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コロナ感染拡大でリスク資産売られる
  • MRA商品市場レポート

2021年12月2日 第2088号 商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「コロナ感染拡大でリスク資産売られる」

【昨日の市場動向総括】

景気に連動し難い農産品や畜産品、その他農産品が物色された一方、発電燃料を除くエネルギーや非鉄金属などの景気循環系商品が売られる流れとなった。

オミクロン株の感染が各国に拡大しており、渡航禁止の動きが広がる中で経済活動の鈍化が加速するとの見方が広がっていることが背景。

この状況に於いても米国は景気回復を阻害するインフレを駆逐するため、テーパリングを継続し、早期利上げも視野に入れていることも市場参加者のリスク回避姿勢を強めている。

新型コロナウイルスの変異株、オミクロン株はどの程度の毒性や致死率を持つものか、ワクチンが効くのかといったことが不透明であるため、「ウィズコロナ」の状態であっても取りあえず人の移動は制限する、というのが世界的な流れになっている。

恐らくこの動きはオミクロン株の「正体」が判明する中で徐々に解除されていき、現状3月末頃と言われている新しいワクチンの供給が開始され、接種が終了すれば解消すると考えられる。

恐らく最速で6月頃に新型ワクチンのブースター接種が終了し、「変異株にも有効」とされるファイザー社の経口薬が不急するのも恐らく春先と考えられる。

これまでの報道だと致死性は高くないが、感染力が強いため感染者数が増加する中では変異も発生しやすいため、当面防疫の動きは強まることになるだろう。この間、景気循環系商品価格には下押し圧力が掛ることになる。

【本日の見通し】

本日は昨日の下落が大きかったことから、再び景気循環系商品に買い戻しの動きが入ると予想されるが、コロナの状況と、それにもかかわらず継続すると予想されるテーパリング→金融引き締めへの懸念から上値も重いと考える。

本日予定されている材料で注目は、OPECプラス閣僚級会合とイラン核合意再建協議動向、FRBメンバーのコメントに注目している。

OPECプラスは今のところオミクロン株ヘの早急な対応は不要としており、このままであれば予定通り増産が行われる見込み。一応、この報道は既に織り込んでいるとみられるものの、ドイツの風力発電量が回復したとの需要面での価格下落要因も散見され始めており、米テーパリングが加速すれば需要を減じるため、OPECプラスの増産見送りのインセンティブは増すことになる。

ただ、現状、どちらとも言えない状態で仮に増産を行って価格が急落するようであれば緊急会合を行って生産規模が縮小されるないしは1月以降の増産を見送るという選択も出てくる。

イラン核合意は核濃縮が進んでいるイランがどれだけ米国から妥協を引き出せるかがポイントとなるが、米民主党政権の時に核合意が妥結したため、基本的には核合意に復帰したいと考えている可能性は高い。

さらに、イラン制裁解除で原油供給が増えるなら、現在の米国にとっては渡りに船となる。しかし背後に中国がちらつき、核濃縮もかなり進捗していることを考えると簡単に核合意に復帰することも難しく、交渉は難航するだろう。

【昨日のセクター別動向と本日の見通し】

◆原油

原油価格は続落した。昨日の反動で価格が上昇していたが、米ISM製造業指数の改善に伴うドル高進行や、米石油統計のヘッドラインの数値が市場予想比で弱気な内容だったことを受けて。

昨日発表された米石油統計は原油・石油製品とも在庫変化は市場予想比で弱気な内容。回復が遅れている米原油生産が+0.1MBDの増加となったことが、需要の回復を相殺した。

弊社が重視している製品出荷はガソリンが前年比+9.4%(前週+10.1%)、2019前年比▲0.6%(▲0.3%)とプレ・コロナの水準は回復していないものの高い水準を維持。

ディスティレートは前年比+6.2%(+2.6%)、2019年比▲1.8%(▲4.1%)と急回復。気温低下への懸念から暖房需要が増加しているとみられる。

しかし、同時に発表されたISM製造業指数の受注指数を見るに米国の個人消費・雇用は順調に回復しているとみられること、規模的に灯油在庫の増加で説明が付く需要増加ではないことから、やはり輸送燃料需要の増加の可能性が高い。

結局、ヘッドラインの数値は弱かったものの詳細に見るとそれほど弱い統計ではなかったといえる。

本日は昨日の下落の反動で買い戻しが入ると考える。しかしなんと言ってもOPECプラス会合の結果次第であり、現状水準でのもみあいを予想する。

これまでの報道では追加増産を予定通り行う見込みだが、公式発表の中に「状況が変化すれば臨時に会合を開催する」といった文言、ないしは予定よりも早いOPECプラス会合の開催を示唆するような発言があれば、価格の上昇要因となる。

◆石炭・LNG・天然ガス

豪州石炭スワップ先物価格は上昇した。再び欧州の気温が低下するとの見通しが示され、欧州天然ガス価格は上昇しており、引き続き冬場の供給がタイトであることが材料。

中国の10月の国内生産が増加し、これまで輸入を禁止していた豪州からの輸入も再開したもののやはり国内向けの供給が十分ではないとみられ、海上輸送石炭市場はタイトな状態が続いている。

中国の石炭輸送の指標の1つであるバルチック海運指数は昨日も上昇している。

JKM先物市場は欧州天然ガス価格の上昇もあり高値圏を維持。

欧州天然ガスは再び気温が低下する見通しが示されたことで上昇した。今のところロシアからの輸出が目立って増加していない。

ガスプロムが12月1日ポーランドを経由してドイツにガスを配送するためのパイプラインの35%を予約したが、ウクライナ経由のパイプラインの追加の容量予約は行われていない。

とはいえ、ロシアはよほどのことがない限り供給契約は守る(外貨を取得したいため)ことから、ウクライナ情勢は今のところ顕著な価格上昇要因にはなっていないと整理するべきだろう。

ただし、域内最大の原発国であるフランスの原子力発電量は減少しており、欧州の発電燃料ショートの状態は続く見込み。

一方、米国天然ガスは米国が広く気温上昇の見通しであることを受けて続落。

スポットLNGタンカーレートはスエズ以東・以西とも横這いだが高い水準を維持した。

2021年11月15日~21日のLNG取引は前週比+3%の770万トン(前週▲2%の750万トン、スポット調達のシェアは20%(29%)と低下。

ターム契約による調達が増加し、スポットの比率は低下した。中国の週次の調達は▲40万トン減少したものの、北欧、イタリア向けの供給が+50万トンの増加となった。

石炭価格は中国の気温低下と冬場に向けた供給懸念から高値維持。

天然ガス価格は再び欧州の気温が低下していることから調達は継続であり、高値維持の公算。やはり冬場は高い価格水準が続きそうだ。

◆非鉄金属

LME非鉄金属価格は上昇していたが、後半下落した。オミクロン株の影響や米テーパリングの加速観測を背景に下落していたが、実需筋と考えられる安値拾いの買いで上昇。その後、米ISM製造業指数の改善を受けたドル高進行で水準を切下げる動きとなった。

ISM製造業指数は米国の製造業活動が順調に回復していることを示唆する内容だったが、オミクロン株ヘの警戒が広がり、株価が大きく調整したことが投機の手仕舞い売りを誘ったようだ。

本日は昨日の下落もあって再び安値拾いの買いで上昇すると考える。しかし、LME非鉄金属は時間的にコロナウイルスの米国での感染拡大を織り込んでおらず、世界的にロックダウンの動きが強まっている中では上昇余地は限られよう。

◆鉄鋼・鉄鋼原料

中国向け海上輸送鉄鉱石スワップは小幅に下落、豪州原料炭スワップ先物は限月交代もあって絶対価格の水準は大幅に低下、大連原料炭先物は上昇、上海鉄鋼製品先物は上昇した。

中国が不動産市場の規制(3つのレッドライン)の1つを緩和する見通しが示される中で鉄鋼製品価格は堅調に推移しているが、鉄鋼原料は在庫水準が上昇していることから上値が重くなっている。

本日は米ISM製造業指数の内容が良かったものの、米テーパリングペースの加速やコロナの新型ウイルスヘの警戒感も強く、現状水準を維持すると考える。

◆貴金属

昨日の貴金属セクターはまちまち。金はコロナの新型ウイルスの感染拡大やそれに伴う株価の調整・債券価格の乱高下を受けて乱高下した結果、結局前日比プラス、という展開。

銀やプラチナも同様の展開だったが、株価の調整の影響を受けやすいため前日比マイナスで引けている。パラジウムは割安感からの買いが入ったと見られ、徐々に下値を固める展開に。

本日も新型コロナウイルスの影響が不透明であり、リスク回避からの株安・長期金利安が金価格を下支えするが、銀・PGMについては工業金属としての色彩が強いため、株安を受けてやや軟調に推移すると考える。

◆穀物

シカゴ穀物価格は上昇した。パウエル議長発言を受けたドル高で売られていたが、さすがに一昨日の下げが大きかったため割安感からの買い戻しが入った。

目立った固有の手がかり材料に乏しい中、割安感からの買いが入ると考えるが、コロナの新型種の影響がより大きな欧州通貨が売られ、ドル高となりやすいため上値も重いと考える。

※中長期見通しは個別セクターのコラムをご参照ください。

市場データ・グラフ類の添付ファイルのサンプルはこちら。

【昨日のトピックス】

昨日発表された日本の法人企業統計は、企業売上高が前年比+4.6%と前期の+10.4%から減速、利益についても+35.1%(+93.9%)と大幅に減速したが前年比プラスは維持している。

設備投資は前年比+1.2%と市場予想の+1.5%、前期の+5.3%を下回った。汎用機械(ボイラ、原動機、ポンプ圧縮機など)が+91.5%の779億円、金属製品(メッキ鋼板、建築用・建設用金属製品製造など)が+91.5%の1,620億円と大幅な伸びとなった。

一方で金額規模の大きな情報通信機械(▲24.7%の4,433億円)、卸売・小売業(▲14.6%の1兆2,700億円)、不動産(▲14.2%の6,021億円)などの減速がこれらを相殺し、小幅な伸びとなった。

引き続きコロナの新型株の影響が不透明であり、電力供給不足やサプライチェーンの寸断の影響が生産活動を阻害すると見られていることが設備投資を慎重なものにしているとみられる。

【マクロ見通しのリスクシナリオ】

・コロナウイルスの感染再拡大(オミクロン株の影響)によるロックダウンが景気循環系商品の需要を減じる場合(価格下落要因)。

・資源価格上昇によるインフレや、米テーパリング・利上げ観測を背景とした新興国通貨安で新興国が想定以上のペースで利上げを行わねばならず、世界的に金融引き締めモードに転じた場合(リスク資産価格の下落要因)。

・米中対立激化による、新冷戦構造が発現しブロック経済圏が発生して貿易活動が鈍化する場合(場合によると武力衝突も)。

・米中対立が、自国内の混乱などを理由に急に「手打ち」となった場合(景気のポジティブリスク・中国がさらに力を付け、将来米中が武力衝突するリスク)。

・発電燃料供給不足による工場稼働停止や消費低迷で景気が減速する場合(リスク資産価格の下落要因)。

・中国不動産問題の沈静化に時間が掛り、信用収縮に繋がる場合(工業金属などの景気循環系商品を筆頭に、リスク資産価格の下落要因)。

・中国地方政府・中堅中小企業の財政状況悪化に伴う景気減速(これは人口動態を考えると、現実のリスクとなるのは2030年以降か)。

・環境重視型社会への急激な転換による、経済活動の鈍化リスク。成長ドライバーの1つとして期待される、中東・北アフリカ産油国が人口ボーナス期を活かせない(逆に鉱物産出国は高成長となる可能性も)。

逆に脱炭素に向けたインフラ投資の加速で資源価格が急上昇、金融緩和マネーが大量に市場に滞留する中でハイパーインフレとなるリスク。

・来年の中間選挙を控えて、バイデン大統領が国内の支持を得られない場合。議席確保のためのなりふり構わない政策がインフレをもたらすリスク(景気加熱後に急減速する要因)。

・独政権交代後の国内求心力が低下、域内最大経済国のドイツ経済が減速する場合、また、EUの指導力が低下し域内経済が停滞する場合(景気減速要因)。

・ロシア・ウクライナ・ベラルーシ・欧州を巡る対立が激化し、軍事的な衝突が発生する場合(景気の減速を通じて景気循環系商品価格の下落要因)。

・次の成長ドライバーとして期待されるインド経済が、期待通りの成長をできない場合(人種差別問題による国民の離反、市場開放・規制改革の遅れ、中国との対立など)。

2018年にすでに人口ボーナス期入りしているため、鉱物・エネルギーをはじめとする景気循環系商品需要の増加は2023~2024年頃。

・アフガン情勢の混乱が域内経済に混乱(大量の難民発生、コロナの感染拡大が欧州圏にもたらされるなど)をもたらし、米中対立を先鋭化させる場合(景気の減速要因)。

◆本日のMRA's Eye


「食品価格はジャスミン革命時を超える上昇」

2021年はラニーニャ現象の影響で春先から穀物価格が高騰していたが、5月14日時点で米海洋大気庁がラニーニャ現象収束宣言を出してから一旦調整があったが、再びラニーニャ現象が発生していることもあってか、供給面が強く意識される形で穀物価格が上昇している。

特に懸念されるのが人間の主食として供される小麦価格の上昇は穀物セクターの中でも顕著であり、一時、年初来上昇率は3割を超えていた。足下、急速に価格が下落しているが引き続き年初来上昇率は20%を超えている。今年は発電燃料を主体とするエネルギー価格の上昇が顕著であるため余り目立っていないが、価格上昇率は小さくない。

米農務省の直近の需給報告でも、2020-2021年の需給バランスが▲755万トンの供給不足だったが、2021-2022年の小麦需給は▲1,214万トンと供給不足幅を拡大する見込みである。

2年連続の供給不足になると、2006-2007年、2007-2008年以来となる。期末在庫の水準も2016-2017年以来の低水準が予想されており、在庫率も35.0%と2015-2016年の34.9%以来の水準に低下、一方、価格に対する説明力が高い需給率も78.3%と、2014-2015年の81.0%に次ぐ水準への上昇が見込まれている。

この予想通りであれば2022年の小麦価格の上昇は不可避の情勢であり、さらに現在発生していると考えられるラニーニャ現象がさらに供給を下振れさせるリスクは無視できない。

実際、過去にラニーニャ現象が発生した時期は小麦価格が上昇しているケースは多いのだ。さらに問題になるのが脱炭素の動きがCOP26を受けて加速し、小麦価格を押し上げる可能性がある点である。

米農務省の直近の生産コスト分析を元にすると、小麦やトウモロコシは生産コストに占める燃料・電気代や肥料の比率が高く小麦は電気代が費用に占める比率が3.6%、肥料の比率が13.2%である。

原油価格が安定していれば良いのだが、脱炭素、実質温室効果ガス排出ゼロを目指すためにIEA(国際エネルギー機関)は先進諸国に「原油やガスなどの上流部門投資を行わない」よう提言している。

この通りになるとは考え難いが仮にその方向に世界中が舵を切った場合、原油の供給が制限されて価格が上昇する可能性は高い。実際、産油国も販売数量が脱炭素で減少するなら原油価格を引き上げてもおかしくないし、恐らくそうするだろう。

窒素系の肥料はアンモニアが主成分だが、アンモニア製造時には空気中の窒素と水素の原料であるナフサを反応させて製造されるため、ナフサの原料である原油価格の変動の影響を受けやすい。結果、肥料の価格が上昇し、広く農産品価格を押し上げる可能性が出てくる。

では現在の食品価格の水準はどうか。

国連が算出している「食品価格指数」は10月末時点で133.2まで上昇している。主に油脂類や穀物価格の上昇が影響したものだが、既にアラブの春が発生した時の水準である129.3を上回っている。

この数字を上回ったからといって即時に何かが起きるわけではないが、この食品価格の上昇に耐えきれずにジャスミン革命が起きたことを忘れてはならない。

ただでさえ、コロナの新型株感染拡大への懸念が人々の生活に強いストレスを与えつつある中で食品価格が脱炭素の影響で上昇すると、それが財政状況の厳しい新興諸国で暴動発生の引き金になる可能性が高まる。

さらに、特に米国が苦しんでいるインフレを抑制するため、米国が利上げを急いだ場合、新興諸国は通貨安やインフレ発生、それに伴う金融引き締めなどを実施せざるを得なくなり、新興諸国では暴動の発生リスクが高まることになる。

既にスーダンやギニア、マリ、南アフリカといった国ではクーデターも含む暴動が発生している状況にある。2021年~2022年の金融緩和解除・ラニーニャ現象が同時に発生する時期はこのリスクを無視できないと考える。

◆主要ニュース


・11月日本製造業PMI改定 54.5(速報比+0.3、前月改定 53.2)
 ・11月日本自動車販売 前年比▲13.4%の219,276台(前月▲30.2%の176,743台)
 乗用車▲13.8%の188,723台(▲32.0%の150,608台)
 トラック▲10.0%の30,167台(▲18.2%の25,659台)
 バス▲21.7%の386台(+4.4%の476台)

・Q321日本法人企業統計 設備投資 前年比+1.2%(前期+5.3%)
 除くソフトウェア +2.2%(+3.6%)
 売上高 +4.6%(+10.4%)
 企業収益 +35.1%(+93.9%)

・11月日経韓国製造業PMI 50.9(前月50.2)

・11月中国財新製造業PMI 49.6(前月50.6)

・11月インド製造業PMI 57.6(前月 55.9)

・10月独小売売上高 前月比 ▲0.3%(前月▲1.9%)、前年比▲4.1%(▲0.6%)

・11月ユーロ圏製造業PMI改定 58.4(速報比▲0.2、前月改定 58.3)

・11月独製造業PMI改定 57.4(速報比▲0.2、前月改定 57.8)

・11月米ADP雇用統計 前月比+534千人(前月改定+570千人)

・11月米製造業PMI改定 58.3(速報比▲0.8、前月改定 58.4)
 サービス業PMI改定 57.0(58.7)
 コンポジット 56.5(57.6)

・10月米建設支出 前月比 +0.2%(前月▲0.1%)

・米MBA住宅ローン
 申請指数 前週比 ▲7.2%(前週+1.8%)
 購入指数 +5.1%(+4.7%)
 借換指数 ▲14.8%(+0.4%)
 固定金利30年 3.31%(3.24%)
 15年 2.63%(2.59%)

・11月米ISM製造業景況指数 61.1(前月60.8)
 仕入価格 82.4(85.7)、生産 61.5(59.3)
 新規受注 61.5(59.8)、受注残 61.9(63.6)
 入荷遅延 72.2(75.6)、在庫 56.8(57.0)
 顧客在庫 25.1(31.7)、雇用 53.3(52.0)
 輸出 54.0(54.6)、輸入 52.6(49.1)

・米国で発のオミクロン株感染者確認。

◆エネルギー・メタル関連ニュース


【エネルギー】

・DOE米石油統計 原油▲0.9MB(クッシング+1.2MB)
 ガソリン+4.0MB
 ディスティレート+2.2MB
 稼働率+0.2

 原油・石油製品輸出 8,256KBD(前週比▲188KBD)
 原油輸出 2,997KBD(▲55KBD)
 ガソリン輸出 790KBD(+32KBD)
 ディスティレート輸出 921KBD(▲110KBD)
 レジデュアル輸出 77KBD(▲11KBD)
 プロパン・プロピレン輸出 1,264KBD(▲12KBD)
 その他石油製品輸出 2,090KBD(▲30KBD)

【メタル】

・特になし。

◆主要商品騰落率


【上昇率上位5商品】

商品名(カテゴリー)/前日比上昇率/年初来上昇率
1.SGX鉄鉱石 ( 鉄鋼原料 )/ +8.70%/ ▲33.76%
2.CME木材 ( その他農産品 )/ +5.46%/ ▲0.41%
3.ニューキャッスル炭 ( エネルギー )/ +3.59%/ +95.59%
4.ICE欧州天然ガス ( エネルギー )/ +2.61%/ +333.56%
5.LIFFEロブスタ ( その他農産品 )/ +2.39%/ +68.41%

【下落率上位5商品】

商品名(カテゴリー)/前日比上昇率/年初来上昇率
66.原料炭スポット ( 鉄鋼原料 )/ ▲16.33%/ +203.25%
65.TCM原油 ( エネルギー )/ ▲12.73%/ +55.06%
64.NYM米天然ガス ( エネルギー )/ ▲6.39%/ +68.37%
63.TCMガソリン ( エネルギー )/ ▲5.29%/ +39.34%
62.SGX天然ゴム ( その他農産品 )/ ▲5.05%/ ▲10.34%

※弊社が重要と考える主要商品の前日比騰落率上位・下位5品目です。
※限月交代に伴う価格の不連続性は考慮されていません。予めご容赦ください。

◆主要指標


【為替・株・金利・ビットコイン】
NY ダウ :34,022.04(▲461.68)
S&P500 :4,513.04(▲53.96)
日経平均株価 :27,935.62(+113.86)
ドル円 :112.78(▲0.39)
ユーロ円 :127.67(▲0.65)
米10年債 :1.40(▲0.04)
中国10年債利回り :2.88(+0.02)
日本10年債利回り :0.07(+0.01)
独10年債利回り :▲0.34(+0.01)
ビットコイン :56,766.97(▲371.70)

【MRAコモディティ恐怖指数】
総合 :33.79(▲0.12)
エネルギー :61.25(▲1.24)
ベースメタル :24.92(+0.21)
貴金属 :26.64(+0.3)
穀物 :23.81(▲0.17)
その他農畜産品 :30.19(+0.2)

【主要商品ボラティリティ】
WTI :61.35(▲0.11)
Brent :52.53(▲0.41)
米天然ガス :67.75(+2.46)
米ガソリン :59.63(▲0.81)
ICEガスオイル :59.86(+1.04)
LME銅 :21.54(+0)
LMEアルミニウム :36.26(+0.15)
金 :20.36(+0.17)
プラチナ :29.84(▲0)
トウモロコシ :18.51(▲0.03)
大豆 :20.36(+0.17)

【エネルギー】
WTI :65.52(▲0.66)
Brent :68.75(▲1.82)
Oman :68.35(▲2.27)
米ガソリン :194.89(▲3.12)
米灯油 :207.19(+0.81)
ICEガスオイル :595.00(▲4.75)
米天然ガス :4.28(▲0.29)
英天然ガス :244.53(+6.22)

【貴金属】
金 :1783.02(+8.50)
銀 :22.31(▲0.52)
プラチナ :935.60(▲3.47)
パラジウム :1747.90(+6.61)
※ニューヨーククローズ。

【LME非鉄金属】
(3ヵ月公式セトル)
銅 :9,510(±0.0:61B)
亜鉛 :3,227(▲29:69B)
鉛 :2,288(▲15:37B)
アルミニウム :2,647(+21:23B)
ニッケル :20,300(+175:110B)
錫 :39,075(▲175:875B)
コバルト :65,874(+344)

(3ヵ月ロンドンクローズ)
銅 :9373.00(▲78.00)
亜鉛 :3165.50(▲18.50)
鉛 :2285.00(+15.00)
アルミニウム :2648.00(+23.00)
ニッケル :19905.00(▲20.00)
錫 :39280.00(+420.00)
バルチック海運指数 :3,018.00(+137.00)
※C=Cash-3M コンタンゴ、B=Cash-3M バック

【鉄鋼原料】
62%鉄鉱石スポット(CFR中国、1営業日前) :101.07(▲0.40)
SGX鉄鉱石 :103.23(+8.26)
NYMEX鉄鉱石 :103.17(+8.20)
NYMEX豪州原料炭スワップ先物 :307.5(▲60.02)
大連原料炭先物 :439.06(+33.06)
上海鉄筋直近限月 :4,283(+107)
上海鉄筋中心限月 :4,232(+91)
米鉄スクラップ :611(▲9.00)

【農産物】
大豆 :1228.25(+11.00)
シカゴ大豆ミール :356.30(+7.50)
シカゴ大豆油 :54.90(▲0.21)
マレーシア パーム油 :5225.00(+37.00)
シカゴ とうもろこし :570.50(+3.50)
シカゴ小麦 :778.50(+4.75)
シンガポールゴム :199.40(▲10.60)
上海ゴム :14845.00(▲60.00)
砂糖 :18.60(±0.0)
アラビカ :234.20(+0.95)
ロブスタ :2314.00(+54.00)
綿花 :109.39(▲2.26)

【畜産物】
シカゴ豚赤身肉 :73.60(+0.23)
シカゴ生牛 :136.15(+0.28)
シカゴ飼育牛 :166.13(+1.28)

※全ての価格は注記が無い限り、取引所で取引される通貨建。
※限月交代に伴う価格の不連続性は考慮されていません。予めご容赦ください。