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新型コロナウイルスの影響拡大と中国再稼働・ドル安でまちまち
  • MRA商品市場レポート for MANAGEMENT(メタル)

2020年3月6日 第1701号

◆昨日のベースメタル市場総括


「新型コロナウイルスの影響拡大と中国再稼働・ドル安でまちまち」

新型コロナウイルスの影響拡大を受けた経済活動の鈍化。
新型コロナウイルスが南極大陸以外のすべての大陸に拡大、治療薬がないことで事態終息のためには都市封鎖などの対策が必須で世界的にもその動きが見られていることは、需要減少観測を強め、景気循環系商品価格の下落要因に。

中国の工場再稼働観測を受けた安値拾いの買い。
中国のコロナウイルスの感染拡大ペースは鈍化、政府の報道通りであれば4月頃に終息すると見られ、工場が部分的にでも稼働を再開していることは、実需筋の安値拾いの買いを誘い、価格の上昇要因に。

米株調整と長期金利低下を受けたドル安の進行。
米国でも新型コロナウイルスの感染拡大が報告され、厳戒態勢に移る州が出始める中、株価の急落と長期金利の低下がドル安を進行させており、ドル建て資産価格の下支え要因となった。

◆今日のベースメタル市場見通し


「強弱材料混在でもみ合い」

米雇用統計は良好な水準を維持。
本日発表の米雇用統計は雇用者数の変化が前月比+17.5万人(前月+22.5万人)と減少見込みだが高い水準を維持、失業率も3.6%と低水準を維持する見込みで景気循環系商品価格の上昇要因に。ただし過去の統計であり市場の反応は限定か。

新型コロナウイルスの影響拡大を受けた経済活動の鈍化。
新型コロナウイルスが南極大陸以外のすべての大陸に拡大、治療薬がないことで事態終息のためには都市封鎖などの対策が必須で世界的にもその動きが見られていることは、需要減少観測を強め、景気循環系商品価格の下落要因に。

米株調整と長期金利低下を受けたドル安の進行。
米国でも新型コロナウイルスの感染拡大が報告され、厳戒態勢に移る州が出始める中、株価が不安定に推移し、長期金利の低下がドル安を進行させており、ドル建て資産価格の下支え要因に。


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