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ファイザーサプライズ継続で堅調
  • MRA商品市場レポート

2020年11月11日 第1853号 商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「ファイザーサプライズ継続で堅調」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は、その他農産品などの非景気循環系商品や債券が売られ、その他の商品は上昇が継続した。ファイザーのワクチンが報告通りであれば驚異的な9割の予防効果であるため、経済活動が活性化するとの期待が引き続き高まったことが材料となった。

しかし、冷静に考えてまだ治験の最終段階であり、現実は世界中でコロナウイルスの感染は拡大しており、欧州では新型のコロナウイルスも発見されるなど、感染症を巡る世界の情勢は決して明るいものではないため、期待先行の上昇が続いている、という印象である。

米国の大統領選挙を巡る動向は今のところ大きな進展がないが、市場はバイデン候補勝利をほぼ確実なものとして動き始めており、まずは中規模な経済対策が行われるだろう、ということを期待してリスクテイクに動いている、という印象である。

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https://marketrisk.jp/news-contents/news/3592.html

【本日の見通し】

本日は、昨日・一昨日のワクチン報道に対する昨日の市場の反応が極端であったため、コロナウイルスの感染は現在世界中で拡大しているという現状を考えると、さすがに調整売りに押されるものと予想する。

また、11月は大手ファンドの決算月ということもあって、高値圏では利益確定の動きも強まりやすい。

本日予定されている材料としては、ECBラガルド総裁の講演やOPEC月報があるが、特段、積極的に材料視はされないのではないか。

【セクター別動向と見通し】

◆エネルギー

昨日の原油価格は続伸。OPECの減産継続見通しに加え、ファイザーサプライズの買いがまだ継続しているため。急騰後の反動下落を予想していたが、まだロスカットなどの買いが続いたものとみられる。

なお、昨日発表されたDOE月報では、需要、生産見通しともに下方修正された。コロナの影響長期化とそれに伴う生活様式の変化が需要面、それを受けた供給面に影響を及ぼすとの見方から。

また、バイデン政権誕生で再生可能エネルギーへのシフトが進む、とも指摘。

石炭価格も上昇。中国の港湾在庫の水準が低く、冬場の需要期であり堅調地合が続いている。

本日はファイザーサプライズがまだ続くと見られ、上昇余地を試すが、足下のコロナの感染拡大は加速しており、これまでの期待での買いは継続しないと考えられ下落に転じると予想。

◆非鉄金属

LME非鉄金属は錫以外が上昇した。独ZEW景況感指数が悪化したことで、予想通りいったん売られたが、ファイザーサプライズによるリスクテイクが継続しており、LME制定倉庫在庫も総じて減少傾向が継続していること、バイデン・トレードによる工業金属物色の流れが継続したため。

本日も目立った材料がないため、ファイザーサプライズによるリスク資産買いの流れが継続、上昇余地を試す展開を予想。ただし、コロナの感染拡大は続いており、現実的に欧州の経済活動が鈍化することは確実であり上値も重いと予想。

◆鉄鋼・鉄鋼原料

中国向海上輸送鉄鉱石スワップは上昇、豪州原料炭スワップ先物は下落、大連原料炭先物は上昇、鉄鋼製品先物価は中心限月価格が上昇した。

北京の環境規制強化に伴う鉄鋼向け需要の減少はあるが、鉄鋼原料在庫水準の低さから輸入需要は旺盛であり、堅調な推移となった。

輸入市場と中国国内市場の動向に政治的な要因で乖離が見られるが、国内の在庫不足もあり、海上輸送鉄鋼原料価格は本日も高値維持か。

◆貴金属

金価格は上昇。ファイザーサプライズを受けた長期金利上昇で急落したが、経済活動回復観測で原油価格が上昇し、実質金利が低下したことや緩やかなドル安が価格を押し上げた。銀も買い戻しで上昇。

PGMも下落の反動から上昇、パラジウムは前日の上昇が大きかったことロックダウンの動きが広がっていることから市場参加者がある意味冷静になり、排ガス触媒需要減少観測を意識した利益確定売りに押された。

ファイザーのワクチン報道が市場参加者の楽観を広げているが、まだ接種が始まった訳ではなく、反動の株安・長期金利低下が予想されるため金銀プラチナは堅調な推移を予想。パラジウムはやや軟調か。

◆穀物

シカゴ穀物市場は上昇。トウモロコシは米需給方向で生産見通しが下方修正され、輸出見通しが上方修正、在庫見通しが大きく引き下げられたことから上昇、大豆も在庫見通しの大幅引き下げ、小麦は競合飼料のトウモロコシ価格の上昇に連れた。

米農務省の強気の需給見通しを背景に堅調な推移を予想。

※中長期見通しは個別セクターのコラムをご参照ください。

市場データ・グラフ類の添付ファイルのサンプルはこちら。

【昨日のトピックス】

昨日発表された中国の生産者・消費者物価指数は、消費者物価指数が前月から大幅に減速した。下落要因は消費者物価指数に占める比率の高い、豚肉価格が前年比▲2.8%と前月の+25.5%から急速に低下したことによる。

これは、昨年の同じ時期はまだ豚熱(豚コレラ)の影響が強く残っており、豚肉価格が高い水準だったことによるもので、中国の豚肉の卸売価格は依然として高い水準にある。そのため、決して物価が安定した、というわけではない。

とはいえ、卸売価格が下落しているのは事実であり、中国国内の養豚数が回復していることが影響していると見られる。足下の大豆の輸入増加は、養豚数の回復と、これまで飼料向けの需要が減少していたことに伴う、食用油向けの大豆確保の動きが強まっていることによるものであり、恐らく、バイデン政権に米国が移行してからも、大豆の輸入は増加することになるだろう。

生産者物価は伸び率が▲2.1%(前月▲2.1%)と回復基調が足踏みとなった。食料品を除けば前年比マイナスが継続していることによる。中国の生産活動は旺盛、と判断されてきたが回復ペースが鈍化を始めた可能性はあり得る。

ファイザーが開発中のコロナウイルスのワクチンだが、報道通りであれば驚異の9割の予防効果であり、インフルエンザが5割程度であることを考えると、ほぼこのワクチンを接種すれば、新型コロナウイルスに感染しないことになる。

しかし、新型コロナウイルスは変異するものであり、すでに欧州でミンクに感染した変異型のコロナウイルスが発見されている。開発のペースは以前から格段に速くなっているが、やはり最終的には治療薬が開発されるまでは、コロナとの戦いは継続することになり、生活様式の変化も継続することになるだろう。

バイデン政権はまず真っ先に国内の統一に力を注ぐとみられるが、上記の状況を勘案すると次に取り組むべきはコロナ対策・医療制度改革に取り組むと予想される。経済よりも国民の命を優先、ということだ。

国のトップとしてある意味当然の選択である。しかし、経済を犠牲するため結果が残せなければ今後、米国はより大きなリスクにさらされることになる。

【マクロ見通しのリスクシナリオ】

・米大統領選挙前後の混乱が想定以上に長引く場合。

・欧州の政治混乱(トルコと欧州の関係悪化、ハードブレグジットなど)によるリスク回避の動きの強まり。

・コロナウイルスの感染再拡大(または新たなウイルスの発生)によるロックダウンが景気循環系商品の需要を減じる場合。逆に想定以上にワクチン・治療薬の開発が速やかに行われた場合は需要の増加要因に。

・環境重視型社会への急激な転換による、経済活動の鈍化リスク。成長ドライバーの1つとして期待される、中東・北アフリカ産油国が人口ボーナス期を活かせない(逆に鉱物産出国は高成長となる可能性も)。

・米中対立激化による、新冷戦構造が発現しブロック経済圏が発生して貿易活動が鈍化する場合(場合によると武力衝突も)。

・次の最大の成長ドライバーとして期待される、インド経済が期待通りの成長をできない場合(人種差別問題による国民の離反、市場開放・規制改革の遅れ、中国との対立など)。

2018年にすでに人口ボーナス期入りしているため、鉱物・エネルギーをはじめとする景気循環系商品需要の増加は2023~2024年頃。

・中国地方政府・中堅中小企業の財政状況悪化に伴う景気減速。

・米国の財政状況悪化、緩和規模拡大によるドル水準の低下リスク(ドル減価により、名目ドル建て資産価格の上昇要因に)。

◆昨日の商品市場(個別)の総括


---≪エネルギー≫---

【原油価格見通し】

原油価格は現状水準を維持すると考える。ファイザーのコロナのワクチン開発進捗報道を受けた、従来の生活への回帰期待が高まることが買い戻しを誘う一方、OPECプラスの増産圧力が強まる可能性があること、また、コロナのワクチン接種が始まっているわけではないこと、そもそも本当に今回のワクチンがコロナ収束をもたらすかどうか不透明であることが上値を抑えるため。

これらは「期待」の話であり現在はまだ移動制限が世界中で行われている状況であり、期待で買いが続くとは考え難い。

目先のテーマは、大統領選後の環境問題の進捗、米中・米欧関係や、英国ブレグジットを巡る混乱などの政治要因だが、英ジョンソン首相は無秩序離脱に向けて準備せよと発言しており、リスク資産にとってはいずれも売り材料となる。

供給面では、需要減速、価格下落局面でよく見られることであるが、OPECの抜け駆けが続き、結束が揺らぐリスクである。この場合、原油価格は大きく下落することになる。

10月15日・19日のOPECプラス会合では特段目立った発言はなく11月・12月の定例会合に下駄が預けられた。目下の懸念は減産に参加していないリビアの生産再開。これを受けて追加減産に舵を切れるのかどうかであるが、サウジアラビアの予算レートが80ドル台(弊社推定)であることを考えると、追加減産ないしは減産期間の延長は、現時点ではメインシナリオ。

原油価格が低水準で推移した場合、米シェールオイルの生産者のコストは平均で40ドル近辺(32ドル~60ドル程度)、カナダのオイルサンドからの生産者のコストも40ドル程度であることから、時間経過とともに減産が進捗すると予想される。

【見通しの固有リスク】

・OPECプラスの減産と、非OPECプラス諸国の自主減産継続で需給がタイト化する場合(価格上昇要因)。逆に価格低迷で歳入確保の増産が加速する場合、またはOPECプラスのプログラムの対象となっていない中東諸国の増産(価格下落要因)。

景気回復時の増産タイミングの見誤りによる、供給不足(価格上昇要因)。

・脱炭素の進捗、生活様式の変化による構造的な需要減少が加速した場合、1.中東産油国の財政悪化によって情勢不安が顕在化、供給途絶リスクが高まる、2.中東以外の産油国の生産者の破綻、3.上流投資部門投資が減速し、インドなどの新興国需要顕在化時に供給が間に合わない場合、などが価格上昇要因に。

・バイデン政権誕生で、シェールオイルのフラッキングが制限/禁止される場合、供給減少で価格上昇要因に(今のところ生産量の1割程度となる、国有地でのフラッキング禁止にトーンダウンしている)。

・ワクチン・治療薬が想定以上に早く準備でき、移動制限が急速に解除される場合(価格上昇要因)。

【石炭価格見通し】

石炭価格は堅調な推移になると考える。中国政府は国内炭の供給能力増強にシフトしているが、冬場で炭鉱が稼働し難いこと、港湾在庫の水準の低さに反映されるように、供給が十分ではないことが材料。

ただし、豪州との対立や(どこまで本当だか分からないが)、環境規制強化のの中で石炭需要は減速するとみられること、非常に矛盾するが国内生産を増加させていることから徐々に海上輸送炭価格の上値は重くなると予想される。

10月の中国の石炭輸入は前月から大幅に減少。前年水準を▲46.6%下回る1,372万6,000トン(前月▲38.3%の1,867万6,000トン)と過去5年の最低水準となった。

中国は国内の石炭産業の強化と政治的に対立する豪州からの輸入制限で、国内生産を増加させる方向性に舵を切っており、それが影響しているとみられる。

バルチック海運指数も過去5年平均程度で低迷しており、輸入の動きは鈍化。しかし一方で中国の港湾在庫は減少しているため、ピークシーズンということもあって堅調な推移となろう。

【見通しの固有リスク】

・世界的な環境重視型世界へのシフトを受けた、石炭上流部門への投資規制強化による、供給減速懸念。短期的には価格の上昇要因。

・中国と豪州の対立、中国国内の生産能力増強に伴う、海上輸送炭需要の減少。

・北半球の夏場の猛暑(/冷夏)・冬場の厳冬(暖冬)。

【投機筋のポジション動向】

・直近の投機筋のポジションは以下の通り。

WTIはロングが639,145枚(前週比 ▲20,633枚)ショートが196,685枚(+8,997枚)ネットロングは442,460枚(▲29,630枚)

Brentはロングが223,063枚(前週比▲29,196枚)ショートが128,668枚(+20,940枚)ネットロングは94,395枚(▲50,136枚)

---≪LME非鉄金属≫---

【非鉄金属価格見通し】

非鉄金属価格はいったん調整売りに押されると考える。

ファイザーのコロナワクチン開発進捗宝幢を受けた、米経済活動回復期待でドル高が進行しやすい地合になっていることで、ドル建て商品に売り圧力が強まると予想されることから。

ただし、バイデン政権の政策推進による環境重視の姿勢の強まりが、いわゆる「バイデン・トレード(化石燃料売り・省エネ金属買い、ただし金属生産の際には二酸化炭素が出ることは変わらない)」を加速させるとの大きな流れに変化はない。

具体例を挙げると、軽量化目的のアルミ、EV向けのニッケル・銅(通常25キロ/台の銅が使われるが、EVは80キロ/台)、蓄電池としての鉛、コバルト、リチウムなどが挙げられる。

中国が豪州の銅鉱石輸入を禁止する方針を打ち出したことで、精錬銅の需要が増加し、ベンチマークの銅価格が堅調に推移していることも地合を強くしよう。

しかし、中国の最大貿易相手経済圏である欧州でロックダウンの動きが再び見られること、季節的に南半球の供給が再開される可能性が高いこと、11月・12月のファンド決算を意識した売り圧力の強まりが価格を押し下げるため上値も重いと考える。

【見通しの固有リスク】

・高水準の投機筋買い越しポジションが急速に解消されたときの下落リスク。

・主に銅山を中心とする労使交渉長期化による供給減少が、2021年も継続する場合(コロナの影響もあって、2020年の鉱山生産は全体で184万1,000トン、コロナの影響で115万1,000トン減少する見込み)。

・ニューカレドニアのGoroプロジェクトのニッケル精錬所を2021年に閉山すると発表。同プロジェクトのニッケル生産は6万トン/年(シェア2.4%)、その他の生産下方修正リスクは25万3,000トン(9.4%)に及ぶリスクがあり、価格の上昇要因に。

・中国の環境規制強化やコロナの影響再発に伴うスクラップの調達難による、新塊需要の増加。

・上流部門投資不足並びに鉱石の品位低下による、鉱山供給の制限。

・環境問題や人権問題(コンフリクト・メタルの問題)を背景とする鉱山供給の減少。

また、環境に配慮したメタル使用の義務化などが欧州で進む場合などのコストアップ(グリーン・メタルの義務化によるコスト増加)。

・資源ナショナリズムの高まり。インドネシアのニッケル未処理鉱石禁輸措置再開(銅とボーキサイトは2022年から実施の予定)。

・トランプ政権勝利で、米国の脱炭素シナリオがすべて覆される場合(化石燃料価格の上昇要因に)。

【投機筋のポジション動向】

・LME投機筋買い越し金額 前週比▲4.0%の3,037億ドル(前週 3,086億ドル)・LME投機筋買い越し数量 前週比+0.0%の4,951.2千トン(前週 4,951.1千トン)

---≪鉄鋼原料≫---

【鉄鋼原料価格見通し】

鉄鉱石価格は中国の経済統計の改善を受けて高値圏で推移しつつも、水準を切り下げる展開を予想する。

貿易統計で確認できるように鉄鉱石輸入は堅調であり、在庫の絶対水準が増加していること、在庫日数も上昇していること、南米生産者の増産見通し、価格上昇でレーショニングが発生して、鉄鋼製品需要がやや鈍化すると見られていることが背景。

一方で、中国政府のインフラ投資が今後も継続する見込みであり、中国国内の鉄鋼原料在庫水準が低いことから(鉄鋼製品在庫の水準は高い)在庫積み増し需要も継続する可能性が高く、基本は底堅い推移となる。

中国の鉄鋼製品の輸入は通常、平均で110万トン程度なのだが、10月は193万トン(前月288万5,000トン)と、記録的な水準となった前月からは急減速した。

中国の経済活に鈍化の兆しが出てきた可能性がある。ただし、国内生産も9月時点で9,256万トン(前月9,485万トン)と過去最高水準を記録した8月からは減速したものの、依然として高い水準を維持している。

中国の国内需要が旺盛であることを示しているが、中国の鉄鋼製品在庫水準は前週比▲93.6万トンの1,292.2万トン(過去5年平均 922万トン)と、例年よりも在庫水準は高く、早晩鉄鋼製品には下押し圧力がかかる見込み。

一方、原料である鉄鉱石の10月の輸入は前年比+14.9%の1億674万トン(前月+9.2%の1億855万トン)と以前高水準であり、需要が旺盛であることをうかがわせる。

鉄鉱石港湾在庫は前週比+185万トンの1億3,080万トン(過去5年平均1億2,097万4,000トン)、在庫日数は▲0.5日の25.2日(過去5年平均 28.8日)と例年と比較して在庫日数の水準は低く、相応の輸入需要は持続するものと思料。

原料炭は中国の生産活動回復が継続していること、国内の鉄鋼需要が公共投資で底堅いことから、同様に底堅い推移になると考える。しかし、中国政府は原料炭を含む石炭の国内生産を増加させる方針であることから、海上輸送原料炭価格の上値も重い。

実際、中国政府は政治的な対立もあって豪州炭の輸入を停止するとの報道もあり、今後、海上輸送原料炭価格には下押し圧力が掛かりやすくなってきた。

ただ、中国の港湾在庫の水準は鉄鋼の最大生産省である河北省の主要港である、京唐港の港湾在庫は急速に減少しており、過去5年の最低水準を下回っていることから価格の下支え要因となる。ただ、輸入自体が減少している可能性も否定できないため、この数字のみをもって需給がタイトと判断するのは難しいかもしれない。

【見通しの固有リスク】

・鉄鉱石価格の上昇がレーショニング(価格上昇による需要減少)を引き起こす場合。

・世界的に広がる環境規制強化の流れで、鉄鉱石や原料炭などの生産に一定の影響が起きる場合。

・コロナウイルスの感染拡大長期化による、鉱山生産の減少リスク。

・カシミール地方を巡る中国との領有権争いが激化した場合、インドが中国に対して鉄鉱石輸出を制限する可能性(中国のFOBインデックスは上昇、その他の地域の鉄鉱石価格は低下)。

【投機筋のポジション動向】

---≪貴金属≫---

【貴金属価格見通し】

<<金>>

金銀は軟調な推移になると考える。ファイザーのワクチン開発進捗報道を受けた米景気への楽観から、米長期金利に上昇圧力が掛ると予想されるため。また、同時にドル高も進行することも価格の下押し要因に。

なお、リスクオンはドル安で価格上昇、リスクオフで価格下落となる(詳しくは2020年10月12日付のMRA's Eyeをご参照ください)。

現在の金の実質金利で説明可能な価格(金基準価格)は1,620ドル程度に低下。そこからの乖離(リスク・プレミアム)は283ドルと前日から+11ドル上昇。

なお、金価格を実質金利要因と為替要因に分類した場合、為替要因はリスク・プレミアムのところに内包されると整理している(為替は名目金利の影響も受けるので、純粋に為替の要因のみ切り出すのが困難であることから)。

※毎日回帰分析をアップデートし、リスク・プレミアム自体の水準を見直しているため、前日比の整合性が取れていない場合があります。

<<銀>>

銀価格は金価格との比較感で売買されるが、金銀レシオは現在、77.5倍。過去1年を基準にすると95倍程度、5年では80倍、2000年以降では65倍程度が妥当だが、足元、80倍程度で落ち着いている。

金が軟調な推移になりそうだが、バイデン大統領誕生見通しであり、太陽光発電向けに用いられる「バイデン銘柄」であることもあり、需要構造の変化が価格を下支え(金銀レシオは低下)するものと予想。

なお、銀価格=金価格÷金銀レシオ であり、金銀レシオが低下することで金価格が変動した時の弾性値が上昇(ボラティリティは上昇し、足元金の2倍に上昇)する点は留意。

(例)金が2,000ドル、銀が20ドルのとき 金銀レシオが100倍→金価格±1ドルの変化で銀価格は±1セント変化 金の変化率は±0.05%、銀は±0.05%

 金銀レシオが1倍→金価格±1ドルの変化で銀価格は±1ドル変化 金の上昇率は±0.05%、銀は±5%

<<PGM>>

プラチナ価格は銀価格との連動性が高い。これは供給過剰で投機的な取引の影響が強まっていることによる。当面は工業需要が牽引する形にはなりにくく、株の影響を受けつつも金銀につれる形の推移になることを予想。

ファイザーのワクチン開発進捗を受けて米長期金利が上昇し、ドル高も進行しやすいことから金価格に下押し圧力が掛る見通しであり、プラチナ価格にも下押し圧力に。

仮に脱炭素が進んで水素が用いられ、燃料電池が進むのであればプラチナの構造的な需要が増加するシナリオは、需要・価格面でのポジティブリスクシナリオ。

パラジウムは価格は景気の先行き楽観が強まっていることから、供給面の不安も手伝って堅調な推移になると予想。

ETF残高とパラジウム価格の連動性が高まっており(管理在庫増加→価格上昇)、一時の、ETF管理在庫減少→価格上昇、のメカニズムから変化してきている。

在庫取り崩し→価格上昇は実際に需給がタイトで、現物確保のためにETFを取り崩さなければならなかったからだが、現在はこれと逆のことが発生している訳で、足元、パラジウムの需給は緩和していると見られる。今後はETFの動向に注目。

10月の米自動車販売は年率1,621万台(市場予想 1,650万台、前月 1,634万台)、中国の9月の自動車販売は中国自動車工業協会の速報で前年比+13.0%の256万6,000台(前月+11.7%の218万5,812台)。

自動車販売は回復しているが、不要不急の消費であるため本格的な回復にはまだ時間がかかる見込み。

【見通しの固有リスク】

・世界的な成長力の低下に伴い、各国の財政状況が悪化、地政学的リスクが顕在化する場合(中東・北アフリカのリスク顕在化の可能性は低くない)。リスク・プレミアム上昇を通じて貴金属価格の上昇要因に。

・米中の対立激化。米国は今回のウイルス問題で、中国の医療面、人工知能を含むIT面に脅威を感じた可能性は高く、対立が激化する場合(安全資産価格の上昇要因)。

・英国のブレグジットは、FTA合意なき離脱となるリスクが残存しており、その場合のインパクトは無秩序離脱と同レベルになると考えられ、金価格の上昇要因に。

・中国地方政府・中堅中小企業の財政状況悪化に伴う景気減速による安全資産需要の増加。

・世界的な自動車販売の減速(米欧中)による、自動車向け排ガス触媒需要の減少(PGM)。

環境重視型社会へのシフトはパラジウム需要を増加させるが、さらに加速して「水素社会」まで到達すると、燃料電池車需要が増加して構造的にプラチナ価格の上昇要因となる可能性。

・コロナウイルスの感染拡大による、最大生産国の1つである南アフリカの鉱山稼働が不安定であることによる供給懸念。

【投機筋のポジション動向】

・直近の投機筋のポジションは、金はロングが321,798枚(前週比 ▲4,265枚)、ショートが78,889枚(+1,460枚)、ネットロングは242,909枚(▲5,725枚)、銀が72,516枚(▲4,136枚)、ショートが27,175枚(▲4,846枚)、ネットロングは45,341枚(+710枚)

・直近の投機筋のポジションは以下の通り。

プラチナはロングが26,465枚(前週比 ▲1,182枚)ショートが16,702枚(▲894枚)、ネットロングは9,763枚(▲288枚)

パラジウムが5,336枚(▲663枚)、ショートが2,920枚(+389枚)ネットロングは2,416枚(▲1,052枚)

---≪農産品≫---

【穀物価格見通し】

穀物価格はトウモロコシ・大豆は上昇すると予想する。コロナのワクチン開発進捗期待が急速に高まっていること、ラニーニャ現象の発生による各地の生育上好ましくない環境になっていること、中国向けの輸出が中国側の事情で増加すると見られることから。

しかし、同時にドル高が進行しやすいこと、積み上がった投機筋の記録的なロングポジションの解消圧力がファンドの年度末・四半期末を控えて強まると予想されることから、中期的な見通しは下向き。

小麦はさほど投機の買いポジションが積み上がっている訳ではないが、ドル高進行が重石に。

バッタ被害はLocust Watchでは、エチオピア、イエメン、ケニア、サウジアラビアの一部で深刻な状態が続いているが影響は低下している。今のところ大きな変化はない。

西部に広がっていたバッタの固体(群棲相を形成していない)はチャドとモーリタニアで拡大しており、影響拡大への懸念がやや強まっている。

コロナウイルスの影響で播種に必要な人員を確保できない農家があったが、今度は収穫期にコロナウイルスの影響で人員が確保できず、収穫に影響が出る可能性がある。

近年、食品価格に対して影響が大きいラニーニャ現象が発生していることもあり、年末~年明けにかけての穀物価格の見通しは強気。

【見通しの固有リスク】

・ラニーニャ現象の発生による穀物供給減少リスクの顕在化。害虫の発生、生産地の土壌破壊など(すでに一部顕在化)。

・環境重視型社会へのシフトにより、燃料向け穀物需要が増加する場合(価格の上昇要因)。現在はそれほどの数量でもない、バイオディーゼル向けの大豆需要増加など。

・新型コロナウイルスの影響拡大による、輸出活動の停滞(シカゴ定期を含む生産地価格の下落要因)。

・中国の豚コレラ被害の拡大により、飼料需要が減少した場合は価格の下落要因(逆に終息すれば上昇要因)。

【米農務省需給報告データ】

・米穀物作付け意向面積トウモロコシ 9,699万エーカー(市場予想 9,412万エーカー)大豆 8,351万エーカー(8,502万エーカー)小麦 4,466万エーカー(4,495万エーカー)

・米穀物最終作付け面積トウモロコシ 9,201万エーカー(市場予想 9,514万エーカー)大豆 8,383万エーカー(8,483万エーカー)小麦 4,425万エーカー(4,472万エーカー)

・11月米需給報告単収見通し(実績/市場予想/前月)トウモロコシ 175.8Bu/エーカー(177.87、178.4)大豆 50.7(51.6、51.9)小麦 49.7Bu/エーカー(前月 49.7)

・11月米需給報告生産見通し(実績/市場予想/前月)トウモロコシ 145億700万Bu(146億7,607万Bu、147億2,200万Bu)大豆 41億7,000万Bu(42億4,822万Bu、42億6,800万Bu)小麦 18億2,600万Bu(前月18億2,600万Bu)

・11月米需給報告輸出見通し(実績/前月)トウモロコシ 26億5,000万Bu(23億2,500万Bu)大豆 22億Bu(22億Bu)小麦 9億7,500万Bu(9億7,500万Bu)

・11月米需給報告在庫見通し(実績/市場予想/前月)トウモロコシ 17億200万Bu(20億4,696万Bu、21億6,700万Bu)大豆 1億9,000万Bu(2億4,389万Bu、2億9,000万Bu)小麦 8億7,700万Bu(8億8,244万Bu、8億8,300万Bu)

・9月末四半期在庫(実績/市場予想/前月)トウモロコシ 19億億9,500万Bu(22億6,554万Bu、52億2,400万Bu)大豆 5億2,300万Bu(5億7,838万Bu、13億8,600万Bu)小麦 21億5,900万Bu(22億4,035万Bu、10億4,400万Bu)

【投機筋のポジション動向】

・直近の投機筋のポジションは以下の通り。

トウモロコシはロングが504,804枚(前週比 ▲12,623枚)、ショートが98,601枚(▲7,813枚)ネットロングは406,203枚(▲4,810枚)

大豆はロングが306,424枚(▲17,374枚)、ショートが40,533枚(▲2,401枚)ネットロングは265,891枚(▲14,973枚)

小麦はロングが144,721枚(▲6,915枚)、ショートが103,485枚(▲4,209枚)ネットロングは41,236枚(▲2,706枚)

◆主要ニュース


・9月日本経常収支(季節調整済) 1兆3,455億円の黒字
(前月1兆6,593億円の黒字)
(調整前) 1兆6,602億円の黒字(2兆1,145億円の黒字)
 貿易収支 7,774億円の黒字(5,412億円の黒字)
 輸出 5兆8,333億円(5兆5,396億円)
 輸入 5兆560億円(4兆9,985億円)
 サービス収支 ▲3,498億円の赤字(▲3,771億円の赤字)
 第一次所得収支 1兆6,035億円の黒字(1兆7,085億円の黒字)

・10月日本景気ウォッチャー調査 現状判断DI 54.5(前月49.3)
 先行き判断DI 49.1(48.3)

・10月日本企業倒産 前年比▲20.00%(前月▲19.51%)

・10月中国消費者物価指数 前年比+0.5%(前月+1.7%)
 生産者物価指数 ▲2.1%(▲2.1%)

・11月ZEW独景況感調査期待指数 39.0(前月56.1)、現況指数 ▲64.3(▲59.5)、ユーロ圏期待指数 32.8(52.3)

・10月米NFIB中小企業楽観指数 104.0(前月 104.0)

・Q320米住宅ローン延滞率 7.65%(8.22%)

・9月米JOLT求人異動調査 6,436千人(前月改定 6,352千人)

・10月OECD景気先行指数
 OECD 99.0(前月98.8)
 ユーロ圏 98.3(98.2)
 アジア 98.8(98.4)
 G7 98.9(98.8)
 日本 99.2(99.1)
 ドイツ 99.9(99.8)
 米国 98.8(98.5)
 中国 100.1(99.6)
 インド 96.6(96.5)
 ロシア 98.8(98.8)

・ダラス連銀カプラン総裁(投票権あり・中間派)、「2021年下期はウイルスの蔓延から力強く回復すると考えるが、ウイルスの感染再拡大で今後2四半期の経済情勢は厳しくなる」

・アルメニアとアゼルバイジャン、和平合意。ロシアが仲介。

◆エネルギー・メタル関連ニュース


【エネルギー】
・DOE米在庫統計市場予想 原油▲872KB(前週▲7,998KB)
 ガソリン+202KB(+1,541KB)
 ディスティレート▲1,617KB(▲1,584KB)
 稼働率+0.59%(+0.70%)

・API石油統計 原油在庫+▲5.15MB、クッシング▲1.17MB
 ガソリン▲3.3MB、ディスティレート▲5.62MB

・DOE月報
 世界石油需要 Q121:96.3、Q221:98.0、Q321:99.4、Q421:99.9、2021:98.4
 非OPEC供給(含むNGLs) Q121:63.9、Q221:64.6、Q321:65.3、Q421:65.8、2021:64.9
 OPEC生産 Q121:32.4、Q221:33.4、Q321:34.1、Q421:34.1、2021:33.5

※2021年の世界の需要見通し・生産見通しを下方修正。需給見通しを引き下げ。コロナウイルスの影響に伴う経済活動の様態変化が続くため。供給はOPECが減産期間を延長するため下方修正。

・11月 DOE2020年、2021年価格見通し(前月)
 WTI 38.24ドル(38.76)、44.24(44.72)
 Brent 40.61ドル(41.19)、46.59(47.07)
 ガソリン 2.15ドル(2.15)、2.22(2.23)
 ディーゼル 2.53ドル(2.54)、2.56(2.55)
 灯油 2.43ドル(2.54)、2.56(2.55)
 天然ガス 10.59ドル(10.48)、10.90(10.87)
 電力 13.10セント(13.09)、13.22(13.22)

【メタル】
・特になし。

◆主要商品騰落率


【上昇率上位5商品】

商品名(カテゴリー)/前日比上昇率/年初来上昇率
1.CBTトウモロコシ ( 穀物 )/ +3.56%/ +8.83%
2.NYM米天然ガス ( エネルギー )/ +3.46%/ +35.13%
3.TCM原油 ( エネルギー )/ +3.32%/ ▲39.24%
4.TCMガソリン ( エネルギー )/ +3.23%/ ▲34.63%
5.CBT大豆 ( 穀物 )/ +3.12%/ +20.84%

【下落率上位5商品】

商品名(カテゴリー)/前日比上昇率/年初来上昇率
66.SHF 銀 ( 貴金属 )/ ▲5.90%/ +16.17%
65.原料炭スポット ( 鉄鋼原料 )/ ▲3.54%/ ▲21.29%
64.ICEココア ( その他農産品 )/ ▲2.13%/ ▲7.91%
63.LIFFEココア ( その他農産品 )/ ▲1.66%/ ▲12.15%
62.ICE粗糖 ( その他農産品 )/ ▲1.34%/ +9.39%

※弊社が重要と考える主要商品の前日比騰落率上位・下位5品目です。
※限月交代に伴う価格の不連続性は考慮されていません。予めご容赦ください。

◆主要指標


【為替・株・金利・ビットコイン】
NY ダウ :29,420.92(+262.95)
S&P500 :3,545.53(▲4.97)
日経平均株価 :24,905.59(+65.75)
ドル円 :105.29(▲0.09)
ユーロ円 :124.34(▲0.15)
米10年債 :0.95(+0.03)
中国10年債利回り :3.22(▲0.01)
日本10年債利回り :0.05(+0.02)
独10年債利回り :▲0.49(+0.02)
ビットコイン :15,360.01(▲27.46)

【MRAコモディティ恐怖指数】
総合 :29.97(+0.15)
エネルギー :43.31(▲0.89)
ベースメタル :20.69(+0.98)
貴金属 :30.00(▲1.24)
穀物 :20.75(+1.48)
その他農畜産品 :31.22(+0.13)

【主要商品ボラティリティ】
WTI :52.47(+0.38)
Brent :49.64(+0.63)
米天然ガス :63.55(▲0.4)
米ガソリン :46.19(+1.12)
ICEガスオイル :44.08(▲0.19)
LME銅 :17.70(+2.09)
LMEアルミニウム :19.72(+1.18)
金 :18.59(+2.4)
プラチナ :27.74(+0.67)
トウモロコシ :22.05(+3.83)
大豆 :18.59(+2.4)

【エネルギー】
WTI :41.39(+1.10)
Brent :43.64(+1.24)
Oman :43.73(+0.99)
米ガソリン :119.34(+3.27)
米灯油 :125.18(+3.51)
ICEガスオイル :354.00(+10.25)
米天然ガス :2.96(+0.10)
英天然ガス :39.53(▲0.19)

【貴金属】
金 :1874.29(+11.25)
銀 :24.19(+0.09)
プラチナ :885.84(+15.76)
パラジウム :2462.58(▲24.87)
※ニューヨーククローズ。

【LME非鉄金属】
(3ヵ月公式セトル)
銅 :6,882(▲163:16.5C)
亜鉛 :2,635(▲43:17C)
鉛 :1,836(▲22:18C)
アルミニウム :1,900(▲30:20C)
ニッケル :15,753(▲164:53C)
錫 :18,235(▲210:5B)
コバルト :32,474(▲5)

(3ヵ月ロンドンクローズ)
銅 :6961.50(+23.50)
亜鉛 :2653.00(+1.00)
鉛 :1867.00(+34.50)
アルミニウム :1911.00(+9.00)
ニッケル :15905.00(+110.00)
錫 :18300.00(▲35.00)
バルチック海運指数 :1,207.00(+11.00)
※C=Cash-3M コンタンゴ、B=Cash-3M バック

【鉄鋼原料】
62%鉄鉱石スポット(CFR中国、1営業日前) :122.53(+6.46)
SGX鉄鉱石 :120.83(+0.57)
NYMEX鉄鉱石 :120.3(+0.46)
NYMEX豪州原料炭スワップ先物 :107(▲3.93)
大連原料炭先物 :197.39(+0.39)
上海鉄筋直近限月 :3,744(±0.0)
上海鉄筋中心限月 :3,848(+10)
米鉄スクラップ :300(▲3.00)

【農産物】
大豆 :1139.50(+34.50)
シカゴ大豆ミール :395.20(+11.10)
シカゴ大豆油 :36.06(+0.58)
マレーシア パーム油 :3444.00(+4.00)
シカゴ とうもろこし :422.00(+14.50)
シカゴ小麦 :607.75(+10.25)
シンガポールゴム :240.00(+3.30)
上海ゴム :12755.00(▲145.00)
砂糖 :14.68(▲0.20)
アラビカ :107.30(+0.45)
ロブスタ :1346.00(+19.00)
綿花 :69.85(▲0.15)

【畜産物】
シカゴ豚赤身肉 :65.23(▲0.38)
シカゴ生牛 :111.78(▲0.05)
シカゴ飼育牛 :141.20(▲0.43)

※全ての価格は注記が無い限り、取引所で取引される通貨建。
※限月交代に伴う価格の不連続性は考慮されていません。予めご容赦ください。