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リスク再評価で整合性欠く市場の動き
  • MRA外国為替レポート

2021年4月26日号

◆先週の市場総括


先週は株式市場が上値の重い展開。米国株は前週に大きく上昇し史上最高値を更新した反動もあり利益確定売りが優勢となった。

世界全体で感染拡大が止まらず、一部で変異種による感染が加速していることなどから懸念も広がった。また週後半にはバイデン政権がキャピタルゲイン増税を実施との報道も重石に。

日本株は国内での感染拡大、変異種感染の増加に歯止めがかからず、緊急事態宣言が発出される事態となったことを嫌気して大幅安。決算への警戒感やドル安円高も重石となった。

日経平均は週末にかろうじて29,000円を維持したが一時は28,500円まで下落した。

米10年債利回りは1.5%台半ばから後半。リスク選好が後退するなか、この間低下したままの水準で推移した。米長期金利の上昇一服、低下はドルの上値を重くした。

リスク選好が後退するなか円は堅調。ドル円相場は108円割れに下落。ユーロ円相場も130円割れに下落したが、終盤はリスク選好がやや持ち直しユーロ高ドル安が進んだことで130円台を回復した。ドルインデックスは軟調。

月曜日の東京市場では日経平均は寄付き直後に29,500円台前半に下落。その後持ち直して29,800円と前週末比プラスに転じた。ただ上値重く引けにかけて押し戻され、結局+2円とほぼ前週末と変わらず29,685円で引けた。

国内感染拡大が止まらず緊急事態宣言が取り沙汰され、また日米首脳会談を受けて日米と中国との対立激化への懸念が重石となった。

ドル円相場は108円80銭で始まり午前中に50銭台に下落。ユーロ円相場も130円30銭台から129円70銭に下落。円高に振れた。ユーロドル相場は1.1980から40台に下落。午後にはドル円相場は108円70銭に戻したが、夕刻にかけて急落して108円ちょうどに迫った。

ドルが軟調となりユーロドル相場が1.2030にユーロ高ドル安。欧州時間には1.2050にユーロ高が進んだ。ユーロ円相場はユーロ高に支えられて130円ちょうど近辺から20銭に上昇した。

米国株は下落。前週に連日史上最高値を更新した反動で利益確定売りが先行した。好決算にも反応鈍くバリュエーションの正当性を見極める動き。景気敏感株は下落。長期金利が上昇したことでハイテク株も軟調。

NYダウは前週末比▲123ドル安の34,077ドル、ナスダックは▲137ドル安の13,914ドル。VIX指数は+1.04ポイント上昇し17.29。米10年債利回りは1.61%に上昇した。

ドル円相場は米長期金利の持ち直しで下げ止まり、108円30銭。ユーロドル相場は1.2020割れに反落。ただドルの上値は重く、ドル円相場は108円10銭割れから20銭近辺にややじり高で引け。ユーロドル相場は1.2030~40。ユーロ円相場は129円80銭に下落した後、130円20銭に持ち直して引けた。

火曜日の東京市場では日経平均が大幅安。29,350円近辺で大幅安寄りした後、続落して29,100円近辺に。一時は前日比▲600円超の下落となり29,000円ちょうどに迫った。引けにかけては下げ止まり前日比▲584円安の29,100円。

国内感染拡大に歯止めがかからず、緊急事態宣言が視野に入ったことから景気下押し懸念が広がった。決算や業績見通しへの警戒感、失望売りへの懸念で売り優勢に。

ドル円相場は108円20銭近辺で始まり、一時108円割れ。ただその後は持ち直し、夕刻から欧州市場では108円30銭~50銭で上下動。ユーロ円相場は130円20銭で始まり50銭に上昇、さらに欧州市場にかけてはペースが速まり130円90銭まで上昇した。

ユーロドル相場は1.2030~40で始まり、その後は1.2050~70を上下して夕刻は1.2070。欧米市場ではリスク回避が強まった。

インドでは死者が過去最多となりブラジルも引き続き感染が拡大。世界景気全体への悪影響懸念から景気敏感株が売られ、ハイテク株にも広がった。好決算にも織り込み済みで反応の鈍さが目立った。

NYダウは前日比▲256ドル安の33,821ドル、ナスダックは同▲128ドル安の13,786ドル。VIX指数は+1.39ポイント上昇して18.68。

原油価格WTIは感染拡大を嫌気して▲0.94ドル下落し62.44ドル。

株安・リスク回避が強まるなか債券は買われ米10年債利回りは1.56%に低下した。為替市場ではリスク回避でクロス円相場中心に円高。ドルは底固さを維持したが、ドル円相場は軟調。

ユーロ円相場は130円90銭から130円ちょうど~10銭に下落してもみ合い。ドル円相場は108円10銭中心に上下。ユーロドル相場は概ね1.2030~50で上下し引けは1.2030。

水曜日の東京市場では日経平均が大幅続落。前日に世界的感染拡大を懸念して欧米株が下落。とくに国内感染拡大に歯止めがかからず、大阪、東京などに緊急事態宣言が発出されるとの見通しとなり投資家心理が悪化した。

決算懸念も台頭して利益確定売りが優勢。大幅安にもかかわらず日銀がETF購入を見送っているとの見方も重石。28,600円近辺で大幅安寄りした後に続落。28,400円~600円のレンジで28,500円中心にもみ合い。前日比▲591円安の28,508円で引け。

為替市場では株安・リスク回避ムードのなか円高気味で、ドル円相場、ユーロ円相場、ともに上値の重い値動き。ドル円相場は108円10銭で始まり朝方は107円90銭。その後は108円をはさんで上下した。

ユーロ円相場は130円ちょうど近辺で始まり129円80銭台。欧州市場にかけては129円90銭~130円ちょうどでもみ合い。ユーロドル相場は1.2030台で始まり軟調。1.20ちょうど~1.2010でもみ合い。

米国市場では主要株価指数がそろって反発。景気敏感株に押し目買いが入り、20年債入札が良好だったことで長期金利上昇への懸念はハイテク株の支え。

ただネットフリックスの決算で2020年に需要を先食いしたとの見方が広がり、巣ごもり関連銘柄が弱かった。NYダウは前日比+316ドル高の34,137ドル、ナスダックは同+163ドル高の13,950ドル。VIX指数は▲1.18ポイント低下して17.50。

米10年債利回りは小幅低下して1.557%。ドル円相場は108円ちょうど~20銭のレンジで108円10銭中心に上下小動き。ユーロドル相場はややユーロ高ドル安に振れて1.2030~40で推移。

ユーロ円相場は一時129円70銭割れに下落したが130円ちょうど~10銭に戻して引け。ドル円相場、ユーロ円相場、ともに東京時間朝方と変わらぬ水準で取引を終えた。

この日、カナダ中銀は金融政策決定会合で国債購入の減額を決定した。想定以上の経済回復を背景に、主要国のなかでいち早く金融正常化に動いた。

不動産価格の急騰など過度な金融緩和の副作用にも配慮。利上げ時期は明確にしていないが、経済回復が続けば2022年後半にも実施される可能性があるとみられる。

木曜日の東京市場では日経平均が大幅反発。前日まで2日間に大幅安となった後で値ごろ感の買いが入った。値がさ株の半導体関連株に買いが入り指数を押し上げ、空売り勢の買い戻しも巻き込んで大きく上昇した。ただ緊急事態宣言の発動が視野に入り内需関連株には重石となった。

日経平均は前日の米国株高もあり28,800円台で高寄り。その後も堅調。前日比+679ドル高の29,188円で高値引けとなった。

ドル円相場は引き続き上値の重い値動き。108円ちょうど~10銭で始まり、その後は108円割れ、108円中心に上下小動き。ユーロ円相場は130円ちょうど~10銭でもみ合いの後、129円90銭~130円ちょうどに下落してもみ合い。

ユーロドル相場は1.2030台から40台に上昇した後は軟調。上下動して1.2020台へ。

欧州ではECB理事会が開催されラガルド総裁が記者会見を行った。政策は据え置き。総裁は、PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の段階的縮小は議論していない、と述べた。

また短期的な見通しは不透明で必要に応じてあらゆる手段を調整する用意があるとした。一方で、中期的なリスクは均衡、経済活動は限定的ながら底を打った兆候がある、と述べ、7月以降の政策についてコメントは控えた。

米国株は当初堅調に始まったが、その後急反落。バイデン政権がこの間の経済対策の財源として富裕層に対するキャピタルゲイン税を増税するとの報道を受けて市場心理が一気に悪化した。

NYダウは一時▲400ドル安となり引けは▲321ドル安の33,815ドル、ナスダックは▲131ドル安の13,818ドル。S&P500は▲38ドル安の4,134ドル。VIX指数は前日の低下から一転して上昇。+1.21ポイント高の18.71。

米10年債利回りは一時1.58%台に上昇したが、株安とともに低下して1.545%。

為替市場では急速な株安を受けてリスク回避からドルと円がともに堅調。ユーロドル相場は1.2070に上昇していたが、米株安を受けて急反落し1.20割れ。引けは1.2010台。

ユーロ円相場は同様に130円40銭台に上昇していたが129円70銭に急落。その後は90銭台に戻す場面もあったが129円70銭近辺で引け。

ドル円相場は欧州時間に107円80銭に下落した後は反発し、米長期金利に連れて上下。108円20銭台に反発した後は株安・長期金利低下で軟調となり108円ちょうど近辺で引けた。

金曜日の東京市場では日経平均が反落。朝方は前日に報じられた米バイデン政権のキャピタルゲイン増税、それを受けた米国株安を受けて28,800円割れに下落して始まった。

ただその後は持ち直し。緊急事態宣言の発出は織り込み済み、今後発表される決算を見極めようという動きとなり28,500円~29,000円でもみ合い。引けは前日比▲167円安の29,020円。

ドル円相場は107円90銭~108円ちょうどでもみ合い。ユーロ円相場も129円70銭近辺でもみ合い。ユーロドル相場は1.2010~20。

東証引け後から欧州時間には、ドイツ、フランス、ユーロ圏、のPMI景況感指数がいずれも予想より良好だったことを受けてユーロ高が進んだ。ユーロドル相場は1.2060に上昇、ユーロ円相場は130円10銭に上昇しいずれももみ合い。

米国時間朝方には米国株が軟調に始まったことから円高に振れ、ドル円相場は107円50銭に、ユーロ円相場は129円80銭に下落した。米国株は朝方売り先行。前日に報じられたキャピタルゲイン増税への懸念の余韻が残った。

ただ売り一巡後は下げ止まり持ち直し。増税幅は当初報じられたより小さくなるとの見方、増税対象の投資家の市場全体に占める保有比率は相対的に小さく売却の動きが出ても影響は限定的、との見方もあった。

NYダウは前日比+227ドル高の34,043ドル、ナスダックは+198ドル高の14,016ドル。S&P500は+45ドル高の4,180ドル。VIX指数は▲1.38ポイント低下して17.33。

米国のPMIも良好で製造業、サービス業ともに60を超える高水準を維持。とくにサービス業は63に乗せた。新築住宅販売(3月)も季節調整済み年率換算で100万件を上回る良好な数字だった。

米10年債利回りが1.58%に上昇。連れてドル円相場は108円10銭台に反発。ユーロ円相場も130円台を回復。ユーロドル相場も1.2050に押された。ただ株価が持ち直すとリスク選好のなかドル安・円安・ユーロ高の動きに転じた。

ユーロドル相場は1.21ちょうど近辺まで上昇して高値引け。ユーロ円相場も130円50銭に上昇。傍らでドル円相場は軟調となり引けは107円90銭近辺。米10年債利回りは1.56%で引けた。

◆今週の3つの注目ポイント


1.日銀金融政策決定会合

月曜日・火曜日の2日間、日銀金融政策決定会合が開催される。展望レポートが公表され、終了後には黒田総裁が定例会見を実施。今回、政策変更は予想されていない。

展望レポートでは現在の感染拡大・状況悪化についてどのような判断がなされるか。

再び景気への下押し圧力となることが懸念されるなか、黒田総裁はあらためて景気下振れリスクに警戒的な見方を示すか。引き続き現状の強力な金融緩和継続でスタンスは不変とみられるが、いくぶんかのダウンサイド警戒スタンスが滲むか。

2.FOMC(米連邦公開市場委員会)

火曜日・水曜日の2日間、FOMCが開催される。結果は日本時間木曜日未明3:00。終了後同3:30からパウエル議長が定例会見を実施する。今回、政策変更は予想されていない。

このところ米国経済はワクチン接種の加速、経済正常化により景気回復ペースの加速が鮮明化。パウエル議長は金融緩和の修正について慎重なスタンスを繰り返してきたが、そろそろ何らかの変化はあるか。

カナダではひと足先に量的緩和縮小が決定されているだけに、FOMC内での議論が緩和修正にどれほど傾くか注目される。

先般公表されたベージュブック(地区連銀経済報告)では景気拡大や物価上昇について加速との表現が目立った。今回の声明文の文言も注目されよう。

3.米国の経済指標

引き続き景気回復の勢いが確認でき、あるいは市場のポジティブな見方を後押し、FOMCとともにこのところ低下していた長期金利に下げ止まり要因、上昇要因となるか。

月曜日 耐久財受注(3月、前月比、予想+2.0%、前月▲1.1%)

火曜日 ケースシラー住宅価格指数(2月、前年同月比、前月+11.1%)、消費者信頼感指数(4月、予想112.0、前月109.7)、リッチモンド連銀製造業指数(4月、予想20、前月17)

木曜日 週間新規失業保険申請件数・継続受給者数、GDP(1-3月期速報、前期比年率、予想+6.5%、前期+4.3%)

金曜日 個人所得・消費支出(3月、前月比、予想+20.0%・+4.2%、前月▲7.1%・▲1.0%)

個人消費支出価格指数(シカゴ購買部協会景気指数(4月、予想63.5、前月66.3)ミシガン大学消費者態度指数(4月、予想87.8、前月86.5)

このほか、ドイツIFO景況感指数やユーロ圏GDP速報値、内外企業決算発表とそれを受けた株価動向がどうか。各地域・国におけるワクチン接種や感染拡大動向と差異も気がかり。水曜日にはバイデン大統領が就任後初の議会演説を行う。

◆今週のMRA's Eye


リスク再評価で整合性欠く市場の動き

先週は様々な市場を一貫するテーマないしロジックを見出すのが難しい展開となった。為替市場ではドルが軟調。ユーロドル相場は1.21に上昇し、ドル円相場は108円割れに低迷した。

米長期金利が低迷するなか、株価が軟調となりリスク回避的な状況では円高となり、株価が堅調さを取り戻すとクロス円相場は円安となりながらもドルも軟調。ドル円相場は上値を抑制された。

円安が進まない、あるいはドル円相場を中心に円高気味に推移している背景は、ひとえに円売りポジションが積み上がっているためではある。

ただ株式市場、債券市場も含め、市場参加者の意識や主要テーマについて、様々な可能性を推測しておくことは今後の相場動向のリスクバイアスへの備えとなる。

このところ、米国株と米長期金利の動向は必ずしも、株高・金利上昇、株安・金利低下、とならず、ファンダメンタルズへの強気・弱気の見方と整合的な動きとはなっていない。

株高と長期金利低迷が併存しているものの、とくにFRBの政策が緩和方向へのバイアスを強めたわけではない。

米国の経済指標も概ね良好で景気拡大・加速が続く。ドルが買い戻されていたことから売られる余地はあるとはいえ、あえてドル売りポジションを構築する理由に欠ける。

ユーロは再び堅調に推移しているが、欧米間の限界的な景況格差の縮小、とくに欧州の景況感回復や、ECBの金融政策バイアスが追加緩和寄りから、緩和修正寄りに変化しているのではないか、との疑念も支えとなった可能性がある。

株価動向は決算期を迎えて、マクロよりミクロで動きやすくなっているようだ。全体としては堅調・軟調が織り交ざり定まらない。

決算発表・企業業績に対する米国株の反応は、高い期待値とのギャップを測る動きのようにみえる。好決算でも伸び代がないとみられれば売られ、決算が悪くても株価が十分に織り込んでいれば底固い。

株価が織り込んだ業績、期待とのギャップを測る動きで、マクロで株高・株安とはいえなくなっている。米国で経済対策・財政拡大策・保健政策などマクロ政策が概ね出尽くしたことも一因だろう。

米国株のPERがハイテク銘柄中心に大きく上昇=株式益回りが大きく低下し、米10年債利回りと同等の水準となったことは、リスクプレミアムを考慮すれば、株売り・債券買いを促しやすい状況だ。

米債利回りは、株価が上昇したがゆえに、リスク評価の見直しによって金融政策の動向とは関係なく、相対的な魅力度が増したために上昇しにくくなっているといえる。

加えて、米10年債のリスクプレミアム=金利上昇圧力は、財政拡大・経済対策の原資が一部増税によって賄われることが明確になり、野放図な財政赤字拡大が避けられるとの見方から、減少・低下した可能性がある。

当面は、決算発表により企業業績と株価のリスクプレミアム、期待と現実のギャップを再評価し、また財政拡大による長期金利上昇懸念についても再評価する時間帯。

景気動向や金融政策動向などマクロの環境とあまり関係なく、投資家のリスク認識の変化によって相場が変動する局面が続きそうだ。決算が一巡すれば、企業業績に対するリスク再評価は一段落するだろう。

その後は再び主要テーマはファンダメンタルズ、金融政策のバイアスへと回帰するのではないか。

主として米国経済がさらなる力強さ、盤石な景気回復力を示し続けることができるかが、中期的な焦点となろう。

すでにカナダ中銀は、景気回復基調の明確化、国内感染の抑制、超金融緩和の副作用ともいえる不動産価格の急騰など弊害への配慮、から、主要国のなかで先んじて量的緩和の解除を決めた。

バイデン政権がキャピタルゲイン増税を打ち出したことからすれば、FRBが株価への影響を考慮して量的緩和の縮小を必要以上に先送りする可能性は小さいだろう。

目先はFOMCで何らかのヒントがあるか注目される。金融政策の変調が匂えば、このところのドル軟調には歯止めがかかるだろう。

ファンダメンタルズ以外の気がかりな要因としては、日本も巻き込んだ米中対立の激化が挙げられる。こちらについても市場でリスク再評価が生じる、あるいはすでにやや意識されている可能性がある。これはリスク選好を抑制する方向となる。

台湾有事に至る以前の問題として経済面で摩擦が強まるなら、悪影響の度合いは欧州が相対的に小さく、米国と日本が甚大となる。

ユーロ高、ドル安、円安、の動きは、中国との対立度合いによる強弱と整理することもできなくはない。

株安・リスク回避・ポジション調整手仕舞い、という流れのなかでは、現状の投機ポジションからみて短期的に円が買い戻されて円高に振れることはある。ただ日本・円資産に資本逃避が生じる可能性は小さく円高は長続きしないだろう。

◆主要指標


【対円レート】
ドル :107.88(▲0.09)
ユーロ :130.49(+0.77)
英ポンド :149.716(+0.30)
豪ドル :83.56(+0.35)
カナダドル :86.451(+0.12)
スイスフラン :118.075(+0.35)
ブラジルレアル :19.7(▲0.12)
中国人民元 :16.629(▲0.03)
韓国ウォン(日本円=100) :9.673(+0.04)

【対ドルレート】
ユーロ :1.2097(+0.008)
英ポンド :1.3876(+0.004)
豪ドル :0.7739(+0.003)
カナダドル :1.2476(▲0.003)
スイスフラン :0.914(▲0.003)
ブラジルレアル :5.4764(+0.030)
中国人民元 :6.4963(+0.006)
韓国ウォン :1117.83(+0.44)

【主要国政策金利】
米国 :0.25
ユーロ :0.00
日本 :0.00

【主要国長期金利】
米10年債 :1.56(+0.02)
米2年債 :0.16(+0.01)
日本10年債利回り :0.07(▲0.00)
日本2年債利回り :0.07(+0.00)
独10年債利回り :▲0.26(▲0.01)
独2年債利回り :▲0.69(±0.0)

【主要株価指数・ビットコイン】
NY ダウ :34,043.49(+227.59)
NASDAQ :14,016.81(+198.40)
S&P500 :4,180.17(+45.19)
日経平均株価 :29,020.63(▲167.54)
ドイツ DAX :15,279.62(▲40.90)
インド センセックス :47,878.45(▲202.22)
中国上海総合 :3,474.17(+9.05)
ブラジル ボベスパ :120,530.10(+1,158.60)
英国FT250 :22,372.26(+7.39)
ビットコイン :50567.71(▲1024.27)

【主要商品価格】
WTI :62.14(+0.71)
Brent :66.11(+0.71)
米ガソリン :199.57(+2.10)
米灯油 :187.35(+1.27)

金 :1777.20(▲6.74)
銀 :26.01(▲0.14)
プラチナ :1231.89(+24.96)
パラジウム :2859.97(+18.01)
銅 :9518.00(+70:27.5B)
アルミニウム :2378.50(+10:5C)
※貴金属はニューヨーククローズ。ベースメタルは3ヵ月公式セトル価格。
※C=Cash-3M コンタンゴ、B=Cash-3M バック

シカゴ大豆 :1539.75(+6.50)
シカゴ とうもろこし :655.50(+5.00)
シカゴ小麦 :710.25(±0.0)

※全ての価格は注記が無い限り、取引所で取引される通貨建。
※限月交代に伴う価格の不連続性は考慮されていません。予めご容赦ください。
※ 「休場」となっているものは、取引所が休場ないしはデータ更新時点で最新データを取得できなかった場合を指します。