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新型コロナウイルス対策と欧州統計減速で下落
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2020年3月18日 第1708号

◆昨日のベースメタル市場総括


「新型コロナウイルス対策と欧州統計減速で下落」

新型コロナウイルス対策強化による経済活動強制停止拡大。
中国はコロナウイルスの拡大がピークを過ぎたようだが、米国は欧州との渡航制限を決定、欧州も国境の封鎖に動く国が増えるなど、輸送燃料需要の減少観測が強まっていることは、原油価格の下落要因に。

欧州経済統計悪化を受けた景気への懸念。
コロナウイルスの影響を受け始めた統計の発表が始まったが、独ZEW景況感指数は期待指数が▲49.5(市場予想▲30.0、前月8.7)、現況指数が▲43.1(▲30.0、▲15.7)と市場予想・前月とも下回ったことは景気循環系商品価格の下落要因に。

中国の工場再稼働観測を受けた安値拾いの買い。
中国のコロナウイルスの感染拡大ペースは鈍化、政府の報道通りであれば4月頃に終息すると見られ、工場が部分的にでも稼働を再開していることは、実需筋の安値拾いの買いを誘い、価格の上昇要因に。

◆今日のベースメタル市場見通し


「米統計減速とドル高進行で軟調も中国再稼働で底堅い」

米新築住宅販売は減速の見込み。
2月の米住宅販売は、着工件数が前月比▲4.3%の15万戸(前月▲3.6%の15万6,700戸)、着工許可件数は▲3.2%の15万戸(+9.2%の15万5,100戸)が予想されており、減速の見込みであり工業金属価格の下落要因に。

ドル需給ひっ迫と欧州の減速を受けたドル高の進行。
危機に備えるドル需要は旺盛なこと、欧州ZEW景況感指数が発表されたが、コロナウイルスの影響を受けて減速の可能性がたかまっていることは、ドル高を進行させ、ドル建て資産価格の下落要因に。

売られすぎからの買戻し。
週末から月曜日にかけて実施された、コロナウイルス対策や金融緩和措置がまったく評価されず、大幅な下落となったが、冷静に考えると景気にとってはプラスであり、さすがに買戻しが入りやすい水準に低下していることは、リスク資産価格の上昇要因に。


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