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株価急落とコロナウイルス拡大防止策の拡大で下落
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー)

2020年3月17日 第1707号

◆昨日のエネルギー市場総括


「株価急落とコロナウイルス拡大防止策の拡大で下落」

株価急落によるリスクオフの動き。
日曜日にFRBが緊急利下げを実施、量的緩和にも踏み切ったが逆に「市場が知りえない悪い情報を有しているのでは」「金融政策で切れるカードが無くなった」と市場の疑心暗鬼を生む結果となり、株価が急落したことはリスク資産価格の下落要因に。

新型コロナウイルス感染拡大防止の動きによる需要減少。
米国は欧州との渡航制限を決定、欧州各国は国境封鎖に動いており、輸送燃料需要の減少観測が強まっていることは、原油価格の下落要因に。

中国の重要統計は市場予想を下回る。
エネルギーのフロー需要の指標である工業生産は前年比▲13.5%と市場予想の▲3.0%を大きく下回り、エネルギーのフロー需要の指標である小売売上高は▲20.5%(▲4.0%)と大幅に減速したことは、原油価格の下落要因に。

◆今日のエネルギー市場見通し


「売られすぎによる買戻しで上昇も、需給緩和観測続き軟調」

新型コロナウイルス対策強化による経済活動強制停止拡大。
中国はコロナウイルスの拡大がピークを過ぎたようだが、米国は欧州との渡航制限を決定、欧州も国境の封鎖に動く国が増えるなど、輸送燃料需要の減少観測が強まっていることは、原油価格の下落要因に。

OPEC・非OPECは増産合戦を開始。
OPECと非OPECの交渉は決裂、サウジアラビアは1,230万バレルまでの増産のほか、1,300万バレルに生産能力を拡充、UAEも増産に舵を切り、ロシアも50万バレルの増産を検討するなど、増産合戦が起きていることは原油価格の下落要因に。

売られすぎからの買戻し。
週末から月曜日にかけて実施された、コロナウイルス対策や金融緩和措置がまったく評価されず、大幅な下落となったが、冷静に考えると景気にとってはプラスであり、さすがに買戻しが入りやすい水準に低下していることは、リスク資産価格の上昇要因に。


昨日発表のニュース一覧(総合・エネルギー)/主要指標/セクター別パフォーマンス/CFTC投機筋ポジション/米原油石油製品在庫など、詳しい解説は「MRA商品レポート for MANAGEMENT」にてご確認いただけます。
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