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金融当局・政府の対応策にも市場の混乱続く
  • MRA外国為替レポート

2020年3月9日号

◆先週の市場総括


先週もリスク回避により市場の混乱が続いた。新型ウィルス感染が米国に拡大、政策対応、協調利下げなどの動きが好感される場面もあったが、緊急利下げでむしろ不安感が拡大するなど市場心理は回復せず。NYダウは2,000ドルの幅を上下する極めて荒い値動き。

VIX指数(恐怖指数)は週末にかけて42近辺まで上昇した。米長期金利は緊急利下げや追加利下げ期待、さらにリスク回避によって大きく低下。2年債利回りは0.5%近辺、10年債利回りは一時0.7%を割って0.77%で引けた。

米国の経済指標は概ね堅調な数字だったが、いずれも感染拡大前の数字で好感されるには至らず。為替市場ではドル安円高が進んだ。

ドル円相場は107円近辺で始まり週末にかけて一時105円を割った。引けは105円30銭。ユーロドル相場は上昇して週初の1.10台半ばから1.13台半ばに。日経平均は20,800円で安寄りし、上値が重かったものの米国株よりは値動きは落ち着き、週末の引けは20,750円近辺。

月曜日の東京市場は早朝に大きく円高に振れてスタート。週末29日土曜日に発表された中国のPMI(2月)が急激に悪化。製造業が35.7(前月50.0)、サービス業が29.6(同54.1)とかつて見たことのない数字に。これを受けて週明けは一気にリスク回避が強まった。

ドル円相場は早朝の取引が薄い時間帯に107円割れ、ユーロ円相場は118円40銭。ただその後は円安に振れた。

朝方に黒田総裁が異例の緊急談話を発表。総裁は、今後の動向を注視し、適切な金融市場調節や資産買い入れの実施を通じて、潤沢な資金供給と金融市場の安定化に努めていく方針だ、と述べた。

前週末のパウエルFRB議長の緊急会見とともに、市場ではG7による協調利下げ観測が台頭。リスク回避が緩和し円安に反転し、ドル円相場は昼には108円台を回復。夕方には108円50銭に上昇した。ユーロ円相場も120円20銭に上昇。

日経平均は20,800円で安寄りしたが反発。21,600円に上昇し、安値からの上昇幅は800円に達した。引けにかけては小緩み21,340円で取引終了。中国で景気対策期待から株価が上昇したことも後押し。

アジア時間の米10年債利回りは1.05%に低下した後に乱高下し夕刻は1.15%。欧米市場に入ってもリスク回避の緩和から株価が大幅高。

米国株は協調利下げ期待で自律反発。NYダウは前週末比+1,300ドル近い上昇。S&P500指数は3,000ドルを回復。VIX指数(恐怖指数)も6.7ポイント低下して33.42。

米10年債利回りは利下げ期待とリスク回避の緩和で不安定な動き。1.05%に低下した後、1.15%に上昇して引け。2年債は0.90%。ドル円相場は円高に振れて107円50銭~80銭で上下した後、108円30銭~40銭に反発。ユーロ円相場も119円40銭に下落した後120円60銭~70銭に反発した。

円軟化とともにユーロ上昇が後押し。ユーロドル相場はアジア時間に1.1040~60で推移し1.1080中心に上下。欧米市場ではユーロ高ドル安に振れて1.1180~1.1110。

発表された米国のISM製造業景気指数(2月)は50.1と前月50.9から小幅悪化したが景況感の分かれ目である50を維持。雇用や新規受注指数も大きな悪化はみられなかった。

ECBラガルド総裁は日本時間3日早朝に声明を発表し、景気を下支えするため行動する用意がある、と述べた。3日にはG7財務相・中央銀行総裁が緊急電話会議を行うと発表された。

火曜日の東京市場のドル円相場は108円30銭で始まり107円80銭に下落。その後は108円ちょうどに反発。ユーロ円相場も120円60銭から夕刻には119円90銭に。ユーロドル相場は1.1140中心にもみ合い夕刻には1.1100に下落した。

日経平均は21,700円近辺で高寄りしたものの反落して21,350円中心にもみ合い。後場には一段安となり21,080円近辺で引けた。アジア時間の米長期金利は低下。夕刻には10年債利回りが1.11%、2年債利回りは0.85%。

欧米市場では円高が進捗。この日、FRBは緊急会合を開催し0.50%の利下げを実施した。決定は全会一致。決定直後に株価は上昇したがパウエル議長の会見で反転急落。高値から1,000ドル近い大幅下落となった。

声明では米国経済のファンダメンタルズは引き続き強い、としたが、ウィルスが経済活動のリスクとして台頭しつつある、とされ、議長は会見で感染拡大と封じ込め策が当面経済の重石となる、と述べた。

すでに前日に利下げがある程度織り込み済みだったこと、利下げの効果・必要性に懐疑的な見方があること、緊急利下げがむしろ不確実性を高め懸念を再認識させたことなどが要因とみられた。

VIX指数は36.82に反発。米長期金利は低下し2年債利回りは一時0.65%、引けは0.70%。10年債利回りは0.94%に低下した後、1.00%近辺。

ドル円相場は107円ちょうど近辺に下落し、30銭にやや戻したものの引けは107円10銭。ユーロドル相場は1.12にユーロ高ドル安となった後は1.1150に反落し引けは1.1180。ユーロ円相場は119円60銭~120円40銭を高下。引けは119円60銭。

水曜日の東京市場のドル円相場は107円10銭で始まり一時106円90銭に下落。その後は夕刻にかけて高下しながらじり高となり107円60銭台をつけた。ユーロ円相場も119円60銭で始まり、119円80銭~90銭中心に上下した後、120円10銭に上昇。

日経平均は寄付きで20,900円に下落して始まったが持ち直し。21,100円~200円で上下して21,100円で引け。

米国では火曜日に14州で大統領予備選挙が行われ(いわゆるスーパーチューズデー)、その結果が判明。バイデン氏が躍進した。

この日の米国株は、選挙結果を受けて社会主義寄りのサンダース氏が候補となるリスクが後退し、より穏健なバイデン氏となる可能性が高まったことを好感して大きく上昇した。

またADP雇用報告(2月)では雇用者数前月比が+183千人としっかり。ISM非製造業景気指数(2月)も57.3と前月55.5から改善して2019年2月以来の高水準となった。

一方で、公表されたベージュブック(地区連銀経済報告)ではウィルス感染拡大による経済への悪影響が懸念された。米長期金利は概ね横ばい。2年債利回りは0.61%に低下した後0.69%。10年債利回りは0.93%に低下した後1.03%。

ドル円相場は107円台前半で上下して107円50銭で引け。ユーロは反落し、ユーロドル相場は1.1180から1.1100に下落し1.1130~40。ユーロ円相場は119円10銭に下落した後119円60銭に持ち直して引けた。

木曜日の東京市場のドル円相場は107円40銭で始まり70銭に上昇。米国株が大きく戻したことで安心感からやや円安。ユーロ円相場も119円60銭から120円ちょうど近辺に上昇した。

日経平均は21,400円で高寄りしたがじり安。21,250円に下落。その後引け際には持ち直して21,330円で引けた。米国株が大きく上昇したものの日経平均の反発は小幅。夕刻にかけては円が上昇した。

ドル円相場は107円30銭中心にもみ合い、夕刻には106円90銭近辺に続落してもみ合い。ユーロ円相場は119円50銭に反落し、さらに119円20銭に下落した。

欧米市場に入ると米国株は大きく反落しドル安。NYやサンフランシスコで感染が確認され、カリフォルニア州は非常事態宣言。米国内での不安、米国経済への懸念が一気に高まった。

主要3指数はいずれも3%を超える値下がり。NYダウは一時26,000ドルを割り込み下落幅は1,000ドルを超えた。引けは26,120ドル近辺。VIX指数は前日比+7.62ポイント上昇して39.61と40に迫った。

米長期金利は大幅に低下し2年債利回りは0.61%、10年債利回りは0.92%。ドル円相場はアジア時間からの下落を継続し106円ちょうど近辺へ。ユーロドル相場は上昇、ユーロ高ドル安となり1.1190中心にもみ合い、さらに1.1240へ。ユーロ円相場は119円70銭に上昇した後、119円20銭中心に上下。

ダラス連銀総裁は、今後10日から2週間の展開が重要で、何が適切か、もう少し待てるのか、判断する、と述べ、3月会合での利下げを織り込むのは尚早だ、とした。

金曜日の東京市場のドル円相場はかろうじて106円台を保つ展開の後、夕刻には105円80銭に下落。ユーロ円相場は119円20銭で始まり下落して118円90銭中心のもみ合い。ユーロドル相場は1.1240で始まり方向感なく1.1230中心に上下した。アジア時間にもリスク回避が強まり円高が進んだ。

日経平均は21,000円近辺で安寄りじり安。20,700円割れでもみ合い。引け際にやや戻して20,750円で週末の取引を終えた。

米長期金利はアジア時間でさらに低下。米2年債利回りは0.47%、10年債利回りは夕刻に一時0.70%割れ。そのタイミングでドル円相場は105円を割り込んだ。

ユーロドル相場はユーロ高ドル安。欧米市場に入ると1.1350に上昇した。ユーロ円相場は118円80銭に下落したが、その後は119円20銭に持ち直した。欧州株は下落して年初来安値。

米国では注目の雇用統計(2月)が発表された。非農業部門雇用者数は前月比+273千人と予想を上回り、前月分も上方修正された。平均時給も前月比+0.3%と予想通りで前月の+0.2%からやや加速。感染拡大前の米国の雇用情勢が引き続き堅調だったことを示した。

米国株は大幅安寄りの後下げ止まり、引け際にかけ持ち直し。NYダウは前日比▲256ドル安の25,865ドル、S&P500は▲52ドル安で2,972ドルと3,000ドルの大台を割り込んで引けた。VIX指数は前日比4.6ポイント上昇して41.94とこの間の最高値。

米長期金利はアジア時間からやや持ち直し。2年債利回りは0.51%、10年債利回りは0.77%。ドル円相場は105円ちょうど近辺で何とか踏みとどまり105円20銭~50銭で上下。引けは105円30銭。

ユーロは引け際に下落。ユーロドル相場は1.1280~90に下落して引け。ユーロ円相場も119円20銭近辺でもみ合いの後118円80銭。

この日、NY市は日本人に米国入国後14日間自主的に隔離するよう要請した。OPEC+ロシアは協調減産拡大に向けて協議したが不調に終わり原油価格は下落。WTIは42ドルを割り込んだ。

◆今週の3つの注目ポイント


1.日本の経済指標

グローバルなサプライチェーンの停滞、インバウンド需要の急減、消費者マインドの悪化や外出手控えなどで、日本経済の先行き懸念が急速に高まっている。感染拡大は鎮静化する兆しはみえず、1-3月期の景気は前期に続いて大幅なマイナスとなり景気後退局面入りが視野に入る。そうした予兆が指標に表面化し始めるか。

月曜日には国際収支(1月)が発表される。景気ウォッチャー調査は最も足が速い指標でありどこまで悪化しているか気がかりだ。

火曜日の工作機械受注(2月)はどれほど設備投資の手控えを示すか。木曜日の法人企業ビジネスセンチメントインデックス(1-3月期)はすでに大きく悪化していないか。景気悪化が顕著な兆しをみせれば、円高に歯止めをかける要因にもなろう。

2.米国の経済指標

頼みの綱である米国でも感染拡大。カリフォルニア州が緊急事態宣言を発動するなどで、米国景気の後退懸念が強まっている。なおも感染拡大の影響は含まれない指標が多いが、そろそろ足の速い指標には影響も散見されそうだ。

水曜日には消費者物価指数(2月)、木曜日には生産者物価指数(同)がそれぞれ発表される。物価指標にはウィルス感染の影響はなお表面化しにくいだろう。

一方、金曜日にはミシガン大学消費者信頼感指数(3月)が発表されるが、これは足の速い指標であり何らかの影響がみられるか。個人消費への懸念を刺激する弱い数字となれば市場の景気後退懸念を後押しする可能性がある。

3.ECB理事会・ラガルド総裁会見

木曜日にECB理事会が開催され、終了後にラガルド総裁が定例会見を実施する。すでに総裁は先週火曜日に声明を発表。状況の進展、金融政策の波及に対する影響を注意深く見守っており、必要かつ潜在的リスクに見合うかたちで適切で的を絞った対応策をとる用意がある、と表明した。

FRBがすでに利下げに踏み切ったことを受けて、ECBは何らかの緩和策を打ち出すか。あるいはなお様子見を維持して日銀同様、「実弾」の投入を躊躇するか。

なお10日火曜日にはミシガン州など6州で米大統領予備選挙が実施される。スーパーチューズデーでバイデン候補が躍進し、サンダース候補と一騎打ちの様相を呈してきた。

なおも選挙戦に残るウォーレン候補が下りていずれに着くことになるか。民主党候補の大勢が決することとなるか。

◆今週のMRA's Eye


金融当局・政府の対応策にも市場の混乱続く

FRBは緊急利下げを実施したが、市場の混乱は収まらない。実施直後に米国株は大幅下落。その後も乱高下を続けている。今回の危機が金融市場危機ではなく、実体経済危機であること、ウィルス感染拡大とそれに対する防衛措置により、経済活動が強制停止させられていることが危機の根源。

これに対して利下げや市場への資金供給は効きにくい。金融危機では金融機関におけるカウンターパーティーリスクが発生するが、今回は企業業績の悪化、企業信用の悪化によるカウンターパーティーリスクが問題になりかねない。

そうなれば、金融機関にも不良債権化として悪影響が及ぶ可能性がある。金融市場からではなく、企業取引からの金融機関への悪影響を防ぐ必要がある。

まずは政府と中央銀行が一体となって企業の資金繰り支援に動いていることは正しい。ただ資金繰りと業績は別物であり、経済活動の停止が長引けば、いずれ金融機関に影響が及ぶ可能性がある点には留意が必要だ。

その前に、金融市場において悪影響の伝播が食い止められるかも重要。リスク資産価格の下落による投資家の体力低下、VIX指数(ボラティリティ)の上昇によるリスク資産評価の悪化がリスク資産売却を加速しないか。

信用スプレッドの拡大やリスク回避が信用市場からの資金流出を促し、企業の資金調達に支障を来さないか。

こうした問題に対して、今回の局面では、中央銀行による市場・金融機関への資金供給は効かないだろう。

一方で、利下げによってリスクフリーレート、国債利回りそのものが低下すれば、スプレッドが拡大してもそれが軽微なら、国債利回りにスプレッドを加えた出来上がり金利は上昇せず、あるいは低下する可能性がある。

経済活動を活発化させるには利下げは効かないが、企業の資金調達コスト上昇を抑制するという面では効果がある。

ただ金融緩和のやり方については、果たして緊急利下げが適切だったかどうかに疑念はある。

市場参加者あるいは広く企業や消費者は不安感・恐怖心にかられている。ウィルスそのものが不明、見えない感染拡大の恐怖に晒され、先行き不透明感は高まっている。そうしたなかでの突然の政策対応は、逆に不安心理を増大させるリスクがある。

これまでのFRBによる利下げはある程度予測可能な範囲で行われてきた。市場がむしろ先走り、FRBが後追いするかたちでもあった。利下げ実施時には市場に対するインパクトは軽減されているとはいえ、その効果は着実に残った。

しかし緊急利下げとなると、予測可能性が失われるため不安心理を刺激してしまう。市場心理の鎮静化には逆効果となる。利下げでも株価が下落したのは、織り込み済みの面もあろうが、利下げによる効果があるのかという疑念とともに、そうした不安心理の高まりもあろう。

政府および金融当局は、通常なら、市場参加者や生活者以上のデータや情報を握っているとの大前提がある。

政策発動は、そうしたデータ・情報に基づく合理的な判断、的確な対応をしている、というのが一般的な考え方だ。

そこで想定外の政策に出られた場合、もしかすると何か悪いデータや予測を有しているのではないかとの疑念が生ずる。それが不安感を高める要因だ。まして何らデータや情報がないなか、あるいは市中と同程度の情報ないしそれよりも劣る状況把握のもとでとられた政策対応に対する信頼感はなく、むしろ唐突な政策発動は不安感を高める。

足元の日本政府の対応にはそうした側面はあろう。こうした混乱期には、政府・中央銀行・企業において、極力、数値化、見える化、リアルタイム化が、各経済主体の不安心理の鎮静化や、市場の混乱の鎮静化につながる。それがこの先進展するかどうか。

目先はこれから発表される経済指標とそれに対する反応が気がかりだ。不安や恐怖は先行し、データは遅行する。往々にして生ずるのは、状況悪化を先取りして市場心理が悪化しリスク回避が蔓延。そこに後から悪いデータが顕在化して、市場の不安を事後的に肯定。さらに市場心理が悪化するという悪循環。すでに中国のデータは極端な悪化を示した。

ただ政府の対策がまた強力に行われ、ウィルス感染者の増加はデータとしてピークアウトしたことを示している。また一部では企業活動再開の動きもみえる。そうした状況が市場心理の安定化につながる。

今後は米国の経済指標にも悪いデータが散見されるだろう。それが軽微なら市場が先行した不安心理はやや落ち着く可能性がある。市場では米国景気後退を織り込む動き、金利動向となっているが、現時点では行き過ぎだろう。

一方、日本経済が大きく悪化していることは確実だ。日本からの渡航禁止などが広がればさらに悪化するリスクがある。1-3月期もマイナス成長となり景気後退局面入りがデータでも確認されることとなろう。そうした状況が認識されれば円高が進行する理由はない。

足元では、盤石とみられた米国経済への不安や急速なドル金利の低下を主要因にドル高の調整、ドル安の動きとなっている。と同時にリスク回避によるポジション調整による円買いで円高も生じた。

しかし日米のファンダメンタルズや政策対応のギャップを踏まえれば、ドル安円高には限界がある。むしろドル高円安に転ずる潜在的なエネルギーが蓄えられることとなる。

ポジション調整による円買い戻しが一巡すれば、そこから積極的に円買いを進める状況ではないことから円高は一服するだろう。

先週火曜日時点ではなおシカゴ通貨先物のポジションは42千枚の売り越しと、前週の56千枚からの減少はわずかだった。ただその後週末にかけて105円を試す動きのなかでさらに減少したと推測される。

実際にどの程度まで調整が進んだかを事後的に確認できれば、円高リスクが軽減されたことは確認できる。

楽観的になれる側面があるとすれば、感染収束、企業活動再開、消費活動再開、なら急回復する素地がある点。足元ではサプライチェーンの停滞による供給ショック、人の移動の停滞による需要ショックが生じている。

しかしバブルがはじけたわけではない。過剰設備があったわけではないので調整は生じない。また家計債務の足かせもない。供給・需要、双方が壊れたわけではない。

中国での鎮静化、米国経済への影響が軽微なことが確認され、経済活動が正常化に向かえば、リスク回避は一服し、結果ドル円相場も110円に向けリバウンドする可能性はある。ただそれには3月~4月の状況・データと市場の反応の壁がある。

◆主要指標


【対円レート】
ドル :105.39(▲0.77)
ユーロ :119.05(▲0.26)
英ポンド :137.539(+0.02)
豪ドル :69.881(▲0.33)
カナダドル :78.521(▲0.64)
スイスフラン :112.271(▲0.01)
ブラジルレアル :22.753(▲0.28)
中国人民元 :15.218(▲0.19)
韓国ウォン(日本円=100) :8.856(▲0.07)

【対ドルレート】
ユーロ :1.1284(+0.005)
英ポンド :1.3048(+0.009)
豪ドル :0.6636(+0.002)
カナダドル :1.3418(+0.001)
スイスフラン :0.9383(▲0.007)
ブラジルレアル :4.6269(+0.010)
中国人民元 :6.9329(▲0.004)
韓国ウォン :1192.32(+11.02)

【主要国政策金利】
米国 :1.25
ユーロ :0.00
日本 :0.00

【主要国長期金利】
米10年債 :0.76(▲0.15)
米2年債 :0.51(▲0.09)
日本10年債利回り :▲0.12(▲0.01)
日本2年債利回り :▲0.12(+0.03)
独10年債利回り :▲0.71(▲0.02)
独2年債利回り :▲0.86(▲0.00)

【主要株価指数・ビットコイン】
NY ダウ :25,864.78(▲256.50)
NASDAQ :8,575.62(▲162.98)
S&P500 :2,972.37(▲51.57)
日経平均株価 :20,749.75(▲579.37)
ドイツ DAX :11,541.87(▲402.85)
インド センセックス :37,576.62(▲893.99)
中国上海総合 :3,034.51(▲37.17)
ブラジル ボベスパ :97,996.80(▲4,236.40)
英国FT250 :18,746.51(▲576.62)
ビットコイン :9138.35(+22.54)

【主要商品価格】
WTI :41.28(▲4.62)
Brent :45.27(▲4.72)
米ガソリン :138.90(▲13.28)
米灯油 :138.52(▲10.33)

金 :1673.83(+1.60)
銀 :17.35(▲0.09)
プラチナ :905.28(+37.73)
パラジウム :2584.13(+38.82)
銅 :5640.00(▲48:27.5B)
アルミニウム :1709.00(▲17:22C)
※貴金属はニューヨーククローズ。ベースメタルは3ヵ月公式セトル価格。
※C=Cash-3M コンタンゴ、B=Cash-3M バック

シカゴ大豆 :883.25(▲5.75)
シカゴ とうもろこし :377.25(▲7.25)
シカゴ小麦 :521.25(▲3.00)

※全ての価格は注記が無い限り、取引所で取引される通貨建。
※限月交代に伴う価格の不連続性は考慮されていません。予めご容赦ください。
※ 「休場」となっているものは、取引所が休場ないしはデータ更新時点で最新データを取得できなかった場合を指します。