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為替動向を受けて総じてもみ合い
  • MRA商品市場レポート

2020年11月18日 第1857号 商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「為替動向を受けて総じてもみ合い」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は、高安まちまちとなった。目立った手がかり材料に乏しい中、為替動向に左右された形。ただし価格上昇の上位はソフトコモディティが物色される流れとなった。

最も上昇が顕著だったのがビットコインで、今後、決済通貨として広く認知されるのではとの期待が市場参加者の中で広がっているようだが、どちらかと言えばほかの経済や資産価格動向と全く関係ない動きをすること、が消去法的な逃避的投資を助長しているとみられる。

逆に言えば、景気の回復ペースがコロナの影響で減速する可能性が高い中、景気と関係ないモノが物色されているといえるだろう。実際、昨日の価格上昇はコーヒーやココアなどの上昇が顕著だった。

また、昨日は為替動向が価格に影響を与えたが、コロナのワクチン開発への期待から顕著に上昇していた株価が調整、長期金利も低下したこと、英国とEUの交渉進展期待がユーロ高・ドル安につながったことでドル建て資産価格は底堅い推移となっている。

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【本日の見通し】

本日は目立った手がかり材料に乏しい中、昨日は米国株式市場が調整しているため、アジア時間も株の調整圧力が強まり、リスク回避の動きが強まることから相場はやや軟調な推移になると考える。

しかし、ドル指数が欧州と英国の交渉進展期待を受けてやや軟調な推移となっていることから、為替にサポートされる形で結局レンジワークになるのではないか。

その中で注目は、米住宅着工・許可件数。市場予想は以下の通り。

着工件数 前月比+3.2%の146万戸(前月+1.9%の141.5万戸)着工許可件数 +1.4%の156.7万戸(前月+4.7%の154.5万戸)

【セクター別動向と見通し】

◆エネルギー

昨日の原油価格は上昇した。OPECプラス閣僚監視委員会では特段の提言はなかったが、EUと英国の交渉進展期待で緩やかにユーロ高・ドル安となったことが買い材料となった。

豪州炭価格は小幅に上昇。気温低下と中国の経済活動回復に伴う電力需要の増加で。

本日は目立った材料に乏しく、引き続き株式市場動向や英国とEUの離脱交渉の進展度合いを睨んだ為替動向に左右される展開が予想され、あまり方向感が出ずにもみ合う展開を予想する。

◆非鉄金属

LME非鉄金属は上昇。ドルが欧州不安の後退でじり安となったことや、LME指定倉庫在庫の減少が続いている金属が目立ったことから。また、株式市場が総じて堅調な中、非鉄金属は「バイデン・トレード」の対象となるため物色されやすい地合が続いている。

本日は目立った材料に乏しく、引き続き株式市場動向や英国とEUの離脱交渉の進展度合いを睨んだ為替動向に左右される展開が予想され、あまり方向感が出ずにもみ合う展開を予想する。

◆鉄鋼・鉄鋼原料

中国向け海上輸送鉄鉱石スワップは上昇、大連先物は上昇、豪州原料炭スワップ先物は横ばい、大連原料炭先物は小幅下落、鉄鋼製品先物価は大幅に上昇した。

中国の重要統計の改善や、米国の中国に対する経済制裁緩和などへの期待から、先物主導で堅調な推移が続いている。

中国の鉄鋼製品需要は引き続き旺盛であり、中国の経済活動はコロナの影響はあっても堅調で、本日も高値圏を維持の公算。

◆貴金属

金価格は軟調。実質金利は低下し、株価も上昇したが、為替の動向に左右されもみ合った結果前日比マイナス、という形。銀も同様。

プラチナ・パラジウムももみ合った結果、プラチナは前日比プラス、パラジウムはマイナスで引けた。

本日も目立った手がかり材料に乏しい中、現状水準でのもみ合い推移を予想。

◆穀物

シカゴ穀物市場は高安まちまち。トウモロコシと大豆は中国向けの輸出増加観測で堅調、小麦は調整売りに押された。

トウモロコシ・大豆は中国向けの輸出が堅調であり、高値維持、小麦はもみ合いか。

※中長期見通しは個別セクターのコラムをご参照ください。

市場データ・グラフ類の添付ファイルのサンプルはこちら。

【昨日のトピックス】

一昨日発表された中国の重要統計は、中国の製造業の生産活動が回復を継続していることを確認する内容となった。

工業生産は前月と同水準の前年比伸び率を維持(10月+6.9%、前月+6.9%)しており、鉱物資源やエネルギーの「フロー需要」が増加していることを伺わせる内容。

一方、鉱物資源のストック需要の指標である固定資産投資は年初来累計で前年比+1.8%(1-9月期+0.8%)と伸びが加速している。ただし公的セクターの伸びが加速したことによるものであり、まだ民間主導の回復基調に入ったとは言い難い(公的+4.9%、+4.0% 、民間▲0.7%、▲1.5%)。

不動産開発投資も伸びが加速(年初来累計+5.6%→+6.3%)しており、やはりインフラ系の需要の回復が景気を牽引しているといえる。結果、鉱物資源価格には上昇圧力がかかるだろう。

ただし、小売売上高はまだ年初来累計で前年比▲5.9%(1-9月期▲7.2%)と回復式っておらず、最終需要の弱さから引き続き公的セクターの支えが必要と判断される。

【マクロ見通しのリスクシナリオ】

・米大統領選挙前後の混乱が想定以上に長引く場合。

・欧州の政治混乱(トルコと欧州の関係悪化、ハードブレグジットなど)によるリスク回避の動きの強まり。

・コロナウイルスの感染再拡大(または新たなウイルスの発生)によるロックダウンが景気循環系商品の需要を減じる場合。逆に想定以上にワクチン・治療薬の開発が速やかに行われた場合は需要の増加要因に。

・環境重視型社会への急激な転換による、経済活動の鈍化リスク。成長ドライバーの1つとして期待される、中東・北アフリカ産油国が人口ボーナス期を活かせない(逆に鉱物産出国は高成長となる可能性も)。

・米中対立激化による、新冷戦構造が発現しブロック経済圏が発生して貿易活動が鈍化する場合(場合によると武力衝突も)。

・次の最大の成長ドライバーとして期待される、インド経済が期待通りの成長をできない場合(人種差別問題による国民の離反、市場開放・規制改革の遅れ、中国との対立など)。

2018年にすでに人口ボーナス期入りしているため、鉱物・エネルギーをはじめとする景気循環系商品需要の増加は2023~2024年頃。

・中国地方政府・中堅中小企業の財政状況悪化に伴う景気減速。

・米国の財政状況悪化、緩和規模拡大によるドル水準の低下リスク(ドル減価により、名目ドル建て資産価格の上昇要因に)。

◆昨日の商品市場(個別)の総括


---≪エネルギー≫---

【原油価格見通し】

原油価格は現状水準を維持すると考える。米製薬会社のコロナのワクチン開発進捗報道を受けた従来の生活への回帰期待が高まることが買い戻しを誘う一方、別に現時点でワクチンが経済活動を変化させていないこと、OPECプラスの減産対象ではないリビアなどの増産が見込まれ、バイデン政権誕生でイランへの制裁が緩和される可能性があること、が上値を抑えるため。

目先のテーマは、大統領選後の環境問題の進捗、米中・米欧関係や、英国ブレグジットを巡る混乱などの政治要因だが、英ジョンソン首相は無秩序離脱に向けて準備せよと発言しており、リスク資産にとってはいずれも売り材料となる。

供給面では、需要減速、価格下落局面でよく見られることであるが、OPECの抜け駆けが続き、結束が揺らぐリスクである。この場合、原油価格は大きく下落することになる。

11月17・18日のOPECプラス合同監視委員会では3~6ヵ月の減産期間延長が提案され、閣僚会合では提言は見送られ11月・12月の定例会合に下駄が預けられた。

目下の懸念は減産に参加していないリビアの生産再開。これを受けて追加減産に舵を切れるのかどうかであるが、サウジアラビアの予算レートが80ドル程度(弊社推定)であることを考えると、追加減産ないしは減産期間の延長は、現時点ではメインシナリオ。

原油価格が低水準で推移した場合、米シェールオイルの生産者のコストは平均で40ドル近辺(32ドル~60ドル程度)、カナダのオイルサンドからの生産者のコストも40ドル程度であることから、時間経過とともに減産が進捗すると予想される。

【見通しの固有リスク】

・OPECプラスの減産と、非OPECプラス諸国の自主減産継続で需給がタイト化する場合(価格上昇要因)。逆に価格低迷で歳入確保の増産が加速する場合、またはOPECプラスのプログラムの対象となっていない中東諸国の増産(価格下落要因)。

景気回復時の増産タイミングの見誤りによる、供給不足(価格上昇要因)。

・脱炭素の進捗、生活様式の変化による構造的な需要減少が加速した場合、

1.中東産油国の財政悪化によって情勢不安が顕在化、供給途絶リスクが高まる2.中東以外の産油国の生産者の破綻3.上流投資部門投資が減速し、インドなどの新興国需要顕在化時に供給が間に合わない場合4.価格面、数量面で予算を確保できない産油国が、OSPを大幅に引き上げる場合(第3次オイルショック)

などが価格上昇要因に。

・バイデン政権誕生で、シェールオイルのフラッキングが制限/禁止される場合、供給減少で価格上昇要因に(今のところ生産量の1割程度となる、国有地でのフラッキング禁止にトーンダウンしている)。

また、イランに対する制裁が緩和される場合、原油価格の下落要因に(ただし、米国内の反イラン感情の高まりで、直ちに制裁が緩和される可能性は低い)。

・ワクチン・治療薬が想定以上に早く準備でき、移動制限が急速に解除される場合(価格上昇要因)。

【石炭価格見通し】

石炭価格は堅調な推移になると考える。中国政府は国内炭の供給能力増強にシフトしているが、冬場で炭鉱が稼働し難いこと、港湾在庫の水準の低さに反映されるように、供給が十分ではないことが材料。

ただし、豪州との対立や(どこまで本当だか分からないが)、環境規制強化のの中で石炭需要は減速するとみられること、非常に矛盾するが国内生産を増加させていることから徐々に海上輸送炭価格の上値は重くなると予想される。

10月の中国の石炭輸入は前月から大幅に減少。前年水準を▲46.6%下回る1,372万6,000トン(前月▲38.3%の1,867万6,000トン)と過去5年の最低水準となった。

中国は国内の石炭産業の強化と政治的に対立する豪州からの輸入制限で、国内生産を増加させる方向性に舵を切っており、それが影響しているとみられる。

バルチック海運指数も過去5年平均程度で低迷しており、輸入の動きは鈍化。しかし一方で中国の港湾在庫は減少しているため、ピークシーズンということもあって堅調な推移となろう。

【見通しの固有リスク】

・世界的な環境重視型世界へのシフトを受けた、石炭上流部門への投資規制強化による、供給減速懸念。短期的には価格の上昇要因。

・中国と豪州の対立、中国国内の生産能力増強に伴う、海上輸送炭需要の減少。

・北半球の夏場の猛暑(/冷夏)・冬場の厳冬(暖冬)。

【投機筋のポジション動向】

・直近の投機筋のポジションは以下の通り。

WTIはロングが633,743枚(前週比 ▲5,402枚)ショートが170,205枚(▲26,480枚)ネットロングは463,538枚(+21,078枚)

Brentはロングが231,546枚(前週比+8,483枚)ショートが101,586枚(▲27,082枚)ネットロングは129,960枚(+35,565枚)

---≪LME非鉄金属≫---

【非鉄金属価格見通し】

非鉄金属価格は中国の景気先行指数を見るに数ヵ月は強含みやすいとみているが、さすがに投機の期末を控えた売り圧力の強まりで調整すると考える。

ただし、バイデン政権の政策推進による環境重視の姿勢の強まりが、いわゆる「バイデン・トレード(化石燃料売り・省エネ金属買い、ただし金属生産の際には二酸化炭素が出ることは変わらない)」を加速させるとの大きな流れに変化はなく、省エネ金属は「今後10年の大きなテーマ」となる可能性があるため、総じて中長期的には堅調地合を維持すると考える。

具体例を挙げると、軽量化目的のアルミ、EV向けのニッケル・銅(通常25キロ/台の銅が使われるが、EVは80キロ/台)、蓄電池としての鉛、コバルト、リチウムなどが挙げられる。

中国が豪州の銅鉱石輸入を禁止する方針を打ち出したことで、精錬銅の需要が増加し、ベンチマークの銅価格が堅調に推移していることも地合を強くしよう。

しかし、中国の最大貿易相手経済圏である欧州でロックダウンの動きが再び見られること、季節的に南半球の供給が再開される可能性が高いこと、11月・12月のファンド決算を意識した売り圧力の強まりが価格を押し下げるため上値も重いと考える。

【見通しの固有リスク】

・高水準の投機筋買い越しポジションが急速に解消されたときの下落リスク。

・主に銅山を中心とする労使交渉長期化による供給減少が、2021年も継続する場合(コロナの影響もあって、2020年の鉱山生産は全体で184万1,000トン、コロナの影響で115万1,000トン減少する見込み)。

・ニューカレドニアのGoroプロジェクトのニッケル精錬所を2021年に閉山すると発表。同プロジェクトのニッケル生産は6万トン/年(シェア2.4%)、その他の生産下方修正リスクは25万3,000トン(9.4%)に及ぶリスクがあり、価格の上昇要因に。

・中国の環境規制強化やコロナの影響再発に伴うスクラップの調達難による、新塊需要の増加。

・上流部門投資不足並びに鉱石の品位低下による、鉱山供給の制限。

・環境問題や人権問題(コンフリクト・メタルの問題)を背景とする鉱山供給の減少。

また、環境に配慮したメタル使用の義務化などが欧州で進む場合などのコストアップ(グリーン・メタルの義務化によるコスト増加)。

・資源ナショナリズムの高まり。インドネシアのニッケル未処理鉱石禁輸措置再開(銅とボーキサイトは2022年から実施の予定)。

・1月の米上院決定投票で民主党が過半数を確保し、「トリプルブルーリスク」が顕在化、脱炭素の動きが加速していわゆる省エネ金属の需要が増加する場合。

【投機筋のポジション動向】

・LME投機筋買い越し金額 前週比+3.1%の210億ドル(前週 204億ドル)・LME投機筋買い越し数量 前週比+4.1%の5,155.9千トン(前週 4,951.2千トン)

---≪鉄鋼原料≫---

【鉄鋼原料価格見通し】

鉄鉱石価格は、中国の景気先行指標をみるに堅調な推移を続けると考えるが、港湾在庫の積み上がりもあって徐々に上値が重くなると予想する。

貿易統計で確認できるように鉄鉱石輸入は堅調であり、在庫の絶対水準が増加していること、在庫日数も上昇していること、南米生産者の増産見通し、価格上昇でレーショニングが発生して、鉄鋼製品需要がやや鈍化すると見られていることが背景。

一方で、中国政府のインフラ投資が今後も継続する見込みであり、中国国内の鉄鋼原料在庫水準が低いことから(鉄鋼製品在庫の水準は増加)在庫積み増し需要も継続する可能性が高く、基本は底堅い推移となる。

中国の鉄鋼製品の輸入は通常、平均で110万トン程度なのだが、10月は193万トン(前月288万5,000トン)と、記録的な水準となった前月からは急減速した。

中国の経済活に鈍化の兆しが出てきた可能性がある。ただし、国内生産も9月時点で9,256万トン(前月9,485万トン)と過去最高水準を記録した8月からは減速したものの、依然として高い水準を維持している。

中国の国内需要が旺盛であることを示しているが、中国の鉄鋼製品在庫水準は前週比▲106万トンの1,186.2万トン(過去5年平均 887万1,000トン)と、例年よりも在庫水準は高い。

しかし、国内の鉄鋼製品在庫の減少ペースは例年を上回っており、鉄鋼製品輸出も減少、輸入が増加している状況で、中国の鉄鋼製品需給はまだタイトな状態といえる。しばらくは鉄鋼製品の需要が鉄鉱石需要を牽引する状態が続くと見られる。

一方、原料である鉄鉱石の10月の輸入は前年比+14.9%の1億674万トン(前月+9.2%の1億855万トン)と以前高水準であり、需要が旺盛であることをうかがわせる。

鉄鉱石港湾在庫は前週比+135万トンの1億3,215万トン(過去5年平均1億2,074万6,000トン)、在庫日数は+0.3日の25.5日(過去5年平均 28.7日)と例年と比較して在庫日数の水準は低く、相応の輸入需要は持続するものと思料。

原料炭は中国の生産活動回復が継続していること、国内の鉄鋼需要が公共投資で底堅いことから、同様に底堅い推移になると考える。しかし、中国政府は原料炭を含む石炭の国内生産を増加させる方針であることから、海上輸送原料炭価格の上値も重い。

実際、中国政府は政治的な対立もあって豪州炭の輸入を停止するとの報道もあり、今後、海上輸送原料炭価格には下押し圧力が掛かりやすくなってきた。

一方、中国の港湾在庫の水準は鉄鋼の最大生産省である河北省の主要港である、京唐港の港湾在庫は急速に増加しているが、依然として過去5年の最低水準であることから価格の下支え要因となる。

ただ、輸入自体が減少している可能性も否定できないため、この数字のみをもって需給がタイトと判断するのは難しいかもしれない。

【見通しの固有リスク】

・鉄鉱石価格の上昇がレーショニング(価格上昇による需要減少)を引き起こす場合。

・世界的に広がる環境規制強化の流れで、鉄鉱石や原料炭などの生産に一定の影響が起きる場合。

・コロナウイルスの感染拡大長期化による、鉱山生産の減少リスク。

・カシミール地方を巡る中国との領有権争いが激化した場合、インドが中国に対して鉄鉱石輸出を制限する可能性(中国のFOBインデックスは上昇、その他の地域の鉄鉱石価格は低下)。

【投機筋のポジション動向】

---≪貴金属≫---

【貴金属価格見通し】

<<金>>

金銀は現状水準でもみ合うと考える。欧米のコロナ感染拡大を受け状況悪化の相対感からユーロ安・ドル高となりやすい一方、ここに来て英国とEUの離脱交渉の進捗期待がユーロ高・ドル安圧力となるため。

なお、リスクオンはドル安で価格上昇、リスクオフで価格下落となる(詳しくは2020年10月12日付のMRA's Eyeをご参照ください)。

現在の金の実質金利で説明可能な価格(金基準価格)は長期金利の上昇で1,600ドル程度。そこからの乖離(リスク・プレミアム)は272ドルと前日から▲3ドル低下。

なお、金価格を実質金利要因と為替要因に分類した場合、為替要因はリスク・プレミアムのところに内包されると整理している(為替は名目金利の影響も受けるので、純粋に為替の要因のみ切り出すのが困難であることから)。

※毎日回帰分析をアップデートし、リスク・プレミアム自体の水準を見直しているため、前日比の整合性が取れていない場合があります。

<<銀>>

銀価格は金価格との比較感で売買されるが、金銀レシオは現在、76.8倍。過去1年を基準にすると95倍程度、5年では80倍、2000年以降では65倍程度が妥当だが、足元、80倍程度で落ち着いている。

金が軟調な推移になりそうだが、バイデン大統領誕生見通しであり、太陽光発電向けに用いられる「バイデン銘柄」であることもあって、需要構造の変化が価格を下支え(金銀レシオは低下)するものと予想。

なお、銀価格=金価格÷金銀レシオ であり、金銀レシオが低下することで金価格が変動した時の弾性値が上昇(ボラティリティは上昇し、足元金の2倍に上昇)する点は留意。

(例)金が2,000ドル、銀が20ドルのとき 金銀レシオが100倍→金価格±1ドルの変化で銀価格は±1セント変化 金の変化率は±0.05%、銀は±0.05%

 金銀レシオが1倍→金価格±1ドルの変化で銀価格は±1ドル変化 金の上昇率は±0.05%、銀は±5%

<<PGM>>

プラチナ価格は銀価格との連動性が高い。これは供給過剰で投機的な取引の影響が強まっていることによる。当面は工業需要が牽引する形にはなりにくく、株の影響を受けつつも金銀につれる形の推移になることを予想。

足下のコロナの感染拡大を受け、状況悪化の相対感からユーロ安・ドル高となりやすくプラチナも軟調な推移を予想。

仮に脱炭素が進んで水素が用いられ、燃料電池が進むのであればプラチナの構造的な需要が増加するシナリオは、需要・価格面でのポジティブリスクシナリオ。

パラジウムは価格は景気の先行き楽観が強まっているが、足下のコロナの感染拡大がこれを相殺するため、現状水準でのもみ合いを予想。

ETF残高とパラジウム価格の連動性が高まっており(管理在庫増加→価格上昇)、一時の、ETF管理在庫減少→価格上昇、のメカニズムから変化してきている。

在庫取り崩し→価格上昇は実際に需給がタイトで、現物確保のためにETFを取り崩さなければならなかったからだが、現在はこれと逆のことが発生している訳で、足元、パラジウムの需給は緩和していると見られる。今後はETFの動向に注目。

10月の米自動車販売は年率1,621万台(市場予想 1,650万台、前月 1,634万台)、中国の10月の自動車販売は中国自動車工業協会の速報で前年比+12.6%の257万3,000台(前月+13.0%の256万5,201台)。

自動車販売は回復しているが、不要不急の消費であるため中国を除いては本格的な回復にはまだ時間がかかる見込み。

【見通しの固有リスク】

・世界的な成長力の低下に伴い、各国の財政状況が悪化、地政学的リスクが顕在化する場合(中東・北アフリカのリスク顕在化の可能性は低くない)。リスク・プレミアム上昇を通じて貴金属価格の上昇要因に。

・米中の対立激化。米国は今回のウイルス問題で、中国の医療面、人工知能を含むIT面に脅威を感じた可能性は高く、対立が激化する場合(安全資産価格の上昇要因)。

・英国のブレグジットは、FTA合意なき離脱となるリスクが残存しており、その場合のインパクトは無秩序離脱と同レベルになると考えられ、金価格の上昇要因に。

・中国地方政府・中堅中小企業の財政状況悪化に伴う景気減速による安全資産需要の増加。

・世界的な自動車販売の減速(米欧中)による、自動車向け排ガス触媒需要の減少(PGM)。

環境重視型社会へのシフトはパラジウム需要を増加させるが、さらに加速して「水素社会」まで到達すると、燃料電池車需要が増加して構造的にプラチナ価格の上昇要因となる可能性。

・コロナウイルスの感染拡大による、最大生産国の1つである南アフリカの鉱山稼働が不安定であることによる供給懸念。

【投機筋のポジション動向】

・直近の投機筋のポジションは、金はロングが318,516枚(前週比 ▲3,282枚)、ショートが78,780枚(▲109枚)、ネットロングは239,736枚(▲3,173枚)、銀が72,544枚(+28枚)、ショートが26,716枚(▲459枚)、ネットロングは45,828枚(+487枚)

・直近の投機筋のポジションは以下の通り。

プラチナはロングが26,978枚(前週比 +513枚)ショートが15,379枚(▲1,323枚)、ネットロングは11,599枚(+1,836枚)

パラジウムが6,233枚(+897枚)、ショートが2,622枚(▲298枚)ネットロングは3,611枚(+1,195枚)

---≪農産品≫---

【穀物価格見通し】

穀物価格はトウモロコシ・大豆は上昇すると予想する。ラニーニャ現象の発生による各地の生育上好ましくない環境になっていること、中国向けの輸出が中国側の事情で増加すると見られることから。

しかし、積み上がった投機筋の記録的なロングポジションの解消圧力がファンドの年度末・四半期末を控えて強まると予想されることから、中期的な見通しは下向き。

小麦はさほど投機の買いポジションが積み上がっている訳ではないが、ドル高進行が重石に。

バッタ被害はLocust Watchでは、エチオピア、イエメン、ケニア、サウジアラビアの一部で深刻な状態が続いている。

西部に広がっていたバッタの固体(群棲相を形成していない)はチャドとモーリタニアで拡大しており、影響拡大への懸念がやや強まっている。
http://www.fao.org/ag/locusts/common/ecg/75/en/201101forecast.jpg

近年、食品価格に対して影響が大きいラニーニャ現象が発生していることもあり、年末~年明けにかけての穀物価格の見通しは強気。

【見通しの固有リスク】

・ラニーニャ現象の発生による穀物供給減少リスクの顕在化。害虫の発生、生産地の土壌破壊など(すでに一部顕在化)。

・環境重視型社会へのシフトにより、燃料向け穀物需要が増加する場合(価格の上昇要因)。現在はそれほどの数量でもない、バイオディーゼル向けの大豆需要増加など。

・新型コロナウイルスの影響拡大による、輸出活動の停滞(シカゴ定期を含む生産地価格の下落要因)。

・中国の豚コレラ被害の拡大により、飼料需要が減少した場合は価格の下落要因(逆に終息すれば上昇要因)。

【米農務省需給報告データ】

・米穀物作付け意向面積トウモロコシ 9,699万エーカー(市場予想 9,412万エーカー)大豆 8,351万エーカー(8,502万エーカー)小麦 4,466万エーカー(4,495万エーカー)

・米穀物最終作付け面積トウモロコシ 9,201万エーカー(市場予想 9,514万エーカー)大豆 8,383万エーカー(8,483万エーカー)小麦 4,425万エーカー(4,472万エーカー)

・11月米需給報告単収見通し(実績/市場予想/前月)トウモロコシ 175.8Bu/エーカー(177.87、178.4)大豆 50.7(51.6、51.9)小麦 49.7Bu/エーカー(前月 49.7)

・11月米需給報告生産見通し(実績/市場予想/前月)トウモロコシ 145億700万Bu(146億7,607万Bu、147億2,200万Bu)大豆 41億7,000万Bu(42億4,822万Bu、42億6,800万Bu)小麦 18億2,600万Bu(前月18億2,600万Bu)

・11月米需給報告輸出見通し(実績/前月)トウモロコシ 26億5,000万Bu(23億2,500万Bu)大豆 22億Bu(22億Bu)小麦 9億7,500万Bu(9億7,500万Bu)

・11月米需給報告在庫見通し(実績/市場予想/前月)トウモロコシ 17億200万Bu(20億4,696万Bu、21億6,700万Bu)大豆 1億9,000万Bu(2億4,389万Bu、2億9,000万Bu)小麦 8億7,700万Bu(8億8,244万Bu、8億8,300万Bu)

・9月末四半期在庫(実績/市場予想/前月)トウモロコシ 19億億9,500万Bu(22億6,554万Bu、52億2,400万Bu)大豆 5億2,300万Bu(5億7,838万Bu、13億8,600万Bu)小麦 21億5,900万Bu(22億4,035万Bu、10億4,400万Bu)

【投機筋のポジション動向】

・直近の投機筋のポジションは以下の通り。

トウモロコシはロングが537,314枚(前週比 +32,510枚)、ショートが114,655枚(+16,054枚)ネットロングは422,659枚(+16,456枚)

大豆はロングが319,827枚(+13,403枚)、ショートが37,752枚(▲2,781枚)ネットロングは282,075枚(+16,184枚)

小麦はロングが141,017枚(▲3,704枚)、ショートが107,559枚(+4,074枚)ネットロングは33,458枚(▲7,778枚)

◆本日のMRA's Eye


「粗糖の急落リスクを警戒」

ICE粗糖価格は今年の春先に大きく上昇し、新型コロナウイルスの発生によるロックダウンでその他の商品と同様、大幅に水準を切り下げる動きとなっていた。しかし、4月を底に価格は上昇に転じ、現在は15セント/ポンド程度でもみ合い推移している。

米農務省の見通しでは2019-2020年はエタノール生産の増加や天候要因で粗糖生産が減少したため、生産見通しは1億6,618万トン(前年比▲1,348万トン)と大幅な減少となる見込みであり、需給バランスも▲614万トンの供給不足が見込まれているためだ。

一方、需要は国内需要/輸出需要とも大幅に減少するため、全体では2億2,644万トン(▲300万トン)と減少が見込まれている。

多くの農産品は需要を供給で割った需給率の価格に対する説明力が高く、粗糖も同様に高い相関性が確認されている。この手法を用いて1月のこのコラムで粗糖価格の推定を行い、2020年の価格予想は平均価格ベースで13.5セント程度になるとみていたが、現在の価格水準が続けば恐らく13セント程度と、ほぼ予想通りの水準となる見込み。

2020-2021年については、生産が1億8,808万トン(+219万トン)と大幅に回復するため、期初在庫の減少(▲955万トン)と、輸出需要の回復(+1,111万トン)はあるものの、全体の需給バランスは再び954万トンの供給過剰に転じる見通しである。

しかし、期初在庫の減少で需給率(需要÷供給)は84.8%に上昇すると見込まれており、同様の分析を行うと来年の粗糖平均価格は16.8セントと、現在の水準よりもかなり高い水準での推移になることが予想される。

現在の価格上昇はこの1月に分析を行った時と異なり、インドの輸出補助金の支払いの遅れや、異常気象の発生に伴う乾燥気候が主要生産国の生産を下振れさせたことによるものであり、分析の結果得られた予測数値は結果的に「供給途絶リスク」を織り込んだ水準になっているといえる。

エタノール向けの需要は輸送需要の回復が緩慢であるため、それほど増加するとは考え難く、16.8セントも何らかの供給減少を織り込んだ価格水準になっている、と考えるのが妥当だろうか。

ラニーニャ現象が発生し、サトウキビ生育に好ましくない状況が報告されているため、2021年にかけて粗糖価格は高値圏を維持するのではないか。なお、今のところ主要用途の1つであるエタノール向けの需要はコロナからの回復で旺盛と見られ、エタノール価格も3月以来上昇し現在も高値水準を維持、今のところ需要面も堅調である。

しかし、コロナウイルスの感染は世界で再び拡大、特に欧米の感染拡大が深刻で、エタノール向けの需要が減少し、粗糖生産が想定以上に増加し、需給率を押し下げる可能性は十分に想定される。

また、投機筋のポジション動向を見てみても、ロングポジションが過去5年の最高水準に達している一方で、ショートポジションは記録的に低い水準となっている。

投機筋は強気のポジションを保有しているわけだが、ロングポジションの積み上がりとショートポジションの減少は、弱気材料が出てきたときに大きく相場を下げる原動力となり得るものだ。

特段大きなイベントがなかったとしても、粗糖価格が高値を維持する中では生産者側がエタノールから粗糖に生産をシフトさせることも予想され、特に、ロックダウンが再び本格化する可能性があるこの冬場に、相場水準が大きく切り下がる(※)可能性は警戒すべきだろう。

※日本では国内のサトウキビや甜菜の生産安定の観点から、輸入粗糖に対して調整金(農畜産業振興機構が精製糖企業から、国産精製糖販売価格から輸入平均価格を差し引いたもの)を課し、甘味資源作物生産者・国内産糖製造事業者に対して交付金を交付している。そのため、国際価格と国内価格が必ずしも同じ動きとならない点は注意。

◆主要ニュース


・Q320日本実質GDP速報 前期比+5.0%(前期確定▲8.2%)、前期比年率+21.4%(▲28.8%)
 GDPデフレータ 前年比+1.1%(+1.4%)
 民間消費支出 前期比+4.7%(▲8.1%)
 民間住宅▲7.9%(▲0.5%)
 民間企業設備投資▲3.4%(▲4.5%)
 公的固定資本形成(政府公共投資) +0.4%(+1.2%)

・9月日本鉱工業生産改定  前月比+3.9%(▲0.1%、前月改定+1.0%)前年比▲9.0%(±0.0%、▲13.8%)
 出荷+3.9%(+0.1%、+1.5%)、▲9.8%(+0.1%、▲14.2%)
 在庫▲0.5%(▲0.2%、▲1.3%)、▲5.7%(▲0.2%、▲5.9%)

・9月日本設備稼働率 前月比+6.4%(前月+2.9%)、前年比▲8.1%(▲16.3%)

・1-10月期中国工業生産 前年比+1.8%(1-9月期+1.2%)、10月+6.9%(前月+6.9%)

・1-10月期中国固定資産投資 前年比+1.8%の48兆3,292億元(1-9月期+0.8%の43兆6,530億元)
 公的+4.9%(+4.0%)、民間▲0.7%(▲1.5%)

・1-10月期中国小売売上高 前年比▲5.9%の31兆1,901億元(1-9月期▲7.2%の27兆3,324億元)
 10月+4.3%の3兆8,576億元(+3.3%の3兆5,295億元)

・1-10月期中国不動産開発投資 前年比+6.3%の11兆6,556億元(1-9月期+5.6%の10兆3,484億元)

・10月中国調査失業率 5.3%(前月5.4%)

・1-10月期中国海外直接投資 6.4%の8,007億元(1-9月期+5.2%の7,188億元)前年比+18.3%の819億元(前月+25.1%の990億元)

・10月インド卸売物価指数 前年比+1.48%(前月+1.32%)

・11月ニューヨーク連銀製造業景況感指数 6.3 (前月10.5)
 新規受注 3.7(12.3)
 受注残 ▲11.9(▲6.6)
 在庫水準 ▲8.6(▲14.6)
 雇用者数 9.4(7.2)
 6ヵ月先景況指数 33.9(32.8)

・10月米小売売上高 前月比+0.3%(前月+1.6%)
 除く自動車+0.2%(+1.2%)
 除く自動車ガソリン+0.2%(+1.2%)
 除く自動車・建材+0.1%(+0.9%)

・10月米輸出物価指数 前月比+0.2%(+0.6%)、前年比▲1.6%(▲1.8%)
 輸入物価指数 ▲0.1%(+0.2%)、▲1.6%(▲1.8%)
  除原油 前月比±0.0%(+0.6%)

・10月米鉱工業生産 前月比+1.1%(前月▲0.4%)
 設備稼働率 72.8%(72.0%)
 製造業生産 +1.0%(+0.1%)

◆エネルギー・メタル関連ニュース


【エネルギー】
・サウジアラムコ、5本のドル建て債のマーケティング開始。

・トランプ大統領、イランの核施設に対して数週間以内に行動を起こす選択肢があるかどうか、側近に確認(NYT)。

・OPECプラス共同技術委員会(JTC)、減産計画緩和の3~6ヵ月の先送りを提案。

・OPECプラス閣僚監視委員会(JMMC)、サウジアラビアは石油市場のニーズに対応するため柔軟性を持つように呼びかけ。ただし正式な提言は行わず。サウジアブドルアジズエネルギー相、「OPECは市場が否定的に反応する口実を与えたくない。」

・DOE米在庫統計市場予想 原油 +1,241KB(前週+4,277KB)
 ガソリン+62KB(▲2,309KB)
 ディスティレート▲1,961KB(▲5,355KB)
 稼働率+0.66%(▲0.80%)

【メタル】
・Lundin銅鉱山労働者、会社側の提案を拒否してストライキ継続を決定。

・Codelco El Teniente鉱山労働者と労使合意。

◆主要商品騰落率


【上昇率上位5商品】

商品名(カテゴリー)/前日比上昇率/年初来上昇率
1.SHF天然ゴム ( その他農産品 )/ +8.34%/ +15.42%
2.ビットコイン ( その他 )/ +5.59%/ +146.42%
3.ICEココア ( その他農産品 )/ +4.33%/ +8.98%
4.LIFFEココア ( その他農産品 )/ +3.44%/ ▲5.66%
5.CME木材 ( その他農産品 )/ +2.88%/ +50.65%

【下落率上位5商品】

商品名(カテゴリー)/前日比上昇率/年初来上昇率
66.ICE欧州天然ガス ( エネルギー )/ ▲4.39%/ +26.75%
65.欧州排出権 ( 排出権 )/ ▲2.74%/ +8.65%
64.SGX天然ゴム ( その他農産品 )/ ▲2.14%/ +45.94%
63.LIFFEロブスタ ( その他農産品 )/ ▲1.61%/ +3.62%
62.SHFアルミ ( ベースメタル )/ ▲1.60%/ +7.28%

※弊社が重要と考える主要商品の前日比騰落率上位・下位5品目です。
※限月交代に伴う価格の不連続性は考慮されていません。予めご容赦ください。

◆主要指標


【為替・株・金利・ビットコイン】
NY ダウ :29,783.35(▲167.09)
S&P500 :3,609.53(▲17.38)
日経平均株価 :26,014.62(+107.69)
ドル円 :104.19(▲0.39)
ユーロ円 :123.59(▲0.36)
米10年債 :0.86(▲0.05)
中国10年債利回り :3.28(+0.01)
日本10年債利回り :0.03(+0.00)
独10年債利回り :▲0.56(▲0.02)
ビットコイン :17,639.21(+934.49)

【MRAコモディティ恐怖指数】
総合 :30.54(+0.16)
エネルギー :43.38(▲0.21)
ベースメタル :20.37(+0.12)
貴金属 :32.47(▲0.36)
穀物 :19.52(▲0.26)
その他農畜産品 :32.65(+0.69)

【主要商品ボラティリティ】
WTI :53.62(▲0.27)
Brent :50.04(▲0.17)
米天然ガス :58.42(▲0.09)
米ガソリン :47.13(▲0.67)
ICEガスオイル :47.09(▲0.12)
LME銅 :20.07(+0.26)
LMEアルミニウム :17.42(▲0.76)
金 :18.20(+0.24)
プラチナ :31.67(▲0.43)
トウモロコシ :23.73(+0.04)
大豆 :18.20(+0.24)

【エネルギー】
WTI :41.40(+0.06)
Brent :43.79(▲0.03)
Oman :44.06(▲0.05)
米ガソリン :115.62(+0.94)
米灯油 :124.23(+1.34)
ICEガスオイル :355.25(+2.50)
米天然ガス :2.69(▲0.01)
英天然ガス :39.38(▲1.81)

【貴金属】
金 :1880.38(▲8.57)
銀 :24.49(▲0.28)
プラチナ :929.83(+0.51)
パラジウム :2322.25(▲13.30)
※ニューヨーククローズ。

【LME非鉄金属】
(3ヵ月公式セトル)
銅 :7,071(▲58:21C)
亜鉛 :2,675(+5:11C)
鉛 :1,922(+17:21C)
アルミニウム :1,961(+15:16.5C)
ニッケル :15,750(▲333:47C)
錫 :18,875(+165:40B)
コバルト :32,095(▲347)

(3ヵ月ロンドンクローズ)
銅 :7074.50(▲20.50)
亜鉛 :2700.00(+24.00)
鉛 :1948.00(+38.50)
アルミニウム :1982.00(+29.00)
ニッケル :15900.00(+10.00)
錫 :19000.00(+335.00)
バルチック海運指数 :1,111.00(▲4.00)
※C=Cash-3M コンタンゴ、B=Cash-3M バック

【鉄鋼原料】
62%鉄鉱石スポット(CFR中国、1営業日前) :123.64(▲0.26)
SGX鉄鉱石 :122.78(+1.36)
NYMEX鉄鉱石 :122(+0.78)
NYMEX豪州原料炭スワップ先物 :104.79(±0.0)
大連原料炭先物 :198.88(▲0.45)
上海鉄筋直近限月 :4,097(+129)
上海鉄筋中心限月 :3,889(+53)
米鉄スクラップ :338(±0.0)

【農産物】
大豆 :1169.75(+16.25)
シカゴ大豆ミール :396.00(+6.70)
シカゴ大豆油 :37.49(+0.06)
マレーシア パーム油 :3486.00(▲9.00)
シカゴ とうもろこし :419.75(+3.50)
シカゴ小麦 :594.75(▲3.25)
シンガポールゴム :242.70(▲5.30)
上海ゴム :14555.00(+1120.00)
砂糖 :15.31(▲0.16)
アラビカ :116.20(+0.55)
ロブスタ :1403.00(▲23.00)
綿花 :69.11(▲0.46)

【畜産物】
シカゴ豚赤身肉 :65.50(+0.35)
シカゴ生牛 :111.35(+0.93)
シカゴ飼育牛 :137.43(+0.15)

※全ての価格は注記が無い限り、取引所で取引される通貨建。
※限月交代に伴う価格の不連続性は考慮されていません。予めご容赦ください。