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リスク選好維持されるなかでドル安一服
  • MRA外国為替レポート

2020年8月24日号

◆先週の市場総括


先週は、前半は米中協議の延期や米国の追加経済対策の与野党合意が先送りとなったことで、前週に上昇していた米長期金利が低下。景気敏感株が軟調、良好な業績見通しからハイテク株が堅調となった。

ナスダックは史上最高値を更新。ハイテク主導でS&P500も史上最高値を更新した。NYダウは軟調。

全体としてリスク選好が維持されるなか、米長期金利が低下したことでドルが全面安に。ドル円相場は106円台半ばから105円近くまで下落。ユーロドル相場は1.18台半ばから1.19台半ばへユーロ高ドル安が進んだ。

しかし水曜日に公表されたFOMC議事録でイールドカーブコントロールに否定的な見方が示され、市場のハト派期待が後退。米長期金利が上昇し、株価は調整、ドルが反発した。ドル円相場は106円台を回復。ユーロドル相場は1.18台へ反落。

その後は米国の経済指標がしっかり。米国株が持ち直し。リスク選好が強まったが、一方で欧州の経済指標が弱めだったことでユーロドル相場は1.18割れ。ドルは堅調を維持したまま。ドル円相場は105円80銭で引けた。

日経平均は決算一巡で手がかり難。米国株の動向を傍目に23,000円近辺で推移した。

月曜日の東京市場では日経平均が軟調。先週に大きく上昇した反動で利益確定売りが先行。23,200円近辺で安寄りした後、23,100円~150円で推移。引けは23,100円近辺。

ドル円相場は106円50銭~60銭で上下。夕刻から欧州市場にかけて下落基調で106円30銭台に。

ユーロ円相場は126円20銭で始まり40銭に小幅上昇したが反落して126円ちょうど~10銭で推移した。ユーロドル相場も1.1840で始まり60に上昇したが1.1830~50で上下した。

欧米市場では米国株がまちまち。ハイテク株は堅調、ナスダック指数は史上最高値を更新。一方、景気敏感株は反落。米中協議が延期になったことが重石。

NYダウは全種末比▲86ドルの27,845ドル、ナスダックは+110ドルの11,129ドル。リスク選好が強まったことでドルは軟調。ユーロドル相場は1.1860~80で推移し引けは1.1870。

ドル円相場は106円ちょうど近辺でもみ合い。ユーロ円相場は125円70銭に下落した後反発して80銭~90銭で推移した。

米10年債利回りは0.70%割れに低下して0.69%。金相場は+48.9ドル上昇し1,998.7ドル。

発表されたNY連銀製造業景気指数(8月)は3.7と前月17.2から悪化。先行き見通しや新規受注が悪化し、予想を下回る弱い数字だった。

火曜日の東京市場では株価が軟調に推移するとともに円が全面高となった。米中対立が強まる懸念や米国景気のもたつきを嫌気してリスク選好が後退した。

日経平均は前日引値近辺23,100円で寄り付いた後下落して23,000円割れ。後場に持ち直し大台は回復したが引けは23,050円。

ドル円相場は106円ちょうど近辺で始まり夕刻欧州時間に入る頃には105円40銭に下落した。

ユーロ円相場は125円80銭~90銭で始まり125円40銭へ。ユーロドル相場は1.1870で始まり堅調。1.1890近辺でもみ合い。欧州市場に入る頃にはユーロドル相場は1.19へ。さらに米国市場に入って1.1960へ上昇した。

ドルは軟調。ドル円相場は105円40銭近辺でもみ合い推移。ユーロ円相場は126円に上昇したが、125円70銭~80銭でもみ合い引けた。

米国株はこの日もまちまち。ハイテク株中心に堅調でナスダックは続伸し前日比+81ドルの11,210ドルで史上最高値を更新。景気敏感株は軟調。追加経済対策の合意が9月にずれ込むとの見方が重石。

NYダウは▲67ドル安の27,778ドル。S&P500指数は史上最高値を更新した。

米10年債利回りは小幅低下して0.67%。金相場は続伸して2013.1ドルと2,000ドルの大台を回復した。

発表された米国の住宅着工件数(7月)は季節調整済み年率換算で1,469千件と前月1,186千件から大幅に増加して予想を上回る強い数字だった。

水曜日の東京市場では朝方にやや円高に振れた。ドル円相場は105円40銭で始まり105円10銭へ、ユーロ円相場は125円80銭から60銭へ下落した。その後は円高が一服し、ドル円相場は105円60銭へ、ユーロ円相場は126円ちょうどへ持ち直したが、ともに上値は重く欧米市場にかけて再び円高に振れた。

その傍らでユーロドル相場は1.1930~50でもみ合い方向感なく推移した。

日経平均は23,000円割れで安寄りしたが持ち直して23,100円~200円でもみ合い小動き。引けは23,110円近辺。米国の景気敏感株低迷が上値を抑制した。

夕刻以降、米国市場に入る頃にはドル円相場は105円20銭へ、ユーロ円相場は125円50銭台に下落。その後は米長期金利の反発からドルが堅調となった。

米国株は3指数がそろって下落。NYダウは3日続落。公表された7月のFOMC議事録(7月28日・29日開催分)において、イールドカーブコントロールに否定的な見解が示され、長期金利は低水準にあるとの意見もあり、市場のハト派期待・追加緩和期待が裏切られたことが主因。米10年債利回りは0.685%に上昇。

金利上昇を嫌気してナスダックは前日比▲64ドルの11,146ドル。NYダウは▲85ドルの27,693ドル。

ドルは金利上昇・株安を追い風に反発。ドル円相場は105円70銭台でもみ合い、さらに106円10銭に上昇して引け。ユーロドル相場は1.1830~60へユーロ安ドル高。引けは1.1840。ユーロ円相場は125円90銭から40銭へ下落して、引けはやや戻し125円60銭~70銭。

木曜日の東京市場では為替相場は小動き。ドル円相場は106円ちょうど~10銭でもみ合い小動き、やや弱含み、夕刻は105円90銭。

ユーロ円相場は125円60銭~70銭でもみ合い、夕刻は125円30銭~50銭。ユーロドル相場は1.1840~50でもみ合い、1.1830~40へ小幅低下した。

日経平均は23,000円近辺で小幅安寄りの後に下落。22,850円~900円で上下し、引けにやや戻して22,940円で引けた。前日の米国株が下落、決算通過で材料の乏しい状況で手掛かり難となるなか、薄商いのなか軟調となった。

欧州市場に入るとユーロがやや下落。公表されたECB議事録(7月15日・16日)で、資産購入プログラムの規模は目標というより上限、との意見がみられた。

米国市場では長期金利がやや低下に転じ、米国株はハイテク株中心に3指数がそろって上昇。

発表されたフィラデルフィア連銀製造業景気指数(8月)は17.2と前月24.1から低下して予想を下回る弱めの数字。週次の新規失業保険申請件数は1,106千人と前週971千人から再び増加。継続受給者数は14,844千人と前週の15,486千人から減少したものの、依然として高止まり、雇用改善ペースが緩慢であることを示した。

こうした数字が嫌気されて景気敏感株は軟調だったが、大型ハイテク株が上昇の支えとなった。

米10年債利回りは0.652%。ユーロドル相場は1.1810割れに下落していたが1.1850~60に戻してもみ合い。ドル円相場は小動きのなか105円80銭に弱含み。ユーロ円相場は125円10銭に下落した後、戻して50銭近辺でもみ合い引けた。

金曜日の東京市場では日経平均が23,000円の大台を巡り上下。23,000円台に乗せて寄り付き23,100円に上昇したが反落。22,900円台前半~23,000円で上下し、引けにかけて軟調で大台を維持できず22,920円。

ドル円相場は105円80銭で始まりじり安。夕刻、欧州市場に入った頃は105円50銭。

ユーロドル相場は1.1860で始まりジリ高。ドルが総じてやや軟調。夕刻は1.1880。ユーロ円相場は125円40銭~50銭でもみ合い。その後、欧州時間が始まって発表された欧州のPMI景況感指数(8月)が弱かったことでユーロ安が進んだ。欧州株も下落。

ユーロ圏PMI(8月)は製造業が51.7と前月51.8から概ね変わらなかったが改善予想に届かず。一方サービス業は50.1と前月54.7から大きく悪化し、かろうじて景況感の分かれ目である50を維持。総合指数は54.9から51.6へ悪化した。

その後に発表された米国のPMIは欧州とは対照的に良好。製造業は50.9から53.6へ、サービス業は50.0から54.8へ、総合指数は50.3から54.7へ改善。

欧米におけるサービス業の明暗が顕著となったことでドルが堅調。ユーロドル相場は1.1880から大きく下落して1.1760~80で上下。引けはやや戻して1.1800。ドル円相場は106円ちょうどに上昇し、引けはやや押されて105円80銭。

ユーロ円相場は124円50銭~80銭で上下し、引けは125円80銭。

米国株は3指数ともそろって続伸。アップルが株式分割による個人投資家の資金流入期待で大幅高。指標改善も追い風。景気敏感株も上昇。

NYダウは+190ドルの27,930ドル。ナスダックは+46ドルの11,311ドル、S&P500指数は+11.6ドルの3,397ドルで、ともに史上最高値を更新した。

この日は中古住宅販売(7月)も発表となり、季節調整済み年率換算で586万戸と前月472万戸から大幅に増加し予想を上回る強い数字だった。

◆今週の3つの注目ポイント


1.ジャクソンホール年次シンポジウム

今週27日木曜日に、毎年恒例のカンサスシティ連銀主催、ジャクソンホール年次シンポジウムが開催される。各国の金融当局者の発言機会が注目されるが、今回はFRBパウエル議長が現在の金融緩和政策やその方向性、また背景となる景気認識についていかなる発言をするか注目される。

市場では先週のFOMC議事録でイールドカーブコントロールなど追加緩和期待が後退。長期金利が上昇する場面もあった。今回の発言はなお緩和に強いスタンスを示して長期金利の低下をもたらすか。あるいはやや景気に楽観的な見方、長期金利の上昇抑制に消極的なスタンスを匂わせるか。

2.米国の経済指標

引き続き米国の経済指標はまだら模様。景気回復基調が継続しているが、回復ペースの鈍化を示す指標も散見される。指標の強弱がドルの強弱に素直に反映する動きもあり、今週もその強弱に留意を要する。

月曜日 シカゴ連銀景気指数(7月)

火曜日 ケースシラー住宅価格指数(6月、前年同月比、予想4.0%、前月+3.7%)、消費者信頼感指数(8月、予想93.6、前月92.6)、新築住宅販売(7月、季節調整済み年率換算、予想750千戸、前月776千戸)、リッチモンド連銀製造業指数(8月)

水曜日 耐久財受注(7月、前月比、予想+3.3%、前月+7.3%)

木曜日 GDP(4-6月期)改定値、中古住宅販売(7月)、カンザスシティ連銀製造業指数(8月)、週間新規失業保険申請件数・継続受給者数

金曜日 個人所得・消費支出(7月、前月比、予想▲0.2%・+1.5%、前月▲1.1%・+5.6%)、シカゴ購買部協会景気指数(8月)

3.欧州の経済指標

先週はPMI景況感指数の弱さがユーロ高一服、反転下落のきっかけとなった。今週の経済指標がさらにユーロの調整を後押しする弱さを示すか。火曜日にドイツGDP(4-6月期)、IFO景況感指数(8月、予想89.3、前月90.5)、が発表される。

◆今週のMRA's Eye


リスク選好維持されるなかでドル安一服

米国の長期金利は前週に底打ち・上昇したが、先週は米中協議の先送りや追加経済対策与野党合意が先送りとなったことでやや低下した。

ただ7月のFOMC議事録でイールドカーブコントロールに否定的な見解が示されていたこと、現状の長期金利水準について十分に低いとの認識が示されたこと、から低下には歯止め。

今後、追加緩和姿勢がより明確に示されるなど追加材料がばければ、再び低下トレンドをたどり、史上最低水準を試すことは難しそうだ。

米国株は、景気敏感株が経済対策先送りで上昇のきっかけを失い、勢いを削がれた。前週までは、相場材料の変化、金融緩和・イールドカーブコントロールから財政拡大・追加経済対策へ、と市場の注目がシフト。ハイテク株売り・景気敏感株買い、のセクターローテーションの動きが強まりかけた。

しかし先週はそうした動きにブレーキがかかり、なおもハイテク株主導の株高が続いた。

そうしたなかで景気敏感株の救いとなったのが強めの経済指標。雇用情勢の改善ペースは緩慢で、なお雇用の水準は危機前にほど遠い。

しかし米国の経済指標全体を見渡すと強弱混在。実数値・ハードデータの回復はなお捗々しくないが、景況感指数などソフトデータは景気回復基調の継続を示し、株価を支えている。

米国株の上昇エンジンが、金融緩和から財政拡大ないし景気回復・強い経済指標へ、とシフトするのであれば、為替相場の状況、ドルの強弱に変化が生ずる。

FRBの金融緩和・長期金利低下主導での株高であれば、傍らでドル金利低下によるドル安を伴う。

リスク選好とドル安が併存することで、市場の、リスク選好=ドル安、とのコンセンサスが強化される。

しかし株価上昇が金融政策離れし、財政政策・追加経済対策への期待にシフトすれば、株価上昇・リスク選好=ドル安、が機能しなくなる。

財政拡大は債券発行増加・債券需給の緩和から長期金利に上昇圧力をかけやすい。そこまで需給に影響しないまでも、少なくとも長期金利低下期待には歯止めをかける。

財政拡大は株価にプラスだが、長期金利低下が限界ないし金利底打ち・反発期待が強まれば、その点は株価にマイナスとなる。業績改善・企業業績の改善のプラス効果、長期金利上昇によるマイナス効果、双方を比較して株価にとってネットでプラスかマイナスか。

金利低下主導・景気悪化のなかでも選別的に買われた大型ハイテク株との対比で、景気敏感株がどれほど勢いを取り戻せるか。相対的・限界的な強弱の変化によって、セクターローテーションの動きが再び強まるか。

こうした状況になれば、株高・リスク選好=金利上昇=ドル高、となりうる。リスク選好=ドル安、との見方・ポジションは痛手を負う可能性がある。

とくに米国経済がひとり勝ちの様相を示し始めればなおさらだ。

この間、米国では感染が再拡大し、経済活動の再開が停滞するなど、景気回復期待に暗雲が垂れ込めた。一方、欧州では感染拡大が抑制され、景気回復基調が明確になるなど、景気先行きの安心感は米国に勝るとの見方が大勢となっていた。

しかしそれを覆したのが先週のPMI景況感指数。欧州は悪化し、米国は改善。とくにサービス業の景況感は、ユーロ圏では54.7から景況感の分かれ目である50すれすれに悪化したのに対し、米国では50.0から54.8へと明確に改善した。欧米で全く逆の動きを示した。

為替市場では、ドル金利低迷主導のドル安、から、米長期金利底打ち・持ち直しによるドル反発へ、さらにファンダメンタルズ格差の逆転によるドル高へ、と、流れが変化する可能性もある。

シカゴ通貨先物において主要7通貨に対するドルポジション合計がかつてないショート=売り越しとなっているが、これはドル買い戻しによる潜在的なドルの反発力が溜まっていることを示している。

米国の経済指標が想定外に強い数字を示した場合、追加的な金融緩和期待は一段と後退し、金利頼みの株価上昇には限界がみえ、セクターローテーションが活発化し、ドルが堅調に推移する、という状況になる可能性がある。

リスク選好が維持されたまま、米欧のファンダメンタルズ格差が逆転・米国優位となることが、もっともドル円相場が上昇しやすいシナリオだ。

一方、リスクは米経済の回復停滞がより明確となるケース。まずは再び追加緩和期待が強まりドル安を促すリスクがある。欧州の指標も弱ければ、クロス円相場の調整主導で円高となりやすい。

この場合、ポジション調整はドル買い戻しを促すことからドル安円高は大きくならないと考えられるが、それでも一時的に105円割れを再び試すドル安円高となる可能性があるので留意は必要だ。

◆主要指標


【対円レート】
ドル :105.8(±0.0)
ユーロ :124.81(▲0.67)
英ポンド :138.493(▲1.31)
豪ドル :75.773(▲0.32)
カナダドル :80.291(+0.06)
スイスフラン :116.061(▲0.50)
ブラジルレアル :18.828(▲0.20)
中国人民元 :15.304(▲0.01)
韓国ウォン(日本円=100) :8.878(▲0.05)

【対ドルレート】
ユーロ :1.1797(▲0.006)
英ポンド :1.309(▲0.012)
豪ドル :0.7161(▲0.003)
カナダドル :1.3177(▲0.001)
スイスフラン :0.9116(+0.004)
ブラジルレアル :5.621(+0.062)
中国人民元 :6.9194(+0.004)
韓国ウォン :1186.35(▲0.59)

【主要国政策金利】
米国 :0.25
ユーロ :0.00
日本 :0.00

【主要国長期金利】
米10年債 :0.63(▲0.02)
米2年債 :0.14(+0.00)
日本10年債利回り :0.03(▲0.00)
日本2年債利回り :0.03(+0.00)
独10年債利回り :▲0.51(▲0.01)
独2年債利回り :▲0.68(▲0.01)

【主要株価指数・ビットコイン】
NY ダウ :27,930.33(+190.60)
NASDAQ :11,311.80(+46.85)
S&P500 :3,397.16(+11.65)
日経平均株価 :22,920.30(+39.68)
ドイツ DAX :12,764.80(▲65.20)
インド センセックス :38,434.72(+214.33)
中国上海総合 :3,380.68(+16.78)
ブラジル ボベスパ :101,521.30(+53.40)
英国FT250 :17,577.68(+81.25)
ビットコイン :11621.41(▲241.67)

【主要商品価格】
WTI :42.34(▲0.24)
Brent :44.35(▲0.55)
米ガソリン :128.41(▲1.24)
米灯油 :120.80(▲3.87)

金 :1940.48(▲6.78)
銀 :26.79(▲0.46)
プラチナ :922.31(+0.70)
パラジウム :2182.73(▲1.27)
銅 :6542.00(▲43:22.5B)
アルミニウム :1761.50(▲30:39C)
※貴金属はニューヨーククローズ。ベースメタルは3ヵ月公式セトル価格。
※C=Cash-3M コンタンゴ、B=Cash-3M バック

シカゴ大豆 :900.75(▲2.25)
シカゴ とうもろこし :327.00(+2.50)
シカゴ小麦 :527.25(+7.75)

※全ての価格は注記が無い限り、取引所で取引される通貨建。
※限月交代に伴う価格の不連続性は考慮されていません。予めご容赦ください。
※ 「休場」となっているものは、取引所が休場ないしはデータ更新時点で最新データを取得できなかった場合を指します。