたか。その逆流によるインパクトが本格化するのはこれからだ。
当局者の発言やFOMC議事録の内容を織り込んで米長期金利の上昇は一段と加速している。
当初は利上げ加速を受けて、先々の政策金利を織り込み反映しやすい2年債利回りが急速に上昇。2.5%台に達した。10年債利回りの上昇は遅れ、2年債と10年債の金利が逆転する逆イールドが発生し、急速な利上げによる景気鈍化のシグナルとの見方も生じた。
しかし、バランスシート縮小が急ピッチになるとされた後は10年債利回りの上昇が急。2.7%に到達し、2年債と10年債の利回りは順イールドとなった。
しかしイールドカーブの形状だけが景気の先行きを暗示するわけではない。
急速な利上げに加えバランスシートの縮小が実施されるなら、景気悪化懸念は一段と強まり逆イールドが強まるはずだが、実際には金利水準が上昇しながら順イールドに戻った。
イールドカーブの動きからすれば、米国景気悪化の可能性が低下したことになるが、足元ではイールドカーブが景気動向を示唆していないことの表れだろう。
一時的に生じた逆イールドは、利上げによる政策金利の到達点や、長期金利水準がどこまで上昇するか、市場の見方が揺らいでいることを示しているのだろう。
ここ10年来のインフレ率や政策金利水準、ピーク、10年債利回りのピークなどが通用しなくなってきた、と市場が薄々感じ始めた結果だろう。
長期的な期待インフレ率が3%台であれば、10年債利回りはそれと同水準へ、さらに3%に向けて上昇する可能性がある。FF金利との逆イールドが本格的に生じるにはなお時間がかかりそうだ。
実際に景気が鈍化すればインフレ率がピークアウトし、長期金利が低下して逆イールドが生じるが、それは来年のいずれかのタイミングだろう。
為替市場ではドル独歩高が進みそうだ。
FRBが急速に利上げを実施し、またバランスシートの縮小を急ピッチで進めるなか、全体としてはドル資金需要が強まるとみられる。
一方で、カナダやニュージーランドも利上げを加速しつつある。米国の金利上昇にどれほどペースを合わせられるかで、通貨強弱は定まりそうだ。
ECBは景気悪化懸念とインフレ懸念の狭間で政策運営に苦慮しそうだ。伝統的にはインフレ重視で景気は政策目標に入っていないことから、インフレ抑制に傾きやすい。
それでも利上げペースは米国に対しかなり劣後しそうだ。
日銀は年内に動きそうもない。結果として今年いっぱいはドル独歩高、ドル高円安基調が続き、あるいは円独歩安が続く可能性が高い。
ドル円相場は再び125円を試しつつあるが、125円~130円のレンジに突入する可能性が高まっている。来年を展望すればドル安円高への反転も視野に入るが、まだしばらく時間がありそうだ。
また日本の収支が悪化した状態、貿易赤字が常態化するなら、従来のドル円相場の長期的なレンジ感も揺らぐことになろう。これまでは、105円~110円を中心に上下5円ほどの値幅で100円~115円程度とのイメージだったとみられる。
それが110円~120円のレンジを中心に上下10円の値幅で100円~130円というレンジへ、中心がドル高円安方向にシフトしながら変動幅も拡大したのではないか、と疑ってみておく必要はありそうだ。
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