中国統計大幅改善で関連銘柄軒並み上昇
- MRA商品市場レポート
2020年11月30日 第1863号 商品市況概況
◆昨日の商品市場(全体)の総括
「中国統計大幅改善で関連銘柄軒並み上昇」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品市場はエネルギーセクターと金銀が下落したが、その他の商品は軒並み水準を切り上げる展開となった。上昇率上位にはゴムや工業金属、穀物が並んだ。
結局俯瞰してみると、「中国の消費シェアが大きいもの」が物色されたといえ、コロナ禍でも景気が順調に回復しているとみられる中国を材料に、関連品が上昇していると考えるのが妥当だろう。
ゴムは中国の自動車(+生産地の病害・ラニーニャの影響)、穀物は大豆在庫の水準の低さから輸入が増加、大豆油やパーム油などもこれに伴う供給減少が価格を押し上げている。
工業金属価格が上昇しているのは、工業セクター利益に反映されるように(詳しくは昨日のトピックス参照)、工業向け需要が増加しているためだ。
弊社はバイデン候補勝利に伴う「バイデン・トレード」も特定の商品、特に鉱物資源にこれを期待した買いが入っているとみてはいるものの、銀などを除けばその影響は限定的で期待先行であり、足下の上昇はむしろ中国を主体とする需要面の改善が影響していると見ている。
なお、アラビア半島にサイクロン「Gati」が襲来しており、同地区の土壌水分増加が来年以降のバッタ被害を強め、同地域への混乱を強める可能性がある点は頭の片隅に置いておく必要がある(詳しくは農産品のコラムを参照)。
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【本日の見通し】
週明け月曜日は11月末の大手ファンドの決算日であることから、いったん売り圧力が強まると考えられる。しかし、中国の経済統計の改善が続いていることや、コロナの感染拡大はあるもののワクチン開発の進捗、過剰流動性の供給が市場参加者のインフレ資産・リスク資産買いを助長しており、上値思いながらも堅調な推移を予想する。
しかし、多くの市場で投機的な買いが価格を押し上げていることもまた事実で、投機が基本的に現物を保有する必要性がないことを考えると、12月・1月に掛けて調整売りが入り、一時価格が調整する、という見方を変更する必要はないと考えている。
月曜日の注目はOPEC総会。今のところQ121の減産延長の可能性が高いが、足下の価格上昇を受けてイラクやナイジェリアなどがこれに反発しており、順当に減産延長になるかどうかは不明。
例えばQ121の減産延長を決定するも、翌月の監視委員会などの結果を受けて生産量を見直すなど、の「但し書き」がつく可能性がある。この場合は、原油需要がまだ回復しておらず、期待先行の上昇であることから価格に調整圧力が強まることになると予想される。
【セクター別動向と見通し】
◆エネルギー
原油価格は下落した。OPEC総会を控えて調整売り圧力が強まったため。今のところ3ヵ月の減産期間延長と見られているが、価格上昇を受けてイラクやナイジェリアなどが公に減産延長に反対しており、予断を許さない状況。
石炭価格は冬場の需要増加で小幅に上昇。
週明け月曜日はOPEC総会が予定されている。足下の価格上昇を考えると簡単には終わらないだろう。29日に緊急会合が予定されておりここでどのような議論になるか次第だが、今のところは減産3ヵ月延長で価格を下支えされ、堅調な推移になると予想される。
◆非鉄金属
LME非鉄金属は大幅に上昇した。価格に対する説明力が高い中国の工業セクター利益が9年ぶりの高い伸びとなったことを受けたもの(ただし前年の水準が低かったことによるものは否めず)。実際に中国の需要は堅調とみられる。
なお、投機のネット買い越しは前週比+10.5%の254億ドル(前週 230億ドル)と大幅に増加しており、数量ベースも+9.9%の6,098.1千トン(5,546.9千トン)と買い越し幅を拡大。地合は強い。
週明け月曜日は先週の上げ幅が大きかったことから、いったん売りに押されるものの、中国の製造業PMIが発表される予定で51.5(前月51.4)への改善が見込まれており、高値圏を維持すると予想。
◆鉄鋼・鉄鋼原料
中国向け海上輸送鉄鉱石スワップは小幅上昇、大連先物は上昇、豪州原料炭スワップ先物は小幅上昇、大連原料炭先物は小幅に下落、鉄鋼製品先物価は中心限月・直近限月ともに上昇した。
中国の工業セクター利益が9年ぶりの高い伸びとなったことで先物には買いが入った。ただし前年の水準が低かったことによるもので、伸びほど強い内容ではない。
10月の中国の原料炭の輸入は前年比+3.6%の569万トンとなった。しかし前月比では▲12.2%の減少。
中国の鉄鋼製品需要は旺盛であり、中国の経済活動はコロナの影響はあっても堅調で、本日も高値圏を維持の公算。
◆貴金属
金価格は大幅に下落。実質金利も低下し、ドル指数も下落したが、リスク・プレミアムが剥げ落ちる形となった。現在のリスク・プレミアムは157ドルと、この10年の平均である148ドルとほぼ同程度。銀も金価格の下落を受けて水準を切り下げた。
PGMは上昇。プラチナは工業需要の回復期待もあって金銀の下落はあったものの上昇。各国の景気回復に伴う自動車向けの需要が回復するとの期待が強まったことが背景。
なお、欧州はプラグイン・ハイブリッド車も規制の方針だが、「直ちに規制される訳ではない」ことから、足下の景況感の改善が材料となったようだ。
リスク・プレミアムの水準が大きく調整し、過去10年平均程度まで低下したことから週明け月曜日は買い戻しで堅調な推移を予想。銀も同様。PGMは景気への期待感から上昇余地を探る展開に。
◆穀物
シカゴ穀物市場はドル安の進行もあって水準を切り上げた。中国の旺盛な需要と南半球の供給懸念が価格を押し上げる状態が続いている。
2020年11月19日付の米主要穀物輸出成約高は以下の通り。トウモロコシ 1,665.60千トン(前週比+577千トン)大豆 768.10千トン(▲562.9千トン)小麦 795.70千トン(+603.3千トン)
やや懸念されるのが、アラビア半島・ソマリアの間をサイクロン「Gati」が通過する見通しであること。
これにより水分が土壌に供給され、植物も生長することから越冬するバッタが増加するとみられる。来年のリスクは小さくなくなっていると見るべきだろう。
http://www.fao.org/ag/locusts/common/ecg/75/en/20112306gati.jpg
需給ファンダメンタルズが強いことから高値圏維持も、投機のロングが記録的な高水準、ショートが低水準であることから調整圧力が強まる展開で、上値重く。
※中長期見通しは個別セクターのコラムをご参照ください。
【昨日のトピックス】
昨日発表された中国の工業セクター利益は、9年ぶりの高い伸びとなった。中国政府が4兆元の経済対策を行って以降の水準である。コロナ禍による景気の減速と、米国との対立激化による先行き不透明感を払拭するため、政府が積極的に行った経済対策の効果が顕在化しているためと考えられる。
工業セクター利益と非鉄金属価格の相関性は高く、当面、非鉄金属価格は公的セクター需要に支えられる形で上昇する可能性が高いことを示唆している。来年7月が中国共産党結党100周年記念であることを考えると、当面このトレンドは継続すると思われる。
ただし、今回の統計の改善は前年同月の水準が米中対立の影響などで低かったこと(4,276億元)も影響しているため、11月の水準が5,939億元に回復していることを考えると、この状態は長く続かず、12月(~1月)の統計発表時にはいったん下押し圧力を強める形になると予想される。
投機の買い越しは記録的な水準になっているが、これは「バイデン・トレード」で買い上がっているのではなく、実際に中国の需要増加に伴う、需給バランスがタイトであることによるものと考えられる。
もちろん、ファンダメンタルズが強いので、投機の買いが価格上昇を助長していることは疑いがない。
【マクロ見通しのリスクシナリオ】
・米大統領選挙前後の国内融和にバイデン次期大統領が失敗する場合。
・欧州の政治混乱(トルコと欧州の関係悪化、ハードブレグジットなど)によるリスク回避の動きの強まり。
・コロナウイルスの感染再拡大(または新たなウイルスの発生)によるロックダウンが景気循環系商品の需要を減じる場合。逆に想定以上にワクチン・治療薬の開発が速やかに行われた場合は需要の増加要因に。
・環境重視型社会への急激な転換による、経済活動の鈍化リスク。成長ドライバーの1つとして期待される、中東・北アフリカ産油国が人口ボーナス期を活かせない(逆に鉱物産出国は高成長となる可能性も)。
・米中対立激化による、新冷戦構造が発現しブロック経済圏が発生して貿易活動が鈍化する場合(場合によると武力衝突も)。
「能動的に」軍事を行う方針に舵を切った中国習近平政権が、台湾統一を目指して侵略する可能性は低くなくなった。
・次の最大の成長ドライバーとして期待される、インド経済が期待通りの成長をできない場合(人種差別問題による国民の離反、市場開放・規制改革の遅れ、中国との対立など)。
2018年にすでに人口ボーナス期入りしているため、鉱物・エネルギーをはじめとする景気循環系商品需要の増加は2023~2024年頃。
・中国地方政府・中堅中小企業の財政状況悪化に伴う景気減速。
・米国の財政状況悪化、緩和規模拡大によるドル水準の低下リスク(ドル減価により、名目ドル建て資産価格の上昇要因に)。
◆昨日の商品市場(個別)の総括
---≪エネルギー≫---
【原油価格見通し】
原油価格は短期的には上昇余地を探る動きになると考える。市場に過剰に流入した投機資金が株価を押し上げていること、ワクチンの早期接種開始の可能性が報じられ、楽観が広がっていること、OPECプラスの減産期間の延長がほぼ確実なことから投機的な市場参加者のマインドが強気に傾いていることが背景。
しかし、足下はロックダウンに伴い経済活動は減速していることは間違いがないこと、11月の大手ファンド決算、12月末の四半期決算、1月の新年度のスタートダッシュ(投機の早期利益確定の動き)が価格を下押しすると考えられるため、早晩下落に転じると考える。
また、OPECメンバーの抜け駆け増産の可能性や、バイデン大統領誕生に伴うイランへの経済制裁緩和観測なども価格の上値を抑えるだろう。
11月17・18日のOPECプラス合同監視委員会では3~6ヵ月の減産期間延長が提案され、閣僚会合では提言は見送られ11月・12月の定例会合に下駄が預けられた。これまでの報道では、この原油価格上昇にあっても3ヵ月の減産期間延長は行われるようだ。
目下の懸念は減産に参加していないリビアの生産再開や、ナイジェリア・イラクの減産への反対表明。これを受けて追加減産に舵を切れるのかどうかであるが、サウジアラビアの予算レートが80ドル程度(弊社推定)であることを考えると、追加減産ないしは減産期間の延長は、現時点ではメインシナリオ。
原油価格が低水準で推移した場合、米シェールオイルの生産者のコストは平均で40ドル近辺(32ドル~60ドル程度)、カナダのオイルサンドからの生産者のコストも40ドル程度であることから、時間経過とともに減産が進捗すると予想される。
弊社は経済活動の回復とともに原油価格は来年以降も上昇すると考えているが、当初の見通し通り、原油価格が上昇に転じるのは4月以降になるのではないか。
【見通しの固有リスク】
・OPECプラスの減産と、非OPECプラス諸国の自主減産継続で需給がタイト化する場合(価格上昇要因)。逆に価格低迷で歳入確保の増産が加速する場合、またはOPECプラスのプログラムの対象となっていない中東諸国の増産(価格下落要因)。
景気回復時の増産タイミングの見誤りによる、供給不足(価格上昇要因)。
・脱炭素の進捗、生活様式の変化による構造的な需要減少が加速した場合、
1.中東産油国の財政悪化によって情勢不安が顕在化、供給途絶リスクが高まる2.中東以外の産油国の生産者の破綻3.上流投資部門投資が減速し、インドなどの新興国需要顕在化時に供給が間に合わない場合4.価格面、数量面で予算を確保できない産油国が、OSPを大幅に引き上げる場合(第3次オイルショック)
などが価格上昇要因に。
・バイデン政権誕生で、シェールオイルのフラッキングが制限/禁止される場合、供給減少で価格上昇要因に(今のところ生産量の1割程度となる、国有地でのフラッキング禁止にトーンダウンしている)。
また、イランに対する制裁が緩和される場合、原油価格の下落要因に(ただし、米国内の反イラン感情の高まりで、直ちに制裁が緩和される可能性は低い)。
・ワクチン・治療薬が想定以上に早く準備でき、移動制限が急速に解除される場合(価格上昇要因)。
【石炭価格見通し】
石炭価格は堅調な推移になると考える。中国政府は国内炭の供給能力増強にシフトしているが、冬場で炭鉱が稼働し難いこと、港湾在庫の水準の低さに反映されるように、供給が十分ではないことが材料。
ただし、豪州との対立や(どこまで本当だか分からないが)、環境規制強化のの中で石炭需要は減速するとみられること、非常に矛盾するが国内生産を増加させていることから徐々に海上輸送炭価格の上値は重くなると予想される。
なお、気温低下の影響で主要3国(豪州・インドネシア・ロシア)の輸出は、過去5年平均を回復している。
10月の中国の石炭輸入は前月から大幅に減少。前年水準を▲46.6%下回る1,372万6,000トン(前月▲38.3%の1,867万6,000トン)と過去5年の最低水準となった。
中国は国内の石炭産業の強化と政治的に対立する豪州からの輸入制限で、国内生産を増加させる方向性に舵を切っており、それが影響しているとみられる。
バルチック海運指数も過去5年平均程度で低迷しており、輸入の動きは鈍化。しかし一方で中国の港湾在庫は減少しているため、ピークシーズンということもあって堅調な推移となろう。
【見通しの固有リスク】
・世界的な環境重視型世界へのシフトを受けた、石炭上流部門への投資規制強化による、供給減速懸念。短期的には価格の上昇要因。
・中国と豪州の対立、中国国内の生産能力増強に伴う、海上輸送炭需要の減少。
・北半球の夏場の猛暑(/冷夏)・冬場の厳冬(暖冬)。
【投機筋のポジション動向】
・直近の投機筋のポジションは以下の通り。
WTIはロングが638,245枚(前週比 +4,502枚)ショートが157,434枚(▲12,771枚)ネットロングは480,811枚(+17,273枚)
Brentはロングが304,506枚(前週比+42,898枚)ショートが86,916枚(+5,918枚)ネットロングは217,590枚(+36,980枚)
---≪LME非鉄金属≫---
【非鉄金属価格見通し】
非鉄金属価格は中国の景気先行指数を見るに数ヵ月は強含みやすいとみているが、さすがに投機の期末を控えた売り圧力の強まりで調整すると考える。
現在の価格上昇は実際に中国の需要の増加による需給タイト化によるものであり、環境規制強化に伴う価格上昇ではない。
例えば、中国の超高圧送電線網整備額は当初予定比+61%の1,811億人民元とする方針が今年の4月に示されており、電線向けの需要が銅、並びにアルミの需要を押し上げている。アルミは配電には利用されないが、超高圧電線には使用される。
このほか、バイデン政権の政策推進による環境重視の姿勢の強まりが、いわゆる「バイデン・トレード(化石燃料売り・省エネ金属買い、ただし金属生産の際には二酸化炭素が出ることは変わらない)」を加速させ、投機的な買い圧力を強めている。
短期的には顕在化する需要ではないが、省エネ金属の需要増加は「今後10年の大きなテーマ」となる可能性があるため、総じて中長期的には物色されやすい地合が続くとみる。
具体例を挙げると、軽量化目的のアルミ、EV向けのニッケル・銅(通常25キロ/台の銅が使われるが、EVは80キロ/台)、蓄電池としての鉛、コバルト、リチウムなどが挙げられる。
中国が豪州の銅鉱石輸入を禁止する方針を打ち出したことで、精錬銅の需要が増加し、ベンチマークの銅価格が堅調に推移していることも地合を強くしよう。
しかし、中国の最大貿易相手経済圏である欧州でロックダウンの動きが再び見られること、季節的に南半球の供給が再開される可能性が高いこと、11月・12月のファンド決算を意識した売り圧力の強まりが価格を押し下げるため上値も重いと考える。
【見通しの固有リスク】
・高水準の投機筋買い越しポジションが急速に解消されたときの下落リスク。
・主に銅山を中心とする労使交渉長期化による供給減少が、2021年も継続する場合(コロナの影響もあって、2020年の鉱山生産は全体で184万1,000トン、コロナの影響で115万1,000トン減少する見込み)。
・ニューカレドニアのGoroプロジェクトはAntfagasutaが買収相手として急浮上しており、過剰な供給不足への懸念が後退していることは価格の下落要因に。ただし楽観はできず。
なお、同プロジェクトのニッケル生産は6万トン/年(シェア2.4%)。
・中国の環境規制強化やコロナの影響再発に伴うスクラップの調達難による、新塊需要の増加。
・上流部門投資不足並びに鉱石の品位低下による、鉱山供給の制限。
・環境問題や人権問題(コンフリクト・メタルの問題)を背景とする鉱山供給の減少。
また、環境に配慮したメタル使用の義務化などが欧州で進む場合などのコストアップ(グリーン・メタルの義務化によるコスト増加)。
・資源ナショナリズムの高まり。インドネシアのニッケル未処理鉱石禁輸措置再開(銅とボーキサイトは2022年から実施の予定)。
・1月の米上院決定投票で民主党が過半数を確保し、「トリプルブルーリスク」が顕在化、脱炭素の動きが加速していわゆる省エネ金属の需要が増加する場合。
【投機筋のポジション動向】
・LME投機筋買い越し金額 前週比+10.5%の254億ドル(前週 230億ドル)・LME投機筋買い越し数量 前週比+9.9%の6,098.1千トン(前週 5,546.9千トン)
---≪鉄鋼原料≫---
【貴金属価格見通し】
<<金>>
金銀は軟調な推移になると考える。ワクチンの開発進捗報道を受けて株価が上昇、ハイテク銘柄だけでなく非IT銘柄も物色され、景気の回復観測の強まりを受けて長期金利に緩やかに上昇圧力が掛り、ドル高も進行すると予想されることから。
なお、リスクオンはドル安で価格上昇、リスクオフで価格下落となる(詳しくは2020年10月12日付のMRA's Eyeをご参照ください)。
現在の金の実質金利で説明可能な価格(金基準価格)は長期金利の上昇で1,620ドルと、長期金利の低下による実質金利の低下が水準を押し上げている。そこからの乖離(リスク・プレミアム)は157ドルと前日から▲41ドル低下した。
なお、金価格を実質金利要因と為替要因に分類した場合、為替要因はリスク・プレミアムのところに内包されると整理している(為替は名目金利の影響も受けるので、純粋に為替の要因のみ切り出すのが困難であることから)。
※毎日回帰分析をアップデートし、リスク・プレミアム自体の水準を見直しているため、前日比の整合性が取れていない場合があります。
<<銀>>
銀価格は金価格との比較感で売買されるが、金銀レシオは現在、79.2倍。過去1年を基準にすると95倍程度、5年では80倍、2000年以降では65倍程度が妥当だが、足元、80倍程度で落ち着いている。
金が軟調な推移になりそうだが、バイデン大統領誕生見通しであり、太陽光発電向けに用いられる「バイデン銘柄」であることもあって、需要構造の変化が価格を下支え(金銀レシオは低下)するものと予想。
なお、銀価格=金価格÷金銀レシオ であり、金銀レシオが低下することで金価格が変動した時の弾性値が上昇(ボラティリティは上昇し、足元金の2倍に上昇)する点は留意。
(例)金が2,000ドル、銀が20ドルのとき 金銀レシオが100倍→金価格±1ドルの変化で銀価格は±1セント変化 金の変化率は±0.05%、銀は±0.05%
金銀レシオが1倍→金価格±1ドルの変化で銀価格は±1ドル変化 金の上昇率は±0.05%、銀は±5%
<<PGM>>
プラチナ価格は銀価格との連動性が高い。これは供給過剰で投機的な取引の影響が強まっていることによる。当面は工業需要が牽引する形にはなりにくく、株の影響を受けつつも金銀につれる形の推移になることを予想。
足下のコロナの感染拡大を受け、状況悪化の相対感からユーロ安・ドル高となりやすくプラチナも軟調な推移を予想。
仮に脱炭素が進んで水素が用いられ、燃料電池が進むのであればプラチナの構造的な需要が増加するシナリオは、需要・価格面でのポジティブリスクシナリオ。
パラジウムは価格は景気の先行き楽観が強まっているが、足下のコロナの感染拡大がこれを相殺するため、現状水準でのもみ合いを予想。
ETF残高とパラジウム価格の連動性が高まっており(管理在庫増加→価格上昇)、一時の、ETF管理在庫減少→価格上昇、のメカニズムから変化してきている。
在庫取り崩し→価格上昇は実際に需給がタイトで、現物確保のためにETFを取り崩さなければならなかったからだが、現在はこれと逆のことが発生している訳で、足元、パラジウムの需給は緩和していると見られる。今後はETFの動向に注目。
10月の米自動車販売は年率1,621万台(市場予想 1,650万台、前月 1,634万台)、中国の10月の自動車販売は中国自動車工業協会の速報で前年比+12.6%の257万3,000台(前月+13.0%の256万5,201台)。
自動車販売は回復しているが、不要不急の消費であるため中国を除いては本格的な回復にはまだ時間がかかる見込み。
【見通しの固有リスク】
・世界的な成長力の低下に伴い、各国の財政状況が悪化、地政学的リスクが顕在化する場合(中東・北アフリカのリスク顕在化の可能性は低くない)。リスク・プレミアム上昇を通じて貴金属価格の上昇要因に。
・米中の対立激化。米国は今回のウイルス問題で、中国の医療面、人工知能を含むIT面に脅威を感じた可能性は高く、対立が激化する場合(安全資産価格の上昇要因)。
・英国のブレグジットは、FTA合意なき離脱となるリスクが残存しており、その場合のインパクトは無秩序離脱と同レベルになると考えられ、金価格の上昇要因に。
・中国地方政府・中堅中小企業の財政状況悪化に伴う景気減速による安全資産需要の増加。
・世界的な自動車販売の減速(米欧中)による、自動車向け排ガス触媒需要の減少(PGM)。
環境重視型社会へのシフトはパラジウム需要を増加させるが、さらに加速して「水素社会」まで到達すると、燃料電池車需要が増加して構造的にプラチナ価格の上昇要因となる可能性。
・コロナウイルスの感染拡大による、最大生産国の1つである南アフリカの鉱山稼働が不安定であることによる供給懸念。
【投機筋のポジション動向】
---≪貴金属≫---
【鉄鋼原料価格見通し】
鉄鉱石価格は、中国の景気先行指標をみるに堅調な推移を続けると考えるが、港湾在庫の積み上がりもあって徐々に上値が重くなると予想する。
貿易統計で確認できるように鉄鉱石輸入は堅調であり、在庫の絶対水準が増加していること、在庫日数も上昇していること、南米生産者の増産見通し、価格上昇でレーショニングが発生して、鉄鋼製品需要がやや鈍化すると見られていることが背景。
一方で、中国政府のインフラ投資が今後も継続する見込みであり、中国国内の鉄鋼原料在庫水準が低いことから(鉄鋼製品在庫の水準は増加)在庫積み増し需要も継続する可能性が高く、基本は底堅い推移となる。
中国の鉄鋼製品の輸入は通常、平均で110万トン程度なのだが、10月は193万トン(前月288万5,000トン)と、記録的な水準となった前月からは急減速した。
中国の経済活に鈍化の兆しが出てきた可能性がある。ただし、国内生産も10月時点で9,220万トン(前月9,256万トン)と過去最高水準を記録した8月からは減速したものの、依然として高い水準を維持している。
中国の国内需要が旺盛であることを示しているが、中国の鉄鋼製品在庫水準は前週比▲90万9,000トンの1,095万3,000万トン(過去5年平均 860万2,000トン)と、例年よりも在庫水準は高い。
しかし、国内の鉄鋼製品在庫の減少ペースは例年を上回っており、鉄鋼製品輸出も減少、輸入が増加している状況で、中国の鉄鋼製品需給はまだタイトな状態といえる。しばらくは鉄鋼製品の需要が鉄鉱石需要を牽引する状態が続くと見られる。
一方、原料である鉄鉱石の10月の輸入は前年比+14.9%の1億674万トン(前月+9.2%の1億855万トン)と以前高水準であり、需要が旺盛であることをうかがわせる。
鉄鉱石港湾在庫は前週比▲55万トンの1億3,160万トン(過去5年平均1億2,153万トン)、在庫日数は▲0.1日の25.4日(過去5年平均 28.9日)と例年と比較して在庫日数の水準は低く、相応の輸入需要は持続するものと思料。
原料炭は中国の生産活動回復が継続していること、国内の鉄鋼需要が公共投資で底堅いことから、同様に底堅い推移になると考える。しかし、中国政府は原料炭を含む石炭の国内生産を増加させる方針であることから、海上輸送原料炭価格の上値も重い。
一方、中国の港湾在庫の水準は鉄鋼の最大生産省である河北省の主要港である、京唐港の港湾在庫は急速に増加しているが、依然として過去5年の最低水準であることから価格の下支え要因となる。
【見通しの固有リスク】
・鉄鉱石価格の上昇がレーショニング(価格上昇による需要減少)を引き起こす場合。
・世界的に広がる環境規制強化の流れで、鉄鉱石や原料炭などの生産に一定の影響が起きる場合。
・コロナウイルスの感染拡大長期化による、鉱山生産の減少リスク。
・カシミール地方を巡る中国との領有権争いが激化した場合、インドが中国に対して鉄鉱石輸出を制限する可能性(中国のFOBインデックスは上昇、その他の地域の鉄鉱石価格は低下)。
【投機筋のポジション動向】
・直近の投機筋のポジションは、金はロングが329,698枚(前週比 +11,182枚)、ショートが78,428枚(▲352枚)、ネットロングは251,270枚(+11,534枚)、銀が75,632枚(+3,088枚)、ショートが30,018枚(+3,302枚)、ネットロングは45,614枚(▲214枚)
・直近の投機筋のポジションは以下の通り。
プラチナはロングが29,495枚(前週比 +2,517枚)ショートが13,323枚(▲2,056枚)、ネットロングは16,172枚(+4,573枚)
パラジウムが5,848枚(▲385枚)、ショートが2,785枚(+163枚)ネットロングは3,063枚(▲548枚)
---≪農産品≫---
【穀物価格見通し】
穀物価格はトウモロコシ・大豆は上昇すると予想する。ラニーニャ現象の発生によって、足下南米の生産状況悪化が意識されていること、中国向けの輸出が中国側の事情で増加すると見られることから。
しかし、積み上がった投機筋の記録的なロングポジションの解消圧力がファンドの年度末・四半期末を控えて強まると予想されることから、中期的な見通しは下向き。
小麦はさほど投機の買いポジションが積み上がっている訳ではないが、ドル高進行が重石に。
バッタ被害はLocust Watchでは、エチオピア、イエメン、ケニア、サウジアラビアの一部で深刻な状態が続いている。
西部に広がっていたバッタの固体(群棲相を形成していない)はチャドとモーリタニアで拡大しており、影響拡大への懸念がやや強まっている。
http://www.fao.org/ag/locusts/common/ecg/75/en/201101forecast.jpg
やや懸念されるのが、サイクロン「Geti」がソマリアを通過すること。これにより水分が土壌に供給され、植物も生長することから越冬するバッタが増加するとみられる。来年のリスクは小さくなくなっている。
http://www.fao.org/ag/locusts/common/ecg/75/en/20112306gati.jpg
【見通しの固有リスク】
・ラニーニャ現象の発生による穀物供給減少リスクの顕在化。害虫の発生、生産地の土壌破壊など(すでに一部顕在化)。
・環境重視型社会へのシフトにより、燃料向け穀物需要が増加する場合(価格の上昇要因)。現在はそれほどの数量でもない、バイオディーゼル向けの大豆需要増加など。
・新型コロナウイルスの影響拡大による、輸出活動の停滞(シカゴ定期を含む生産地価格の下落要因)。
・中国の豚コレラ被害の拡大により、飼料需要が減少した場合は価格の下落要因(逆に終息すれば上昇要因)。
【米農務省需給報告データ】
・米穀物作付け意向面積トウモロコシ 9,699万エーカー(市場予想 9,412万エーカー)大豆 8,351万エーカー(8,502万エーカー)小麦 4,466万エーカー(4,495万エーカー)
・米穀物最終作付け面積トウモロコシ 9,201万エーカー(市場予想 9,514万エーカー)大豆 8,383万エーカー(8,483万エーカー)小麦 4,425万エーカー(4,472万エーカー)
・11月米需給報告単収見通し(実績/市場予想/前月)トウモロコシ 175.8Bu/エーカー(177.87、178.4)大豆 50.7(51.6、51.9)小麦 49.7Bu/エーカー(前月 49.7)
・11月米需給報告生産見通し(実績/市場予想/前月)トウモロコシ 145億700万Bu(146億7,607万Bu、147億2,200万Bu)大豆 41億7,000万Bu(42億4,822万Bu、42億6,800万Bu)小麦 18億2,600万Bu(前月18億2,600万Bu)
・11月米需給報告輸出見通し(実績/前月)トウモロコシ 26億5,000万Bu(23億2,500万Bu)大豆 22億Bu(22億Bu)小麦 9億7,500万Bu(9億7,500万Bu)
・11月米需給報告在庫見通し(実績/市場予想/前月)トウモロコシ 17億200万Bu(20億4,696万Bu、21億6,700万Bu)大豆 1億9,000万Bu(2億4,389万Bu、2億9,000万Bu)小麦 8億7,700万Bu(8億8,244万Bu、8億8,300万Bu)
・9月末四半期在庫(実績/市場予想/前月)トウモロコシ 19億億9,500万Bu(22億6,554万Bu、52億2,400万Bu)大豆 5億2,300万Bu(5億7,838万Bu、13億8,600万Bu)小麦 21億5,900万Bu(22億4,035万Bu、10億4,400万Bu)
【投機筋のポジション動向】
・直近の投機筋のポジションは以下の通り。
トウモロコシはロングが535,886枚(前週比 ▲1,428枚)、ショートが124,386枚(+9,731枚)ネットロングは411,500枚(▲11,159枚)
大豆はロングが320,400枚(+573枚)、ショートが44,057枚(+6,305枚)ネットロングは276,343枚(▲5,732枚)
小麦はロングが127,007枚(▲14,010枚)、ショートが108,586枚(+1,027枚)ネットロングは18,421枚(▲15,037枚)
◆本日のMRA's Eye
「ニッケル需給は想定以上にタイト化~電気自動車向け需要増加はまだ先」
2020年後半のニッケルの価格は、9月の四半期末に向けて調整を続けた後、10月以降、再び上昇基調となっている。
基本的にニッケル価格は中国の景況感に連動して上昇しており(電気自動車向けの需要はシェアが大きくないため、価格を押し上げるほどの材料にはなっていない。引き続きステンレス向け需要の影響が大きい)、中国のステンレス需要の増加が価格を押し上げた。
これに、ValeがVNC(Goro)のNew Centuryへの売却失敗を受けて閉山を決定、2021年から閉山となるが、実際にこれが行われた場合、世界供給の2.4%が喪失することになるため市場が材料視し、価格を押し上げた(ただし9月に売却を断念したタイミングでは材料にならず、10月9日に閉山を決定したときに材料となっている)。しかし、現在売却先相手をTrafiguraに変更して交渉が行われているため、このリスクは回避されそうである。
しかし、フィリピンの鉱山でコロナウイルスの感染拡大が報告され、操業停止となるなど、コロナの懸念も払拭されていない。
今のところニッケルの現物プレミアムも低位安定しており、やや投機主導でのショート買い戻しが入っての上昇である可能性が高い。
2020年のニッケル需給は、中国需要の回復はあったが全体で前年比マイナス、生産は中国の生産が落ち込んだものの、全体では生産増加となったため、10万7,000トンの大幅な供給過剰と前年の▲2万6,000トンの供給不足から緩和する見込み。
2021年のニッケル需要は、世界的にコロナショックからの立ち直りが想定されることから、最大消費国である中国の需要が+9.7%の145万6,000トンとなることから全体でも+8.3%の257万7,000トンと、2019年を上回る水準に回復、一方供給は+4.3%の259万4,000トンとなることから、需給バランスは+1万7,000トンの供給過剰と、供給過剰幅を縮小させる見込みであり、ニッケル価格には上昇圧力が掛かる公算。
以上から、2021年のニッケル平均価格は15,375ドル/トンと従来予想から+938ドル/トンと大幅に引き上げた。
2022年については供給不足に転じると予想されるため、2020前年比で価格は上昇するものの、世界景気の回復ペースは緩やかなものに留まると予想されることから、15,625ドル/トン(+750ドル/トン)とした。
なお、EVをはじめとする蓄電向けの需要増加が需給バランスに影響を及ぼし始めるのは景況感が回復し、構造的な需要増加の漸増が期待される2023年以降になると見ている。
しかし、この見通しを作成した11月初以降、発表されている中国の統計は極めて強いものが多く、弊社の想定を上回っている。特に来年は共産党結党100周年記念ということもあって、経済を「作りに」いっている可能性が高い。このことを考慮すると、1月にまた定期的な価格見通しの変更を行うが、恐らく現在の見通しから1,000ドル程度、見通しは引き上げざるを得なくなるだろう。
上記見通しのリスクは、各国の公共投資が過熱した場合、コロナウイルスの感染再拡大による、大規模な鉱山生産の停止が顕在化した場合、各国中央銀行の大規模緩和で株価が上昇し、「割安セクターの循環物色」が起きた場合。
下落リスクはコロナウイルスの感染再拡大で北半球でロックダウンが起きる場合(夏場の南半球は逆にロックダウン解除で生産増加も)、米中対立が激化する場合(場合によると武力衝突も)、英国がFTA締結なくEUを離脱する場合など。
◆主要ニュース
・1-10月期中国工業セクター利益 前年比+0.7%の5兆124億元(1-9月期▲2.4%の4兆3,665億元)
10月 +28.2%の6,429億元(+10.1%の6,464億元)
・10月独輸入物価指数 前月比+0.3%(前月+0.3%)、前年比▲3.9%(▲4.3%)
・11月ユーロ圏景況感指数 87.6(91.1)
鉱工業景況感 ▲10.1(▲9.2)
サービス景況感 ▲17.3(▲12.1)
消費者信頼感 ▲17.6(▲15.5)
・10月インド財政収支 ▲3,916億1,000万ルピーの赤字(前月▲4,364億6,000万ルピーの赤字)
・Q320インドGDP 前年比▲7.5%(前期▲22.4%)、GVA(GDPから租税と補助金を控除したもの) ▲7.0%(▲22.8%)
◆エネルギー・メタル関連ニュース
【エネルギー】
・ベイカー・ヒューズ週間米国石油リグ稼働数241(前週比+10)
ガスリグ 77(前週比+1)。
・OPECプラス、11月29日の緊急会合を招集。1月に予定通り減産規模を縮小するか否かを議論。
・ベネズエラPDVSA、米国の制裁はあるも、中国への原油輸出を再開。
【メタル】
・10月日本アルミ圧延品出荷 前年比▲1.5%の16万1,761トン
・ブラジル Usiminas、今後数年800万~900万トン/年の生産を維持する見通し。2019年は739万トン、2020年1-9月期は前年比+21%の535万トンを生産。
◆主要商品騰落率
【上昇率上位5商品】
商品名(カテゴリー)/前日比上昇率/年初来上昇率
1.ICEアラビカ ( その他農産品 )/ +6.29%/ ▲6.17%
2.ICE欧州天然ガス ( エネルギー )/ +5.20%/ +34.15%
3.SHF天然ゴム ( その他農産品 )/ +3.99%/ +20.78%
4.LME鉛 3M ( ベースメタル )/ +3.13%/ +9.57%
5.DME Oman ( エネルギー )/ +2.77%/ ▲26.80%
【下落率上位5商品】
商品名(カテゴリー)/前日比上昇率/年初来上昇率
66.銀 ( 貴金属 )/ ▲3.61%/ +26.45%
65.NYM米天然ガス ( エネルギー )/ ▲1.83%/ +29.88%
64.TCMガソリン ( エネルギー )/ ▲1.76%/ ▲29.29%
63.TCM灯油 ( エネルギー )/ ▲1.74%/ ▲28.75%
62.金 ( 貴金属 )/ ▲1.54%/ +17.83%
※弊社が重要と考える主要商品の前日比騰落率上位・下位5品目です。
※限月交代に伴う価格の不連続性は考慮されていません。予めご容赦ください。
◆主要指標
【為替・株・金利・ビットコイン】
NY ダウ :29,910.37(+37.90)
S&P500 :3,638.35(+8.70)
日経平均株価 :26,644.71(+107.40)
ドル円 :104.09(▲0.17)
ユーロ円 :124.52(+0.32)
米10年債 :0.84(▲0.04)
中国10年債利回り :3.31(+0.01)
日本10年債利回り :0.03(+0.01)
独10年債利回り :▲0.59(±0.0)
ビットコイン :17,005.85(▲49.65)
【MRAコモディティ恐怖指数】
総合 :27.54(▲0.36)
エネルギー :37.08(▲1.24)
ベースメタル :16.62(▲0.05)
貴金属 :30.69(+0.56)
穀物 :18.29(+0.08)
その他農畜産品 :30.51(▲0.51)
【主要商品ボラティリティ】
WTI :42.87(▲2.58)
Brent :39.26(▲0.47)
米天然ガス :55.34(▲3.44)
米ガソリン :37.53(▲2.08)
ICEガスオイル :37.08(▲0.08)
LME銅 :19.72(+0.21)
LMEアルミニウム :15.87(▲0.86)
金 :14.58(▲0.56)
プラチナ :28.18(▲0.12)
トウモロコシ :20.39(▲0)
大豆 :14.58(▲0.56)
【エネルギー】
WTI :45.53(▲0.18)
Brent :48.18(+0.38)
Oman :49.35(+1.33)
米ガソリン :128.20(▲0.55)
米灯油 :138.05(▲0.61)
ICEガスオイル :391.50(+2.50)
米天然ガス :2.84(▲0.05)
英天然ガス :41.68(+2.06)
【貴金属】
金 :1787.79(▲28.01)
銀 :22.57(▲0.85)
プラチナ :967.80(+2.20)
パラジウム :2428.47(+39.07)
※ニューヨーククローズ。
【LME非鉄金属】
(3ヵ月公式セトル)
銅 :7,477(+106:14.5C)
亜鉛 :2,777(+6:16.5C)
鉛 :2,061(+15:8C)
アルミニウム :1,989(+11:13.5C)
ニッケル :16,414(+341:41C)
錫 :19,090(+310:30B)
コバルト :32,041(±0.0)
(3ヵ月ロンドンクローズ)
銅 :7505.50(+93.50)
亜鉛 :2808.50(+45.50)
鉛 :2107.00(+64.00)
アルミニウム :1997.50(+21.50)
ニッケル :16420.00(+130.00)
錫 :18975.00(+135.00)
バルチック海運指数 :1,219.00(+22.00)
※C=Cash-3M コンタンゴ、B=Cash-3M バック
【鉄鋼原料】
62%鉄鉱石スポット(CFR中国、1営業日前) :129.35(+1.10)
SGX鉄鉱石 :124.4(+0.07)
NYMEX鉄鉱石 :124.25(+0.62)
NYMEX豪州原料炭スワップ先物 :101.61(+0.04)
大連原料炭先物 :220.50(▲0.24)
上海鉄筋直近限月 :4,060(+7)
上海鉄筋中心限月 :3,928(+50)
米鉄スクラップ :355(+5.00)
【農産物】
大豆 :1191.75(+7.75)
シカゴ大豆ミール :398.50(+1.60)
シカゴ大豆油 :38.70(+0.52)
マレーシア パーム油 :3505.00(+85.00)
シカゴ とうもろこし :425.50(+5.50)
シカゴ小麦 :596.50(+8.25)
シンガポールゴム :249.60(+2.90)
上海ゴム :15230.00(+585.00)
砂糖 :14.82(+0.05)
アラビカ :121.70(+7.20)
ロブスタ :1411.00(+2.00)
綿花 :71.68(+0.88)
【畜産物】
シカゴ豚赤身肉 :65.88(▲0.30)
シカゴ生牛 :110.63(▲0.75)
シカゴ飼育牛 :139.83(▲0.35)
※全ての価格は注記が無い限り、取引所で取引される通貨建。
※限月交代に伴う価格の不連続性は考慮されていません。予めご容赦ください。