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円全面高の背景と持続性
  • MRA外国為替レポート

2020年9月21日号

◆先週の市場総括


先週は円が全面高。終始円高基調が続いた。ドル円相場は106円台で始まったが水曜日には105円割れ。金曜日には104円台前半まで下落してようやく下げ止まり引けは106円60銭。

ユーロ円相場も125円70銭近辺で始まり水曜日には124円割れ。木曜日には123円台前半まで下落し、週末にかけてようやく持ち直して124円近辺で引けた。

ドルは週央にかけて堅調。ユーロドル相場は1.1840で始まりFOMCを前に追加緩和期待から1.19までユーロ高ドル安が進んだが、結果は目新しい内容に乏しく、木曜日には1.17台前半に下落。週末にかけて持ち直し1.1840と週初と同水準で引けた。

金相場も週初と週末でほぼ同水準。1,900ドル台半ば。米10年債利回りもFOMC後に上昇して0.7%をつける一方0.6%台前半に低下するなど不安定となったが、結局は週初と概ね同水準の0.69%。

米国株は、週前半は追加緩和期待から底固かったものの、FOMC後はハイテク株中心に調整が続いた。日経平均は菅政権の政策期待もあり週初は23,500円台で高寄り。ただその後週後半にかけては米国株下落、円高に押され、米国株に比べ相対的に底固かったがやや軟調。23,300円台で引けた。

月曜日の東京市場では日経平均が23,500円台で高寄り。23,550円を中心としたもみ合い推移となった。

この日は自民党が総裁選挙を実施。事前の予想通り安倍政権の政策継続と行政改革を主張する菅氏が事前予想通りに新総裁に決定した。株式市場では新政権への安心感や政策期待が下支え要因。

為替市場では火曜日・水曜日に開催されるFOMCを前にドルがやや軟調。ドル円相場は106円10銭~20銭で始まり、その後はじり安。夕刻には106円割れ。

ユーロドル相場は1.1840で始まり1.1860へ上昇。ユーロ円相場は125円60銭~70銭台でもみ合い。

欧米市場では米国株がハイテク株中心に反発。ナスダックは3営業日ぶりに反発。前週末比+203ドル高の11,056ドルと11,000ドルの大台を回復。NYダウは+328ドルの27,993ドル。

ワクチンを米国内で年内供給へとの報道、IT関連の大型買収や雇用増の動きなどが支え。

リスク選好が回復するなかドルは反落したが、ユーロドル相場の下落は小幅。1.1860~70近辺。一方で円が全面高となった。ドル円相場は105円50銭に下落し引けは105円70銭。ユーロ円相場は125円90銭から下落して125円台前半で上下し125円40銭で引けた。

火曜日の東京市場では日経平均が反落したが底固い値動き。23,400円近辺で安寄り。自民党総裁選挙を囃したご祝儀相場は一服。解散総選挙が遠いとの見方も上値を抑えた。

しかしその後はじり高となり前日比▲104円の23,455円で引けた。中国の8月の主要経済指標が強めだったことも支え。

鉱工業生産は前年同月比+5.6%と前月の+4.8%から加速して予想+5.1%を上回った。小売売上高は同+0.5%と前月の▲1.1%から改善して予想+0.1%を上回りプラスに転換。失業率は5.7%から5.6%に小幅低下した。

中国株は上昇。人民元も堅調。ドル円相場は105円70銭近辺でもみ合い夕刻は80銭。ユーロがやや堅調。ユーロドル相場は1.1860~70でもみ合いの後、1.1890~1.1900でのもみ合いへ。ユーロ円相場は125円40銭から上昇して60銭~70銭でのもみ合い。株高・リスク選好が後押しとなった。

欧州株は中国の指標を受けて上昇。ドイツZEW景況感指数(9月)は77.4と前月71.5から改善して69.5への悪化予想よりしっかり。欧米株が堅調にもかかわらず、為替市場ではその後円が全面高。ユーロが反落。ユーロ円相場は1円近く下落して124円80銭へ。

連れてドル円相場は105円80銭から30銭へ。その後は105円50銭近辺でもみ合い。ユーロドル相場は1.1850へユーロ安ドル高となりもみ合い小動きとなった。

米国株はNYダウがほぼ横ばいとなるなかナスダックは上昇。前日比+133ドルの11,190ドル。貸倒引当金積み増しの報道に金融株が下落してNYダウは朝方の上昇を失った。

NY連銀製造業景気指数(9月)は17.0と前月3.7から大きく改善して予想6.0を上回った。プラスは3ヵ月連続。一方、鉱工業生産・製造業生産(8月)は前月比プラスだったが伸び率は前月から鈍化した。

この日はFOMCの1日目が開催され、市場では追加緩和への期待が主としてハイテク株の支えとなった。

水曜日の東京市場では日経平均が引き続きしっかり。23,400円近辺で小幅高寄りした後は23,500円に上昇。上値を押さえられたが底固く引けは23,475円。

朝方発表された貿易収支(8月)は2,480億円の黒字で前月1,160億円の赤字から改善。2,000億円の赤字予想に反した黒字となった。中国向け輸出が伸びて輸出の落ち込みが予想より小さく前年同月比▲14.8%。一方輸入の落ち込みは大きく同▲20.8%だった。

この日は日銀が金融政策決定会合の1日目を開催。ドル円相場は105円40銭で始まり30銭近辺でもみ合い小動き。夕刻は105円40銭。

ユーロ円相場は124円90銭で始まり朝方60銭に下落したが、その後は徐々に持ち直して夕刻には125円ちょうど近辺。

ユーロドル相場は1.1850近辺でもみ合いの後、夕刻は1.1880。欧州市場に入った直後にとくに材料のないなか円は全面高。ユーロが下落。ユーロ円相場は125円ちょうど近辺から123円90銭~124円ちょうどへ、ドル円相場も連れて105円40銭から下落して104円90銭~105円ちょうどのもみ合いに。

ユーロドル相場は1.1880から一時1.1790へ下落した。引けは1.1820近辺。

この日はFOMCの2日目が開催され、結果、現状の政策は据え置き。注目されたフォワードガイダンスについては、声明文で、完全雇用の達成とインフレ目標2%を適度にしばらく上回るまで現在の政策を継続する、と明確に記し、先般発表された新たな政策枠組み・パウエル議長の発言を会合として追認した。

メンバーの予測では2023年までゼロ金利継続が大勢。一方、パウエル議長は会見で、現状の政策は強力でこれを継続する、とし、景気には財政政策が不可欠、として追加対策への期待、早期施行に期待感を込めた。

米国株はまちまち。NYダウはFOMCの結果・声明文を受けて上昇したが、その後の会見を受けて上げ幅を縮小。前日比+37ドルの28,032ドル。

発表された小売売上高(8月)が前月比+0.6%と前月の伸び(+1.2%から+0.9%に下方修正)から鈍化したことも嫌気された。失業給付金上乗せや小規模企業支援の失効がマイナス要因となったとの見方。

ナスダックは下落。前日比▲140ドルの11,050ドル。会見を受けて長期金利10年債利回りが0.70%に上昇したことを受けてハイテク株が下落した。FOMCの結果には新味なく、追加緩和期待が挫かれるなか材料出尽くし、長期金利の上昇となってドルは支えられた。

木曜日の東京市場では海外市場での流れ余韻でユーロ安ドル高が進んだ。ユーロドル相場は1.1820で始まり1.1740へ。ユーロ円相場は124円ちょうど近辺から123円40銭へ。ドル円相場は104円90銭台~105円10銭で推移した。

ただその後はドルが反落。ドル円相場は105円割れ、104円70銭~80銭でのもみ合い。

ユーロドル相場は反発して1.1810へ、1.18ちょうどを中心に上下。ユーロ円相場は123円40銭~70銭で方向感なく上下した。

日経平均は23,400円近辺で始まり300円~400円で上下。後場は23,300円台前半でもみ合いそのまま引けた。前日比▲156円安の23,319円。

日銀はこの日政策決定会合の2日目を終え、政策変更はなし。黒田総裁は、引き続き政府と連携して政策運営を行う、とした。

欧米市場では株価が軟調。イギリスでは英国中銀BOEがマイナス金利の導入を検討すると伝えられ、金融株中心に下落。ドイツ株も下落。

米国株は3指数がそろって下落。FOMC後に伸び悩んだハイテク株の売りが続いた。ナスダックは続落、前日比▲140ドルの10,910ドル。NYダウは▲400ドルで始まり一時は前日比プラスに転ずる場面もあったが結局はマイナス。前日比▲130ドルの27,902ドル。

ワクチンの年内の供給可否を巡り情報が錯綜したこと、経済指標が冴えなかったことが嫌気された。

住宅着工件数(8月)は季節調整済み年率換算で1,416千戸と前月1,496千戸から減少。フィラデルフィア連銀製造業景気指数(9月)は15.0と前月17.2から悪化。

週次失業保険新規申請件数は860千件と前週893千件からやや減少、継続受給者数は12,628千件と前週13,385千件から減少したものの依然として高水準だった。

米10年債利回りは一時0.6%台前半に低下したが反発して0.69%と前日とほぼ同水準。ドル円相場は104円50銭台に下落した後80銭に反発し、104円70銭近辺で引け。ユーロ円相場は123円30銭台から反発して124円10銭。ユーロドル相場は1.1850に上昇した。

金曜日の東京市場のドル円相場は104円70銭台で始まり80銭近辺で小動き推移。ユーロ円相場は124円10銭で始まり20銭中心でもみ合い。ユーロドル相場は1.1850中心でもみ合いの後、1.1840~70で上下した。

日経平均は米国株安にもかかわらず、23,300円台後半で高寄り。その後は23,300円~350円でもみ合い、引けは23,360円近辺。

欧州時間が始まる午後15時頃から円が全面高。ユーロ円相場は123円50銭に下落。ドル円相場は104円30銭に。ユーロドル相場はやや下落して1.1830。その後円高は一服。

ユーロ円相場は持ち直し、米国市場には124円ちょうど近辺に上昇。引けは123円80銭。ドル円相場は104円40銭中心にもみ合い、その後さらに上昇して104円60銭近辺で引け。ユーロドル相場も下げ止まり1.1860中心にもみ合い、引けは1.1840だった。

米国株はこの日も3指数がそろって下落。ハイテク株は大きく調整。朝方から軟調で引けにかけて持ち直すもナスダックは前日比▲1%。

▲117ドル安の10,793ドル。NYダウは前日引値近辺で寄り付いたが後場にかけて下落。引けにかけ持ち直したが▲244ドルの27,657ドルで引けた。

米商務省はティックトックやウィーチャットの国内ダウンロードを禁止。米中対立懸念が強まった。

またこの日は株価指数、個別株の先物、オプション取引の期限を迎え、下落につながったとの見方も。米10年債利回りは0.69%で変わらず。ミシガン大学消費者信頼感指数(9月)は78.9と前月74.1から改善した。

◆今週の3つの注目ポイント


1.パウエル議長議会証言、当局者発言

FOMCが終わり、当局者の発言禁止期間は終わり。今週は地区連銀総裁や連銀理事、副議長などの発言が相次ぐ。パウエル議長は、火曜日に下院金融委員会で、木曜日に上院銀行委員会で、それぞれ半期に一度の議会証言を行う。ムニューシン財務長官も証言。

FOMCでは完全雇用の達成とインフレ目標のオーバーシュート容認を声明に明確に盛り込んだ。追加緩和の可能性はもちろん排除されていないが、次は財政政策の出番とのニュアンスも感じられたが、スタンスはどうか。他の連銀総裁、理事、副議長の考え方はどうか。

長期金利低下一服感が強まるようなら、引き続きハイテク株の調整が続く可能性。ドル先安感の一服が強まる可能性。ハト派発言が続くようなら市場に安心感、リスク回避一服も。

2.米国の経済指標

米国では景気回復の勢いにやや懸念が生じている。追加経済対策の合意がならないなか、すでに失業給付金上乗せの失効、小規模企業救済の失効、業績全般の回復鈍化、などが、雇用や所得の回復に陰りをもたらす可能性がある。

市場全体が金融緩和頼みから脱して景気回復・業績主導のリスク選好を持続できるか。指標は気になるところ。

月曜日 シカゴ連銀全米活動指数(8月)

火曜日 中古住宅販売(8月、季節調整済み年率換算、予想600万戸、前月586万戸)、リッチモンド連銀製造業指数(9月)

水曜日 住宅価格指数(7月)、PMI景況感指数(9月、製造業、予想53.2、前月53.1、サービス業、予想54.7、前月55.0)

木曜日 新築住宅販売(8月、季節調整済み年率換算、予想900千戸、前月901千戸)、週間新規失業保険申請件数

金曜日 耐久財受注(8月、前月比、予想+1.5%、前月+11.4%)

3.欧州の経済指標など

欧州でも景気回復基調が続いているが、足元では感染が再拡大するなど懸念材料も生じている。ユーロ高に対してECB当局者の警戒発言もみられた。イギリスがEUと離脱条件を巡って対立姿勢を強めており、合意なき離脱の可能性が高まっていることも懸念材料だ。

月曜日 ドイツ連銀が月例報告を公表火曜日 ユーロ圏消費者信頼感指数(9月)水曜日 PMI景況感指数(9月、ドイツ、製造業、予想52.5、前月52.2、サービス業、予想52.9、前月52.5木曜日 IFO景況感指数(9月、ドイツ、予想93.8、前月92.6)、ECB経済報告EUサミット開催(イギリスの離脱問題、感染拡大について議論の見込み)

◆今週のMRA's Eye


円全面高の背景と持続性

先週はFOMCが最大の注目材料だった。もっともFRBはすでに新たな政策枠組みを発表していたことから、新たな追加緩和を打ち出す可能性は小さかった。メンバーの予測やパウエル議長のスタンスがどれほどハト派かが注目されるところ、すでに市場が織り込んだ期待を上回ることはなかった。

前週に調整色を強めていた米国のハイテク株は、週前半こそ堅調だったが、FOMC後には再び軟調となった。リスク選好が弱まるなかドル安は一服。

その傍らで際立ったのは円高。円は全面高となり、とくに海外市場での円高が目立った。こうした動きの背景を断定することはできないが、いくつかの要因を想定し、今後の円高の持続性を探ることは重要だろう。

まず大きな流れとして、ハイテク株の調整、米国株全体の軟調推移が続いている、とみてよさそうだ。少なくとも右肩上がりの相場には変調を来している。

リスク選好が後退するもとでは、それまでのリスク選好=ドル安は一服。と同時に円安とくにクロス円相場での円安・ユーロ高は一服しやすい。株価調整とともに、クロス円相場での円高がけん引するかたちでドル円相場でもドル安円高に振れやすい。

先週の動きも、ユーロ円相場の下落が円全面高を主導したようにみられ、こうした整理でひとくくりにはできる。

ただ、細かくみれば、米国株が堅調だった週前半でも円高の動きはみられ、必ずしもそうした相関で説明しきれないところもある。円高が生じている時間帯が欧州時間に入ってすぐ、あるいは米国時間に入ってから、ということを踏まえれば、海外勢中心、ないし海外の資本市場との関連で円高が生じた可能性を想定する必要がある。

円サイドの材料としては、先週月曜日に自民党総裁選挙が実施され、菅新政権が誕生し、安倍政権からのバトンタッチの端境期で政権始動前、政策スタンスや日銀との連携がどうか、といったタイミングだったことが挙げられる。

ドル安継続を前提として、投機筋はユーロ買いドル売りを進めてきたが、ユーロの買い持ちポジションはかつてないほどに積み上がっていた。

「ドル売りを維持したまま、買い持ちをユーロから円にシフトした」とすれば、円が独歩高となった説明はつく。

新政権のお手並み拝見というところで、投機筋がまずは円の買い持ちにシフトするタイミング、材料としては十分だ。

欧州サイドでも、感染が再拡大していること、当局者からユーロ高懸念発言がみられること、も手仕舞いのユーロ売りを誘発しやすい。ユーロドル相場が当初ユーロ安ドル高に振れ、週を通じてみればほぼ横ばいだったことも、そうした動きを説明しやすい。

シカゴ通貨先物のポジションは、最新は先週火曜日時点の数字であり、まだ十分な分析には不十分だが、若干、ユーロ買いが減少し、円買いが増加していることも伺える。

これが円全面高の主要因だとすれば、リスク選好の後退の環境のもとで、ユーロ買い持ちのポジション調整、円買い持ちへのシフト、がどこまで続くかがポイント。

米国のハイテク株の調整がどこまで続くか、あるいはそれが続いたとしてユーロ買いの減少がある程度減少するまで、ということになる。

ただポジション調整であれば長期化しトレンドを形成することは難しい。円高は短期・一時的に終わるだろう。円買いと同時にドル買い戻しも生じるので、ドル安円高はさほど深くならないと予想される。

投機筋ではなく資本の動向として円高が生じた可能性はないか。

米国株がハイテク株を中心として調整していること、一方で日本株が相対的に底固く推移していること、を併せて考えれば、海外投資家が日本株に資金をシフトしている可能性もありうる。これはのちにデータで確認する必要がある。

菅政権への期待、支持率の高さ、改革推進スタンス、などが好感されている可能性もありうる。米国での追加支援策、財政政策が大統領選挙を前に混沌としていることに比べれば、日本の政権が再び安定性を取り戻しつつあることはプラスかもしれない。

グローバルにみれば、日本株は景気敏感株に該当する。

残念ながらIT関連株の比重は低く、ハイテク株、ナスダックに対峙する位置づけだろう。

セクターローテーション、ハイテクから景気敏感へ、という資金シフトのなかで、海外勢の資金を集めやすい。

日本国内でも感染拡大は続いているが欧米に対比して比較的穏やかであることも好材料だろう。

中国景気の回復が徐々にではあるが継続していることもプラス要因だ。日本の貿易収支は予想外に黒字となったが、中国向け輸出が持ち直していることによる。米中対立の傍らで日本の対外収支・経済は悪影響を受けないとの見方も成り立つ。

これらはある程度ポジティブな日本株買い・円買いにつながるが、ただそれでも逃避需要の一環とも整理できる。であれば米ハイテク株の調整の持続性次第だ。

また景気回復の雲行きそのものが怪しくなれば日本株への資金シフトも停滞することになる。100円に接近するようなこととなれば、円高そのものが日本経済の先行き懸念の台頭につながり、株価に暗雲を垂れ込ませることとなるため、自動的に日本株買いにブレーキがかかり、同時に円買いも止まることになろう。

もうひとつ、日本の実需による円買いの可能性もある。証券投資における海外資産の売却ではなく、ビジネスベースでの株式や事業撤退・売却などにより生じる円買い。日本企業によるリパトリエーション=本国回帰による円高だ。

すでにいくつかの企業による海外株式・投資・事業売却の話が散見される。9月期末を前にしたタイミングでもあり、そうした動きが生じやすい。

この場合、まだ今年度中を通じて生じる可能性がある。年末あるいは年初の3月期末前もタイミングとして生じやすい。ただそのボリュームインパクトがどれほどかは未知数だ。またこれも手仕舞いであることから、持続性は低いだろう。

結果、足元の円高が長期トレンドとなる可能性、またドル円相場が100円に接近するのは発生確度の低いリスクシナリオと考えられるのではないか。

◆主要指標


【対円レート】
ドル :104.57(▲0.17)
ユーロ :123.83(▲0.27)
英ポンド :135.083(▲0.81)
豪ドル :76.225(▲0.36)
カナダドル :79.193(▲0.36)
スイスフラン :114.718(▲0.59)
ブラジルレアル :19.397(▲0.59)
中国人民元 :15.424(▲0.07)
韓国ウォン(日本円=100) :8.976(+0.03)

【対ドルレート】
ユーロ :1.184(▲0.001)
英ポンド :1.2917(▲0.006)
豪ドル :0.7289(▲0.002)
カナダドル :1.3204(+0.004)
スイスフラン :0.9116(+0.003)
ブラジルレアル :5.3899(+0.150)
中国人民元 :6.7692(+0.005)
韓国ウォン :1160.48(▲13.90)

【主要国政策金利】
米国 :0.25
ユーロ :0.00
日本 :0.00

【主要国長期金利】
米10年債 :0.69(+0.01)
米2年債 :0.14(+0.00)
日本10年債利回り :0.02(▲0.00)
日本2年債利回り :0.02(+0.00)
独10年債利回り :▲0.49(+0.01)
独2年債利回り :▲0.70(+0.00)

【主要株価指数・ビットコイン】
NY ダウ :27,657.42(▲244.56)
NASDAQ :10,793.28(▲117.00)
S&P500 :3,319.47(▲37.54)
日経平均株価 :23,360.30(+40.93)
ドイツ DAX :13,116.25(▲91.87)
インド センセックス :38,845.82(▲134.03)
中国上海総合 :3,338.09(+67.66)
ブラジル ボベスパ :98,289.70(▲1,808.10)
英国FT250 :17,569.68(▲168.04)
ビットコイン :10890.68(▲47.91)

【主要商品価格】
WTI :41.11(+0.14)
Brent :43.15(▲0.15)
米ガソリン :123.66(+1.22)
米灯油 :115.90(▲0.08)

金 :1950.86(+6.42)
銀 :26.78(▲0.25)
プラチナ :931.20(▲8.48)
パラジウム :2360.88(+28.46)
銅 :6801.00(+64:32.5B)
アルミニウム :1785.50(+3:40.5C)
※貴金属はニューヨーククローズ。ベースメタルは3ヵ月公式セトル価格。
※C=Cash-3M コンタンゴ、B=Cash-3M バック

シカゴ大豆 :1043.50(+15.00)
シカゴ とうもろこし :378.50(+3.25)
シカゴ小麦 :575.00(+18.75)

※全ての価格は注記が無い限り、取引所で取引される通貨建。
※限月交代に伴う価格の不連続性は考慮されていません。予めご容赦ください。
※ 「休場」となっているものは、取引所が休場ないしはデータ更新時点で最新データを取得できなかった場合を指します。