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各国のコロナ対策期待を受けた株価上昇で買戻し
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(エネルギー・週末版)

2020年3月16日 第1706号 週末版

◆昨日のエネルギー市場総括


「各国のコロナ対策期待を受けた株価上昇で買戻し」

各国のコロナウイルス対策強化による株価上昇。
米国は国家非常事態を宣言、欧州も国境封鎖やそれに伴う景気悪化を下支えするため財政出動を容認する方針など、コロナウイルス対策に直接切り込んできたことは、投資家のリスク回避姿勢を強め株価を押し上げ、ファイナンシャルな面で景気循環系商品価格の上昇要因に。

新型コロナウイルス感染拡大防止の動きによる需要減少。
米国は欧州との渡航制限を決定、欧州はシェンゲン協定はあるものの、緊急事態として国境封鎖に動くなど、輸送燃料需要の減少観測が強まっていることは、原油価格の下落要因に。

OPEC・非OPECは増産合戦を開始。
OPECと非OPECの交渉は決裂、サウジアラビアは1,230万バレルまでの増産のほか、1,300万バレルに生産能力を拡充、UAEも増産に舵を切り、ロシアも50万バレルの増産を検討するなど、増産合戦が起きていることは原油価格の下落要因に。

◆今日のエネルギー市場見通し


「コロナ対策期待も、経済活動停止は続きもみ合い」

新型コロナウイルス対策強化による経済活動強制停止拡大。
中国はコロナウイルスの拡大がピークを過ぎたようだが、米国は欧州との渡航制限を決定、欧州も国境の封鎖に動く国が増えるなど、輸送燃料需要の減少観測が強まっていることは、原油価格の下落要因に。

中国の工業生産・小売売上高は減速の見込み。
今後、「日米欧で起きることの先行指標」である中国の統計のうち、エネルギーのフロー需要の指標である工業生産は前年比▲3.0%、小売売上高が前年比▲4.0%と減速見込みであり、エネルギー価格の下落要因に(先日のPMIを見るに、この予想よりも悪い可能性は高い)。

各国のコロナ対策期待を受けた株価の戻り。
週末金曜日はコロナウイルスへの対策が世界各国で行われることを材料に株価が上昇、週明けも売られすぎからの買い戻いが続くと予想されることは、リスク資産価格の上昇要因に(ただし「期待」であり、戻りが大きかったことから週明けは下落の可能性も否定できず)。


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